「脚本を仕上げずに撮った映画は駄作になる」ジェームズ・ガンが批判 ─ 「この話を何度しても、まだそういうことが行われる」「腹が立つ」 Photo by Erik Drost https://www.flickr.com/photos/edrost88/53817354521/ Remixed by THE RIVER 新DCユニバースの舵取り人となるジェームズ・ガンは長年の経験を踏まえ、シリーズ展開や映画制作に堅実な姿勢だ。「脚本が完成していない映画を作らない」という持論を米NPRにて展開している。 マーベル・スタジオで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを手がけたガンは現在、対岸DCに渡って綿密な計画を立案。近年、スーパーヒーロー映画は人気のかげりが指摘されており、「マーベル疲れ」や「スーパーヒーロー疲れ」といった言葉も叫ばれるようになった。 もっともガンは、スーパーヒーロー疲

面白い物語の法則として「主役はできるだけ早く登場させて印象づけろ」というものがある。 にも関わらず、最初の『スター・ウォーズ』はこのルールを破っている。小さな宇宙船を追跡する超大型戦艦から始まり、悪の親玉に捕まるお姫様を描き、辛くも脱出するロボットのコンビを描く。 メイン・キャラクターであるルーク・スカイウォーカーが出てくるのは、映画が開始して17分が経過してからになる。 一方、『スター・ウォーズ』のオリジナルの脚本では、4ページ目からルークが紹介されるシーンがある。ほぼ冒頭から登場するのだが、このシーンは映画に入っていない。脚本家のジョージ・ルーカスは慣習に従ってルークを冒頭で出しているが、監督のジョージ・ルーカスはそうしなかった。 なぜか? 様々な説が考えられるが、『脚本の科学』によると、「その必然性が無かったから」になる。 いきなり始まる怒涛のバトル&追跡劇で息つく暇もない観客は「逃

NHKプロフェッショナルで細田守氏の特集みた。 いい話だけど、 この方式で出てくる作品の 量と質は、もう限界に来ている。 宮崎駿氏が引退した中で、 次の日本アニメの旗手は細田氏だっていう世間的な期待とプレッシャーは あるんだろうけど、 仮に細田氏の手法が日本のベストなら いくら続けても絶対にピクサーを超えられない。 「バケモノの子」映画館で見た。 びっくりするほど興ざめだった。 あの、映画って、表現を通じてお客さんの感性を刺激して、 心の中にどういう化学反応を起こすのかというところが エンターテインメントとして一番の肝でしょ。 それをさ、全部わざわざセリフでご丁寧に説明したら、なんの余韻も想像の余地もないじゃない。 どんなお客さん想定して作ってんのよ。 あと、ビジュアルにこだわっているのにほとんど演出上意味のないシーンが多かったのも 正直まったく共感できなかった。 なんだこれっていう。 こ

ex. 『高杉さん家のおべんとう』 『鬼灯さん家のアネキ』 『かんなぎ』 アレというのは 1・当初の楽しい雰囲気が唐突にぶっ飛び 暗くて辛い別マンガみたいな世界にする 2・その中で男性主人公をネチネチといじめぬく 3・欝展開を読者が離れていくほど延々と続ける(ストーリー上の山・谷とはなんか違う) みたいなこと。 どういう心理状態や思考でああなるのかなあ。 追記 niam いくら何でも商業漫画家バカにしてるだろ…可愛い女の子にイジメられたい男が主たる読者層だから、 読者の読みたそうなコンテンツを提供しているだけ、という視点はないのか? 好きな話を描けば売れる世界ではない。 リンク2015/04/09 Add Star http://b.hatena.ne.jp/entry/246683290/comment/niam ここに挙げたのはそういうんじゃないと思う、 みんな転向を期に売上や人気が落

ストーリーの書き方 @kakuniha どんなに台詞が面白くても、それが芝居を先へと動かしていかなければ、ただの面白い台詞でおわってしまうことがわかってきた。(ニール・サイモン)出典:amzn.to/1MQinji 2015-03-27 09:01:22 ストーリーの書き方 @kakuniha 台詞は人物の性格から発せられたものでなければならないと同時に、台詞によってその人物の性格がわかるというものでなければなりません。(内村直也)出典:amzn.to/1CgA4p9 2015-03-09 01:43:56

久しぶりに底抜けハリウッド映画を観た。『ニューヨーク冬物語』だ。映画批評サイトのロッテン・トマトでは最悪級の低評価である13%を記録。海外の複数の映画情報サイトでも2014年のワーストテンに入っている。『ニューヨーク冬物語』が何でここまで嫌われたのかというと、とにかく狂った展開だらけの恋愛映画なのだ。以下全てネタバレ。 虐待される赤ちゃん映画が始まると 「夜空の星とは惑星の光ではありません。天使になった人の翼なのです」 というぶっ飛んだ解説が出てくる。人間が死ぬと星になれるので、昔は夜空に星が無かったらしい。映画の舞台は1895年のニューヨーク。ある移民の夫婦が結核を理由にアメリカから追放された。夫婦には生まれたばかりの赤ちゃんがいた。「この子だけはアメリカで生きて欲しい」。そう考えた夫婦は船の模型を盗んで、赤ちゃんを模型に載せて海に流すことにした。その赤ちゃん絶対に死ぬよね。 しかし

榎本憲男★『アガラ』でたあ! @chimumu 0.先日、ENBUゼミのサマースクールでストーリーを教えていたら、受講生から「ストーリーを面白くしたいと思ったらどうしたらいいですか」という単刀直入な質問が出た(こういう虫のいい質問をするのは大抵女子である)。そんな簡単には答えられないのだけれど、強引に答えてしまおう。 2011-09-08 23:57:57 榎本憲男★『アガラ』でたあ! @chimumu 1.受け手の注意を惹き付ける代表的な手法は、謎をストーリーに埋め込むことだ。これはどんなジャンルでも有効である。そう、謎の設置とその解明はストーリー技術の基本中の基本だといえる。 2011-09-08 23:58:59

桝田省治氏が30回観れば?と言ったのでやってみる。 ラピュタは小学・中学で幾度か観たし、好きだ。100人中99人とはいかないまでも95人は面白いと言うのではないだろうか。 文中「憎い」は「上手い」とほぼ同義。「ドキ」は「サスペンス」「刺激」と同義。 参考:ぼくらのヒーロー・ムスカ 少年少女の成長 人間は成長を好む。 生物は皆誕生から成熟までの間に成長する。人間の成熟は哺乳類のなかでも遅い。 生物一般では、成長は個体レベルの問題である(進化的階梯の概念を措くとして)が、人間では、記録・文化が蓄積され成長する。人間を書物に喩えると、生物学的に書き込まれた文面にさらに文化的書き込みが行なわれ、余白が埋められあるいはすでにある文が上書きされることで、成熟する。それによって一人前となる。これが重要である。 よって人間は成長を好む。少年少女の成長物語を好む。 立派な大人 立派な大人が入
ようやく、アマゾンから注文してた洋書が届いた。 今回はアメリカのTVドラマの脚本の書き方本。 実は日本では脚本の書き方本というとハリウッド映画を 題材にした物がほとんどだ。 まぁ、ハリウッド映画が一番日本人の関心を引くからだと 思うけど。 ところが、ハリウッド映画とTVドラマだと脚本の作り方 が180度違ってくる。 もちろん、キャラの作り方とか共通する部分もあるのだけれど。 ハリウッド映画というのは基本的に2時間に収まる様に ストーリーが構成されている。 翻ってTVドラマは毎週放送するわけだから、シリーズが打ち切られない 限りは終わりがない。 つまり通常の映画脚本の様に”ストーリー”に変化を与えて終わり にしてしまうと、TVドラマの場合はその回が最終回になってしまう。 これはハリウッド映画の基本ルールである 「キャラを成長/変化させるということをTVドラマ ではやらない」 ということを示
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