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相続探偵

ep.5 京都 老舗和菓子屋の変―後編―

时长: / 首播:2025-02-22
相続探偵・灰江七生(赤楚衛二)は、京都の老舗菓子匠『鳳凰』の大将・百万遍紘一(大河内浩)が残した本物の遺言書を発見。「『鳳凰』の“ブランド”は正臣に、“作業場”と“売り場”は野心に」――。その“けったいな遺言”により、100年の歴史と伝統を誇る『鳳凰』が真っ二つに分かれた。

若き天才職人として将来を嘱望される妾の子・野心(白洲迅)は菓子工房を含む不動産を受け継ぎ、遊びほうけてばかりの正妻の子・正臣(小関裕太)は『鳳凰』の看板と金融資産を相続。まさに“名”と“実”を分ける相続に正臣も野心も納得し、これで一件落着……と思われたが、東京に戻った灰江のもとに、想定外の知らせが届いた。

野心は店名を『野心』に改め、今までと変わらぬクオリティーの和菓子を提供するものの、『鳳凰』のブランド力を失ったせいで客足は伸びず大苦戦。一方、正臣の店『鳳凰べっかん』は安価でとっつきやすい和菓子が人気を呼んで好スタート。意外な経営能力を発揮する正臣は、他にも支店を次々とオープンさせて大成功しているのだ。味だけなら野心の方が圧倒的に勝っているのに……『鳳凰』の看板がいかに価値あるものかを灰江は再認識するが、事態はさらに深刻化していく。

経営に苦しむ野心は、値下げを提案する周囲の言葉にも耳を貸さず、「金なんてなんとでもなる」と豪語。しかし、菓子作りしかしてこなかった野心に経営の才覚はなく、銀行からの融資も断られてしまう。

一方、正臣の店も、次第に「味が微妙」「鳳凰の暖簾は荷が重い」と酷評されるようになり、人気が急降下。このままでは正臣も野心も共倒れに……。現状を知った朝永(矢本悠馬)も「俺たちが本物の遺言書を見つけない方がよかったんだ」と責任を感じ始めてしまう。

そんな中、令子(桜田ひより)の耳に、京都にいる母(中島ひろ子)が緊急入院したとの知らせが届く。しかし、3年前の父の事件の時から母のことを許せないでいる令子は、母に会うのを拒み……。『鳳凰』の危機、令子と母の確執、どっちも放っておけない灰江が打ち出す秘策とは!?

以下、ネタバレを含みます。
再び京都へ向かうことを決めた灰江は、朝永に「世界を股にかけるビジネスマンを探してくれ」と要求。朝永は「は?何のために?」と首をかしげるが……。一方、令子は、学会に出席するために上京していた長谷川教授(髙橋洋)から、母・沙織(中島ひろ子)ががんで入院したことを聞かされるが、会いに行くのをためらってしまう。3年前の父の事件の時、マスコミから責め立てられた沙織は、父をかばうどころか「夫のミスだったとしたら、申し訳なく思います」と父を加害者だと認めるような発言をした。そのことをずっと許せないでいた令子。でも……迷う令子は、灰江から「あの事さえなければ、きっといいお母さんだったんだろ?」と背中を押され、灰江たちと一緒に京都へ向かう。

京都に到着した灰江と朝永は、菓子匠『野心』と、正臣の店『鳳凰べっかん』、それぞれの現状を見て回る。『野心』では、プライドが邪魔をして値下げに踏み切れない野心に、従業員たちが不満を募らせていた。業を煮やした母・多津子(床嶋佳子)が「安いものを作ってでも、経営を安定させんと」と忠告しても、野心は反発するばかり。残念ながら、野心は商才が全くない、ただの和菓子作りのアーティスト。

一方の正臣は、野心が修行に励んでいる間に国内外の経営者と積極的に交流し、留学先の大学ではMBAも取得。実は超一流のビジネスマンだった。しかし、その正臣の店も人気が急落。さすがに焦り始めた正臣と母・雅(山村紅葉)に、灰江が手を差し伸べる。「今の状況を招いているのは、他でもない。亡き大将の遺言のせいですよね。名と実をバラバラにした。では、なぜそんな遺言を残したのか、真相を知りたくはないですか?」。藁にもすがる思いでうなずく正臣と雅を、灰江は菓子匠『野心』に連れていく……。

そんな中、令子は一人、母・沙織の病室に駆け付けるが、直後に沙織の容体が急変。緊急オペが必要になると知った令子は「オペの執刀は、父が一番信頼していた長谷川先生にお願いしたいんです。どうか、母を助けてください!」と必死に頼み、長谷川も全力を尽くすことを約束する。

灰江は野心、多津子、正臣、雅の4人を菓子匠『野心』に集めると、「今日は、遺言書の真相を解明させてもらうつもりで、皆さんにお集まりいただきました」と宣言。「それを解く前に、お二人の今のお考えを伺いたいんです」と野心と正臣に意見を求める。しかし、いつものように母親同士がしゃしゃり出て、雅が「野心さん、ここはひとつ、その頑固そうな石頭下げて、うちの傘下に入りよし」と上から目線で言えば、多津子も「『野心』は、いずれ『鳳凰』を超えてみせます。あんたらに下げる頭なんかあらしまへん!」と意地を張る。「まあまあ」と割って入る灰江は「野心さんも正臣さんも、もう分かってるでしょ?どちらの店も、つぶれるのは時間の問題だと」。返す言葉のない野心と正臣……。その時、灰江の頼みで“世界を股にかけるビジネスマン”を探していた朝永から連絡が入る。朝永の報告を聞いた灰江は、『鳳凰』を救えると確信!先代・紘一の遺影に向かって、「大将のけったいな遺言書、いよいよ私が、解き明かしてみせましょう」――。

灰江たちのもとに朝永が駆け付け、先ほど電話で灰江に報告したことを一同に告げる。それは――「中国のある投資家が、2人の権利を買いたいと言っている」――しかも先方の提示額は『鳳凰』と『野心』にそれぞれ20億円ずつ!野心は「そんなもん、ご先祖さんが許さへん!」と反対するが、このまま何もしなければ『鳳凰』は確実につぶれる……。さらに朝永は「先方は、正臣氏のご学友だよ」とテレビ電話をつなぎ、中国の投資家シンを紹介。「シン!」と驚く正臣……。正臣の記憶では、シンは確かに『鳳凰』の和菓子の大ファン。この買収も決して悪い話ではない……が、野心は「あかん!こんな話ナシや!」と断固反対し、多津子と雅も「そうや」と同調。そして正臣も、「シン、すまないがこの話は忘れてくれ」。全員の意見が一致し、売却の話は立ち消えに。しかし、すべては『鳳凰』を救うための灰江の作戦通り……。

灰江が改めて野心と正臣に問う、「君たちは、今まで二人きりで腹を割って話したことあるのか?」。正臣は首を横に振って「母が嫌な顔をするのを見たくなくてね」と言い、野心も「うちも、散々陰口をたたかれて、母がよく泣いてるのを見てきたし」。二人とも、母親に遠慮していたのだ。息子の本音を初めて知った多津子と雅は言葉を失ってしまう……。灰江が再び問う、「結局、二人にとって一番大事なのは何だ?」。すると正臣と野心は同時に「鳳凰という伝統です」――。しかし、その伝統を今、互いのプライドや不理解が潰そうとしている。それは本当に先代の遺志なのか?考える正臣は、野心が作った菓子を一口食べ、「ふっ」と小さく笑うと、何かが吹っ切れたように一同を蔵に案内する。

正臣は蔵の中に、『鳳凰』の大看板を隠していた。いつか父の後継者にふさわしい職人が現れる時まで、この大看板は掲げまいと決めていたのだ。「この看板にふさわしい本店は、とことんクオリティーにこだわり、どれだけ赤字を出そうとも、鳳凰の他の支店が支える」――正臣が『鳳凰』の支店を増やしていたのは、経営の体質を万全にするためだった。しかし、父・紘一の死後、この大看板にふさわしい職人をいくら探し回っても、野心に勝る名匠はいなかったという……「さっき、おまえの菓子を久々に味わって確信したよ。あれは、親父の味だ。だから自信をもって言える。この『鳳凰』の看板は、野心、おまえが掲げるべきだ」――。正臣の本心を知って驚く野心。正臣は、自分に和菓子の才能がないことを分かっていて、父と野心を支えるために経営の道に進んだ。一方の野心も、和菓子作りに打ち込むしか自分の立場はないと思っていた。互いに腹を割って話すのを避けてきたことで、ボタンの掛け違いが起こっていたのだ。それが今、初めてピタリとハマった……。正臣が野心に言う、「僕の名は、正しき臣。正しく仕える副主人として僕を雇ってもらいたい。野心あふれる大将と、正しく進む臣で、『鳳凰』を世界一の和菓子屋にしようじゃないか」。正臣が差し伸べた手を、野心もしっかりと握り返し、「やらしてもらいます。ぼん」。そんな息子たちを見た多津子と雅も、これからは助け合っていこうと約束。すべてを見届けた灰江は天を仰ぎ、「万々歳だぜ、大将よ」――。

老舗菓子匠『鳳凰』の大将が残した“けったいな遺言”の真相。それは、息子たちを『鳳凰』がつぶれるかどうかの瀬戸際に立たせ、その結果、手を取り合うことを願っての遺言書だったのかもしれない。まんまとその思惑通りに動かされてしまった正臣は、野心に「まっ、仲良くやろうぜ、大将。いや、違うな、こう呼んでいいか?兄貴」。破顔一笑の正臣と、肩を震わせ号泣する野心。

一方、沙織の手術も無事成功。病室のベッドで目を覚ました沙織を、傍らで見守る令子。沙織が3年前のことを謝ろうとすると、令子はそれを遮り、「私、理不尽だらけの怒りとか悔しさを、お母さんを恨むことに向けてたのかもしれへん……。私の方こそ、ごめんね……お母さん」。そう言って、母の布団に顔を埋めて泣く令子。3年間止まったままだった母娘の時間が、ようやく動き出すのだった。

『鳳凰』の相続トラブルを解決した灰江の前に、因縁の相手・ハゲタカこと羽毛田香(三浦貴大)が現れる。「ハイエナが、鳳凰の相続ひっかき回しとると聞いてな~」。灰江の活躍が気に入らない羽毛田は、灰江の感情を逆なでするように横領弁護士呼ばわりし、「親父のバス事故の賠償金が仰山あったら、そら横領したくなる気持ちも分かるで」。……バス会社の社長だった灰江の父が起こした居眠り運転の事故……泣き崩れる母の背中……。悲惨な過去を思い出す灰江は、羽毛田を無視して足早に立ち去る。その顔を、憤怒にゆがめながら――。

吐槽箱1

#1 - 2025-2-22 22:18
Panzerance🀃(いいんです)
相続探偵#05[解][字][デ] 赤楚衛二主演!老舗和菓子屋、骨肉の相続バトルの行方は!?
2月22日(土)夜 9:00~9:54

「 ーその遺産、泣かせねーぜ」 クセ強だけど頭の切れる相続探偵・灰江七生が個性豊かな仲間と共に相続にまつわる難事件をコミカルに、痛快に、大真面目に解き明かす!

出演者
赤楚衛二 桜田ひより 矢本悠馬 三浦貴大
大塚寧々 鈴木浩介

第5話ゲスト

白洲迅 小関裕太 床嶋佳子 山村紅葉
大河内浩 池田鉄洋 中島ひろ子 高橋洋
辻晧平(ニッポンの社長) 野々村友紀子 ほか

番組内容
【第5話 京都・老舗和菓子屋の変ー後編ー】
相続探偵・灰江七生(赤楚衛二)が発見した“けったいな遺言書”により、京都の老舗菓子匠『鳳凰』が存続の危機に。『鳳凰』の“味”を継いだ妾の子・野心(白洲迅)の店は客足が伸びず、『鳳凰』の“看板”を継いだ嫡男・正臣(小関裕太)の店も人気低迷。このままでは両者共倒れに…。再び京都へ飛ぶ灰江たちが遺言の真意を暴く!そんな中、令子(桜田ひより)の母が病で入院し…
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