「もう、いつも蓮子は呼び出しておいて時間に遅れるんだから」
「メリー、たったの3分15秒の遅刻じゃない。惜しいわね」
「惜しいって何? というか、今日は何の用かしら?」
「勿論サークル活動よ。せっかくサークルメンバー全員揃ったんだから」
「二人しか居ないけどね……ってまた何か入り口らしき所を見つけたの?」
「真是,每次莲子叫我出来结果都要迟到」
「梅莉,不是只迟到了3分15秒吗。好可惜啊」
「什么叫好可惜啊? 说起来,今天有什么事吗?」
「当然是社团活动啊。好不容易才有全体社团成员到齐的日子呢」
「虽然说只有两个人呢……算了总之又发现什么类似入口的地方了吗?」
結論は一つしかなかった。メリーが言っていた夢の世界。
美しき自然とほんのちょっぴりのミステリアス。
结论只有一个。梅莉所说的梦境世界。
美丽的自然和那一丝丝的神秘。
人里離れた山奥の神社、
楽しそうにはしゃぐ子供達、
深い緑、白く輝く湖、
紅いお屋敷、木漏れ日の下でのティータイム、
迷わせるほどの広さの竹林、天然の筍、
人を狂わす満月、
人の顔を持った人ではない生き物、
そして禍々しい火の鳥――
远离人烟的深山中的神社,
看起来很高兴的在玩耍着的孩子们,
深深的绿色,闪着银白光辉的湖,
红色的房子,树阴下的茶会,
让人迷路的广阔的竹林,天然的竹笋,
让人类疯狂的满月,
长着人类的脸却不是人类的生物,
还有那妖异的火鸟——
――メリーだけが見ているなんてずるい!
——只有梅莉一个人能看的话太不公平了!
「勿論、別の世界の入り口だったら見つけられるわよ。
ほらこんなに手掛かりだってあるんだからね」
「手掛かりって……これは私の夢の世界の品じゃないの、蓮子」
「だから、メリーの夢の世界を探しにいくのよ。
ねぇ、何でこの国の子供達が楽しくなさそうに見えるのか……
メリーに判るかしら?」
「当然,其他世界的入口的话的确已经被我发现了哦。
你看看因为有了这么多的线索呢」
「你说线索……这些不是我梦境世界的东西吗,莲子」
「所以说,我们去探寻梅莉的梦境世界啊。
听我说,为什么这个国家的孩子们看起来不快乐……
梅莉你知道吗?」
「?」
「?」
「貴方みたいな考えの学者の所為で、
夢と現を同じ物として見るようになったからよ。
夢をただの脳が見せる虚像として、現実の一生理現象に組み込んだからよ。
主観の外に信じられる客観がある。絶対的な真実がある。
主観が真実だって? 貴方の言っている事は矛盾している。その学説は間違っている。
その証拠に貴方は主観を認めないで夢にしちゃっているじゃない。
夢と現実は違う。だから夢を現実に変えようと努力出来る。
だから――子供達は笑う事が出来たの。
さぁ、眼を覚ますのよ。
夢は現実に変わるもの。
夢の世界を現実に変えるのよ!」
「是因为像你这样想的学者,
让他们把梦与现实看成了同一种东西的缘故哦。
是因为把梦当成单纯的脑中所看到的虚象,插入现实当中的一种生理现象的缘故哦。
在主观之外有着能够相信的客观存在。有绝对的真实存在。
主观是真实? 你所说的事情根本就是矛盾的。那个学说是错误的。
证据就是你不正是因为不认同主观所以才会做梦的吗。
梦与现实是不同的。所以才能够为了把梦变成现实而努力。
所以——孩子们才会欢笑啊。
来吧,睁开双眼吧。
梦是可以变成现实的。
让我们一起把梦境世界变成现实吧!」