『モンスターハンター ポータブル』(MHP)で初登場したモンスター。
村クエストの序盤に一度だけ乱入モンスターとして登場するも、あまりの強さから倒す事は困難、どれだけプレイヤーが善戦しても仕様上止めを刺す事が出来ないという謎の飛竜であった。
PSP版『モンスターハンター ポータブル』とPS2版『モンスターハンター ドス』を連動することで、初めてソロプレイ専用の討伐クエストが出現し、討伐可能になる隠しモンスター。
以降は『モンスターハンターポータブル 2nd』(MHP2,MHP2G)にて一般のモンスターとして登場、その後はしばらく未登場であったが、数年のブランクを経て『モンスターハンター4』(MH4,MH4G)『モンスターハンタークロス』(MHX,MHXX)で復活を果たした。
初めは飛竜種とされていたものの、実はイャンクックと同じ鳥竜種に分類される大型モンスターであり「黒狼鳥」と呼ばれる。
主な生息地は「密林」や「森丘」などの穏やかな気候の地域だが、MHXでは「地底火山」にまで登場する。
獰猛で好戦的な性格のため生活に必要ない殺戮を多く繰り返す。そのため傷が多く、無傷な個体はめったに見られない。MHP2Gでようやく傷なし個体が目撃された。
傷あり個体の方は非常に怒りやすく、狩猟するときは一瞬の油断が命取りとなる。
イャンクックの縄張り争いに参入して、そこにいたイャンクックをすべて殺害したという報告も上がっている。
また、イャンクックのような明らかに自分よりも格下の相手だけではなく、場合によっては古龍に匹敵するほどの実力者にも臆することなく戦いを挑むことがある。
基本的な行動パターンはイャンクックと共通しているが、リオレイアの専用技である3連ブレス攻撃やサマーソルト等も使用してくる。後期の作品では更にそれらを高速化・複雑化させるなどブラッシュアップさせており、行動パターン自体が解っていても対処は簡単ではない。
寧ろ、速度や細かい部分が異なるのに動作が似ている分、逆にペースが狂う場合もある。
嘴もイャンクックのように捕食のためのようなものと違い、殺戮に適した形となっている。むしろ戦いこそが生きがいなのかもしれない。
部位や行動パターンがリオレイアにも似ているために、「リオレイアとイャンクックの隠し子」などと呼ばれることもある。勿論そんなことはない。
とはいえ、亜種同士なら一応、ピンク+青で紫にはなる為、「青クックと桜レイアの混血種」と言われることもあった。
長い間イャンクックの亜種と思われ続けてきたが、最近の研究によると別種であることが判明した(一応、生物学的には近縁な関係にあるらしく、イャンガルルガはイャンクックの巣に托卵することで子どもを育ててもらうということもしているらしい)。
尻尾はリオレイアのように毒を含み、これを使いサマーソルト攻撃をしてくる。さらにこちらの尻尾はリオレイアと違い、少しの刺激で毒を噴出するため、尻尾回転攻撃を食らっただけで毒になってしまうこともある。
また非常に硬質な甲殻を纏っており、並大抵の武器では弾かれてしまうのがオチである。攻撃を通すには最上級の切れ味を持つ大業物を用意するか、比較的軟らかい顔や尻尾の先端、翼膜の部分を攻撃するのがベストであろう。
なお、イャンクックそっくりなその見た目とあちら以上の攻撃力を持つことから、「先生」と呼ばれることの多いイャンクックになぞらえて「教官」と呼ばれることもある。
また、登場時期が一部例外を除いて狩りに慣れてきて驕りや慢心が出てくる頃合いであるため、慢心したハンターの根性を叩き直す「鬼教官」と呼ばれることもある。
毒に対する免疫が強い為か、毒状態になることは一切ない(後述のMHWでは根気よく当て続ければダメージ微笑かつ極短時間の毒状態になる時がある)。
その為、毒属性の武器で毒によるダメージを与え、徐々に体力を減らしながら攻め続ける戦法が通じない。
また、白肝や鎖骨肉、脚肉が食べられる事が判明している。
出演