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株式会社岩波書店(いわなみしょてん、英: Iwanami Shoten, Publishers.)は、日本の出版社。左派政治傾向の出版社として国際的に知られる。
1913年(大正2年)8月5日、岩波茂雄が東京市神田区南神保町16番地(現・東京都千代田区神田神保町)に開いた古書店として出発。正札販売方法を採用し、注目を集めた。同年12月1日に蘆野敬三郎の『宇宙之進化』、翌1914年(大正3年)に夏目漱石の『こゝろ』を刊行し、出版業にも進出。漱石没後に『夏目漱石全集』を刊行し、躍進する。看板は漱石の筆による。
昭和時代にはしばしば、大衆的な路線を貫く講談社と対比された。
戦前には、共産主義講座派の拠点であった。
創業以来岩波書店のマークは橋口五葉が描いた「甕(かめ)」を使用していたが、1933年(昭和8年)12月10日の岩波全書の創刊からミレーの絵画『種まく人』を題材にとったマークの使用を開始(当初デザインを依頼された高村光太郎作のマークは帽子が鉄兜のようで軍国調だとして別人に依頼された。今日まで用いられているマークは児島喜久雄によるものといわれる)。
1949年(昭和24年)4月25日に株式会社に改組。社長も岩波家の世襲から脱したが、戦後も羽仁五郎の著作を出版するなど講座派の影響は持続している。
戦後は、日本の単巻辞書としては最大級の収録数である国語辞典『広辞苑』(新村出著・編)を発行している。
本社の隣には一ツ橋グループの小学館、集英社があり、2017年(平成29年)には所有していた岩波書店一ツ橋別館を小学館に売却している。
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