
先日、4月に植え付けたヒモトウガラシの1回目の収穫をした。
緑の薮の中で実も緑で細身で目立たないせいで、すっかり見逃してたんだ……ちょっと育ちすぎて硬めになっちゃったかな。
ここで一度全ての実をパチパチ収穫しちゃって、また次の若い唐辛子たちが成るのを待つ。

収穫した唐辛子は、口当たりが少し柔らかくなるように小鍋でサッと湯掻いて水をよく切ってから醤油漬けにしてみる。
周りにボサボサ茂っていた紫蘇の葉も加えて……ちょっと鰹節も入れちゃおうかな……それでヒタヒタになるくらいまで醤油を注いで……あ、そうだ酢もちょっと入れるか、夏だしサッパリしそうだし……って感じで、思いつきのまま適当な感じで。レシピは特にないが、自分の好きな味を作れば大丈夫。


で、翌日の晩ごはんは皮付き豚肉で魯肉飯だったんだけど。当然そこにも添えてみても美味しい。一夜漬けでもシソの風味は十分、あとはもう少し浸かったらもっと唐辛子の辛みが丸くなって美味しくなるだろうな。


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今日寄った食事処に置いてて、手に取ったら面白くてつい一気読みしてしまった本。
読むと自由な料理の楽しさを思い出す。

日々の料理に大きく2種類あって、何か作りたい特定の料理をレシピを元に作るときと、手元に材料があってそれを適当に美味しく仕上げて出すときがあると思う。この本は、その後者についての話。
野菜でも肉でも魚でも、焼いて塩するだけだったりちょっと茹でてその辺の調味料と絡めるだけだったりで、物凄く美味しく仕上がるときがあるのは日々料理する者なら誰でも経験しているところ。
だけど何となく手拍子でやれちゃうから、その理由をちゃんと把握してなくて「こないだは美味しかったなあ!素材が良かったのかな?」なんてフワッと思っちゃってるのを、「炒めるとは何か?」みたいなところから整理して、どんな食材でも・調味料が何でも、美味しさの再現性を高めてくれる感じの本だった。
サラダから炒め物や煮物まで、どんな食材・調理法でも汎用性高く。