コダマタウンに住む小学5年生の少年。
トレードマークはトサカのように逆立った後ろ髪と、常に頭に掛けている電波を目視できる特殊なサングラス「ビジライザー」、流星を模したペンダント。
本編開始時点では学校に通っておらず、なんと引きこもりである。
ヒーロー物の主人公にあるまじき設定だが、ただ無意味に引きこもっているわけではない。
昔は明るい性格だったのだが、宇宙飛行士の父・大吾が宇宙での事故で消息を絶ったことをきっかけに心を閉ざし、不登校になってしまったのである。
近所の展望台で星空を眺めることを唯一の日課とし、頑なに学校へ行こうとしなかったが、ある日宇宙から降ってきた電波生命体・ウォーロック(以下ロック)と遭遇する。
「父の情報を知っている」という彼に協力を迫られ、父のことを教えるという条件でそれを承諾。
そしてロックと融合することでロックマンに変身し、戦いに巻き込まれていく。
父が行方不明になってからは内向的かつ無気力で、誰に対してもどこか冷めた態度を取る。押しが強い白金ルナは苦手なタイプであり、遭遇するたび『げっ』と言う位苦手。
しかし、そんな苦手なルナであっても彼女の命が危ないと思えば助けようとたり、どこか自分と似た境遇の響ミソラをかばおうとするなど、優しい一面も持ち合わせている。
「いつか父を探しに行くため」と宇宙の本を読んだり機械いじりをしたりと、陰ながら努力を重ねていたため、特に宇宙に関しては博識と言える程の知識を持つ。
また結構な怖がりであり、初めての戦闘ではメットリオにさえビビっていた。
当初は強引な性格のロックに押されて渋々ながら行動していたが、同時期に出会った父の後輩・天地やクラス委員長の白金ルナ、人気アイドル・響ミソラたちと関わったことで徐々に前向きな性格に戻っていく。
戦うことにも最初は消極的だったが、『ロックマン』の助けを信じるルナを『まもりたい』と強く思ったことをきっかけに、誰かを、何かを守るためなら敢然とFM星人たちに立ち向かうほどになる。
『3』ではロックもビビる程のマニアな面を見せたことも。
ゲーム版『1』の中盤から再び学校に通い始め、『2』では友人と旅行に行くまでになった。それ故、2以降では顔グラも書き直され、かなり明るい顔になっている。
友達も増え、特に同じ心の傷を持つが故にお互いに励まし合って成長できたミソラ、引きこもっていた時に自分に粘り強く付き合ってくれたルナとは仲が良い。
国民的アイドルとツンデレ美少女委員長に好意を寄せられるという、両手に花状態のスバルの姿に爆発しろとつぶやいたプレイヤーは数知れず。
キミたちがボクの翼だ!
ロックとも絆を深め、相棒と言ってもいいほどの仲になる。
自分を立ち直らせてくれた仲間たちには心の底から感謝しており、人と人との間に生まれる「絆」の力を信じて疑わない。
困難な局面にも立ち向かう芯の強さは、多くの人間の孤独な心を救うことになる。
だが一度立ち直っても次々と悲劇に見舞われるあたり、某上条さんもビックリな不幸体質なのかもしれない。
あまりのショックから再び引きこもったこともある。
出演