【あらすじ】
ヒロインはとある山間の田舎町で、わけあって一人暮らしをしている。
慎ましく平和なだけの毎日だったが、隣に住む漣夜詩(さざなみ よし)のおかげもあり、幸せに暮らしていた。
一つだけ気がかりなことがあるとしたら、数年前から一年に一度のペースで、
若者が行方不明になってしまうこと。
それを「地元に伝わる神隠し」だと言う者もいれば「都会に憧れを抱いて勝手に出ていったのだ」と言う者もいた。
ヒロインは彼らの話を、慎ましく暮らしているだけの自分には、縁がないものだと思って聞き流していたが……。
夜詩と一緒に、自宅で夕食をとることになった夜、
金山光人(かなやま あきと)という男が、突如押し入ってくる。
光人は地主の息子であり優れた医者として、地域の尊敬を集める男。
その正体が、よもや「男女を惨たらしいめにあわせるのが趣味のサイコキラー」だとは、露ほども思われていなかった。
監禁されたヒロインと夜詩は、光人の残酷な命令を次々と実行しなければいけなくなる。
――本当の殺意はどこにあるのか。ヒロインの長い夜が始まる。
【キャラ紹介】
◆漣 夜詩(さざなみ よし)CV佐和真中
ヒロインの家の隣に住む、農業を営む青年。
数年前に都会での暮らしに疲れ、リタイアして移住してきたらしい。
一人ではあまり食べないヒロインを気にかけ、お隣さんになってからは、ほぼ毎晩料理をふるまっている。
◆金山 光人(かなやま あきと)CV皇帝
地主の息子であり、この地域では有名な病院の優秀な医者。
名のごとく素晴らしい人物だと尊敬を集めている。
しかし実態は、仲の良い男女をさらって惨たらしい実験をするのが趣味のサイコキラー。
人がどこまで献身的になれるのかに興味があり、
さらってきた者たちが苦しめば苦しむほど興奮する。
【この物語のヒロイン】
数年前から自分によくしてくれる夜詩のことを好きになったが、
妹扱いをされているのが、やや不満。
それでも好きな人と一緒にいられるだけで幸せだと思っていた。
純朴で優しい性格だが、とある確信を得てからは、光人に殺意を抱くようになっていく。
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