なんか論文くさい書き出しになってしまいましたが。 きっかけは先日のツイートです。 興味深いツイートだなぁ。 同じようなことをずっと感じてる。日本人作家の中国小説って良くも悪くも大陸本場のテイストが脱臭されてる。和製麻婆豆腐を食べてる感じ。長くなるから今度ブログで書きたい。 https://t.co/k7OyyyycQh — 春秋梅菊 (@chunqiumeiju)2023年2月14日 ※追記 記事のきっかけになったツイートなのですが、私が引用元様のツイートの意図とは違う方向まで話を拡大してしまい、そのことでご指摘を受けたので取下げさせていただきました(引用元様には直接謝罪のうえ、ツイートの取消しでご了承いただいてます)。私のツイート趣旨は、この下の文章の通りなので、そのまま読み進めていただければ問題無いかと思われます。 長く中国大陸のコンテンツ(ドラマ・映画・小説)に触れていると、日本人

これもまたリクエストからです。 「日本と米国の脚本、シナリオの作成の違いって良く言われるけど、どの辺が違うんでしょう?」 ははぁ、なるほど確かに。ふんわりとすぎるし完成度ではなんか米国や欧州ものの方が凄そうに見えますね。fuluとかNetflixのドラマとか。 つたない知識ですが、おいら的に感じたところをつらつらと書いて行きましょうか。 起こりの違い。米国はキャラ重視、日本はシーン重視。 起こり、起因の違いはあると思います。米国なんかはキャラが大事です。例えば「アイアンマン」なんかは本当にそうですね。ロバート・ダウニー・Jrが社長(トニー・スターク)にきまらなれば作品が出来なかった。と言われるくらいにキャラ重視です。キャラが変わればシリーズすら作り直す(スパイダーマンなんか良い例ですね)くらいの踏ん切りの良さがあります。 対して日本は「このシーンを撮る」というのが重要になります。そしてそこ

この作品を読んで改めて実感しました。 SFというジャンルの素晴らしさを。 他のジャンルの作品が王道だの創作ロジックだの既存の名作だのの重力にとらわれ、わずかに残った未開の地を求めて地べたを這いずり回っている間、彼らは重力を無視してふわふわ宇宙まで飛んでいくことを競ってるのです。(いや、まあ、SFはSFなりの既存作の影響はあるのでしょうが、それでもです) この物語はなぜか月に倒れている記憶喪失の男、つまり全くの白紙の男に、 謎の声がありとあらゆる可能性をうそぶくという体裁をとっています。 その『声』が提示する可能性のうちいくつかは、私が読んでも何が元ネタか分かる内容のものです。ちゃん…続きを読む

とくぞうだったんですよ @sv_g8 今だから思えるぴくしぶ本当に惜しい話って、『刀剣乱舞』っていう1・5次創作をものすごくやりやすい作品の同人作品、って流れが一度切れちゃってることなんですよ。逆に松は絵師さんの参入ハードルを一気に下げて裾野広げてる感あるけど 2016-02-16 20:31:56 とくぞうだったんですよ @sv_g8 1・5次創作ってのは、エディットキャラクターをあらかじめ世界観に組み込んである作品の二次の事です。今作った言葉です。刀剣だと『審神者なるもの』の正体がそも不明なせいでわっと1・5次が増えた。でもそこで完全なオリジナリティーに耐えられる作者は少なかったから、お約束がたくさん生まれた 2016-02-16 20:34:43 とくぞうだったんですよ @sv_g8 『邪悪な権力者』は横暴な成人男性でありしばしば『不潔』が特徴とされる。『野心のある侵略者』は魅力的か

このブログではすべて自分が書いた怖い話を載せています。その他ホラー小説や映画の話題もとり上げています。 怪談ルームへようこそ いろんな人が訪れてここで怪談を語っていきます ここはとある都市の地下にある怪談ルームです。 残念ながら詳しい場所はお話しすることができません。 けっして喧伝はしていないのですが、今夜も、 自分や身近な人の身に起きた不可解な出来事を話すために人がやってきます。 薄暗い照明の中でぼそぼそと語る声。 まわりのテーブルにいる客は、どうやらみな、仮面をつけているようです。 さあ、また奇妙な物語が始まります・・・※ 当ブログが見にくい方はこちらをご覧ください 姉妹ブログ 『怖い話します(別館)』 『怖い話します(選集)』 『Maybe I'm Wrong』 私は野生動物の写真を撮って自然誌に寄稿するという仕事をしていました。 夜間に山中の獣道でテントを張り動物が通るのを待って撮
好き放題やって受け手の疑問に回答せずに逃げ切ったら勝ち、みたいな。 ひぐらしとかもそのカテゴリに入ると思う。期待とは全然違う方向に一応畳んではくれたのでちょっと違うけど。 結果として面白がられてるからいいけど、作り手として不誠実だとは思う。 http://anond.hatelabo.jp/20150823062005

2話の途中、くるみが殺したゾンビがドアの向こうにころがってる所でギブアップした。 まず「日常系」というジャンルについて。 村上龍はかつてすべての小説は「人間が穴に落ちる」「穴からはいあがる/穴の中で死ぬ」という話型でできていると道破したことがある。 日常系というのは、本質的に、この「話型」から逸脱している。そんなものが、商業作品として成立しているというのは、実はけっこうすごい事なのだ。 でもまぁ、日本人なら、「日常系の元祖って何よ?」とかって問われたら、たとえば「枕草子」とか、「徒然草」のようなものが挙げられると思う。これらの作品にも「話型」に準じる部分もあるだろうが、本質はそこではない。 要するに、日常系の本質っていうのは、「詩」「ポエム」なんだろう。 では、「がっこうぐらし!」は、というと、「日常系」のフォーマットの中で「非日常」を語る、という手法が特徴なのだな。 ふつう、ゾンビが出て
この前作ったtogetter(最初に作ったときから改題しています)はこれ。 近代兵器 vs怪獣、vs魔法などをフィクションで描く時、その強弱をどう設定するか? -Togetterまとめ http://togetter.com/li/827038 自分はtogetterまとめを現在387、総計ビューを5,262,261いただいており(ありがとうございます)、ここまでいくとバーチャルに「出版社」を経営してるのに似てる気もするのですが、その類似でいくと、今回のまとめ… 5/29午前7時45分現在「42191view 167users 181 コメント」をいただきましてね。これは完全に「想定外のベストセラー」でした。基本的に、自分も加わった雑談を保存しておこう、という備忘的な意識でつくったまとめでしたから。 この前、怪獣談議を会話劇でやったhttp://d.hatena.ne.jp/gryph

杉江松恋@新刊は『ようこそ、博麗霊夢』。あと日本推理作家協会賞受賞しました。 @from41tohomania 某新人賞の下読み第一段階おしまい。箱の中で落とすものと残すものの仕分けをした。ここから残すものについては順位をつけて、必要に応じて選評を書く。総じて低調。「最後まで読むことはできるが小説としては未完成」なものがほとんどだった。ある特徴を感じたので書いてみる。 2015-04-14 19:53:26 杉江松恋@新刊は『ようこそ、博麗霊夢』。あと日本推理作家協会賞受賞しました。 @from41tohomania小説としてなぜ未完成と感じたかというと、読者を「もてなそう」「楽しませよう」という態度が皆無だったからである。小説は別に娯楽のために書かれたものだけでなくていいのだけど、大衆文芸の賞にそれで応募してきても選考で残れるわけはないよね。もちろん純文学の賞には別の厳しさがある。 2

何とは言わないけどさ… ヒロインが主人公のためにすごく良い武器を調達してきて、今ちょうどそれが手元にあるというのに 敵に襲われて主人公の武器が壊れた瞬間ヒロインが「あ、この武器渡してあげよう!」と思いつきもしないのはダメだろう。 「次回、なんかこう感動的な感じで武器を渡す演出があるからここでは思い出さないことにさせとこっ☆」みたいな、 展開に都合良くキャラを動かしたという軌跡がはっきり見えてて不快だ。 せっかくの「主人公のためにすげえ頑張ってるヒロイン」という描写がその馬鹿行動でチャラになるじゃねえかよ! 主人公をサポートすべき時にきちんとサポートできる行動を思いつかないってのは、主人公の為に最善を尽くしていない、努力を放棄してるように見えるだろうが。 せめて「武器のことを思い出して渡そうとするんだけど、邪魔が入って渡せない」というのを入れて、ご都合主義を隠す努力くらいしろよ。 ストーリー

島国大和 @shimaguniyamato 物語に関して。自分は物語に納得感を求める。「なぜこうなったのか」大体物語りって基本構造として「ひどい状況になった→解決(場合によっては解決失敗)」なので、この解決方法に納得できないと面白くない。(つづく) 2013-12-15 11:02:41 島国大和 @shimaguniyamato (つづく)この辺の納得感をどこで感じるかは人によって異なるだろう。自分は恋愛物の物語はイマイチのれないのだが、これは気持ちの問題は同にでも処理できちゃうので、物語の解決のカタルシスが(自分にとって)足りないからだと思う。ピンチに超能力発動しちゃうバトルものもノれない。(つづく) 2013-12-15 11:04:24

以前以下の記事を投稿した。 魔法科高校の劣等生に関する批判コメントの異常性 - ぐ~たらオタクの似非考察日記 魔法科高校の劣等生に対する批判コメントが作者の人格批判にまで到達してしまい明らかに過剰になっているのではないか? という趣旨の記事だった。 その後も劣等生関連の記事を確認したり、また最近話題になったライトノベル叩きの記事を見たりと幾つか見て回ったりもしていた。 その中で魔法科高校の劣等生がどのように批判されており、またなぜそうなるのかブコメ等でも指摘されていたため以前から情報を収集していた。 原因を知りたいという指摘もあったため、本記事ではテキストマイニング等の手法を使用しなぜ魔法科高校の劣等生が特殊な批判をされるのか分析した。 1.KHCoderを使用したアンチスレ分析2chのアンチスレを170スレ*1まで取得し、KHCoder*2を使用して分析を行った。 レスタイトルや不要な

「戦力の三割減は全滅」という話は基本的に現代戦の話であるということとか、そもそもファンタジーの世界で中近世の軍隊を直接適用できるだろうか?という話とか。そしてミリタリー知識無双NG集。

雑誌、ネットを中心にいろいろやってます。 著書に「バカドリル」「ブッチュくんオール百科」(タナカカツキ氏と共著)「味写入門」「こどもの発想」など。最近は演劇関係のお仕事もやってます。 前の記事:書き出し小説大募集 > 個人サイト バカドリルHP 天久聖一ツイッター >ライターwiki 先ごろ、新しい文学形式として提唱した「書き出し小説」。 初回の募集にも関わらず、応募作は実に千通を超え、諸君らのなみなみならぬ期待と気概に、熱い感動を覚えた次第である。 今回厳選したのは16作品。 どれも書き出し小説の精神にのっとり、短いセンテンスの中に心躍らせる予感と、ほのかな余韻を内包している。 それでは早速、書き出し作家たちの秀作をご覧いただきたい。
榎本憲男★『アガラ』でたあ! @chimumu 0.このあいだ、「説明台詞」についてTweetしたら、けっこう反応と質問があったので、ここで連投して自分の意見を述べておきます。 2014-12-25 00:11:48 榎本憲男★『アガラ』でたあ! @chimumu 1.一般的に言って、シナリオでもっとも教えにくいのが台詞と言われている。シナリオの教科書や指南書のほとんどが、構成について述べられていて、台詞についてはほとんど頁がさかれていない。 2014-12-25 00:12:56 榎本憲男★『アガラ』でたあ! @chimumu 2.これは小説にもあてはまるようで、会話が苦手なライターは会話に磨きをかける努力をするよりも構成や描写の腕を上げる方がいい、というようなことをスティーヴン・キングも言っている。台詞は個々人のセンスがものをいうから、がその理由である好みというのもある。ともあれ、台詞

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