「空の軌跡」は物語そのものは3rdをもって完結しましたが、大局を見れば多くの謎と伏線を残したままその解決は次回作以降へ持ち越されました。《結社》の目的とは、オリビエと鉄血宰相の対決の行方は、ギルバート君はちゃんと出世できるのかなどなど……。そしてそれら空の軌跡から継続している謎もさることながら、舞台やキャラクターを一新して綴られるであろう新しい物語にもファンの期待は高まっていることと思います。ファルコムからは英雄伝説7のリリース自体は軌跡3rd発売直後からアナウンスされていましたが、具体的な情報はこれまで何もないままでした。それがここへ来てようやくこの設定画集にて情報お披露目です。「なぜイースの特典に英伝の設定画集を付けるのか?」という疑問もありましょうが、これまでにもZweiの特典にイースのCDが付いたり、VM Japanの特典に白き魔女のCDが付いたりなど、ファルコムにはよくあることなので今さら突っ込むのは野暮というものです。
気になる内容ですが、「設定画集」と銘打っているだけあってイラストばっかりでテキストによる解説や開発中の画面写真などは一切ありません。キャラクター紹介も名前以外は一切の設定が謎です。マップデザイン画にいたっては地名さえも明かされていません。導力列車の設定画なども載っているので以前からファンの間で言われていたようにエレボニア帝国が舞台となるのは確実なようですが……。筆者的にはカメラのお姉さんが結構好きになれそうかもとか少ない情報ながらも語れそうな話題は色々あるのですが、現時点では手にした人だけのお楽しみということでネタバレは控えようと思います。
こういったものを眺めながらここはこうだろう、これはこうじゃないかと想像するというのは今のうちしかできない楽しみ方ですね。何はともあれ、新しい英雄伝説に期待して待ちたいところです。
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