
この頃は色んなお出かけ先でも梅の馥郁たる香り……アンド沈丁花。
どちらも庭木や生垣なんかの植栽によく使われる花木だもんな。春の何か新しいことが待ってるような気分を盛り上げる、本当に良い香りだ。
先日は子の結婚顔合わせで赤坂の鰻屋さんに招待された。鰻も花に劣らず良い匂いだ。慶事ということで特別メニューがサーブされ、何もかも大変美味しくて感動する。これは誰かとまた来よう。そういや鰻と梅干しの食い合わせが悪いって話はあれは何でだろう。味は割と合いそうな気がするけれど。
子供たちがパートナーと仲良くニコニコしている様子ってとても良い。どの子のときもしみじみ安心して何か解き放たれるような気分になるが、もしかしたら最後の子が巣立つときには全部まとめた切なさを感じたりするんだろうか。もう、どんどん次から次へと巣立って行くからなあ。帰宅して、じっと末っ子の顔を見つめてみるが未来の心は想像もつかず。きっと、なんでもその時が来てから知るんだな。

* * * * *
(↓こんな感じになる未来があるのか?)
『秋刀魚の味』(小津安二郎)こちらの会食は鰻じゃなくて鱧だけど。