初の単行本は「神経衰弱ぎりぎりの男たち」1999/07二見書房出版。「高遠春加」(たかとおはるか)のペンネームでデビューし、2004年に現在のペンネームに改名。作中には過去に大きな心理的打撃を受けている人物が頻繁に登場し、その葛藤や苦悩に胸が苦しくなるほどの切なさを感じさせられる。ラストがハッピーでもアンハッピーでも大いに涙腺を刺激される作品が多く、読後感は清清しい。プレイ描写は控えめ、奇抜な設定などもなく派手さはないが、じっくり読ませる作風で人気。