元日本代表監督のイビチャ・オシム氏が亡くなった。1日、オシム氏がかつて監督を務めたオーストリアのクラブ、シュトルム・グラーツも公式サイトで発表した。80歳だった。 クラブのジャゥク会長は、「イビチャ・オシムは素晴らしいコーチであるだけでなく、私が人生で出会った最高の人物の1人でもあった。私たちのクラブの最大のアイコン(象徴)であり、一緒に過ごした多くの時間を決して忘れません。彼はサッカーそのもの、それをはるかに超えた影響力を持っていた。彼の言葉は、永遠に私たちの中で生き続けます。奥様、2人の息子さん、そして家族全員に心からお悔やみ申し上げます」との声明を出した。 旧ユーゴスラビア(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)のサラエボ生まれ。1986年にユーゴ代表監督に就任。1990年W杯イタリア大会で8強入り後、シュトルム・グラーツ監督などを歴任し、2003年に市原(現ジェフユナイテッド千葉)の監督に就

時間は少々遡るが、10月末に久しぶりにイビチャ・オシムに連絡をとった。日本列島に訪れた様々な事柄に関して、オシムもきっと多くの思いを抱えているだろうと思ったからだった。 アシマ夫人によると、このところリハビリは順調にいっているとのこと。次々と台風に襲われた日本とは異なり、この秋のグラーツは晴天続き。絶好の散歩日和をしばし満喫しているという。 グラーツの自宅で、オシムが語った。今も心を寄せる日本のこと。ボスニアサッカーのこと。自身のこと。そしてサッカーの未来を。 「市原や千葉の人たちのことを考えると心が痛む」 ADVERTISEMENT ――元気ですか? 「ああ、君はどうだ?」 ――私は大丈夫ですが、日本は大丈夫ではありません。今年は台風が頻繁に日本を襲って、つい最近も大雨で千葉県を中心にさらに被害が出ました。 「日本は常にそうだな……。そうした自然災害と寄り添って生きる以外にない。長い日本

12月21日。成田空港第2ターミナル。人もまばらな午後9時の出発ロビーに、浦和MF阿部勇樹が現れた。 「2010年のW杯直前に、グラーツでイングランドと親善試合をしたときに、現地で会って以来ですね。もう8年近くになりますか…」 そう言って、チェックインを済ませる。握り締めたチケットは、ドーハ経由、サラエボ行き。恩師、イビチャ・オシムさんを訪ねる旅の始まりだった。 フライト12時間。ようやく経由地ドーハに着いた。ここからサラエボまで、さらに5時間。 同行者から「これでも読む?」とオシムさん関連の書籍を勧められた。しかし、阿部は笑って手を振る。 「オシムさんの本は、全部と言っていいくらい読んでますから」 07年11月、オシムさんは代表監督在任中、脳梗塞で倒れた。そして職を辞し、志半ばで日本を去っていた。しかし、それから10年の間、阿部はひとときも恩師を忘れることはなかった。
5月、浦和MF阿部勇樹(34)と、J2熊本FW巻誠一郎(35)のもとに、メッセージが届いた。 「2人が頑張っていると聞いたので、それは指導者としてなのかと聞き返してしまったよ。それほど年月が過ぎても、まだ現役選手として頑張っているというのは、私にとっても何よりも喜ばしいことだ」 言葉の主はイビチャ・オシムさん。元日本代表監督にして、2人がプロデビューした千葉時代の恩師だ。 メッセージは、リーグ100試合連続フル出場を果たした阿部と、熊本地震の復興支援に奔走する巻をたたえるもの。 もちろん、阿部と巻が現役を続けていることを、知らないわけはない。愛情をウイットのオブラートにつつむのが、変わらぬオシムさんの流儀だ。 しかし、久々のやりとりにしては、メッセージはあっさりと終わった。第三者からすれば、拍子抜けするくらいに短かった。 ◇ ◇ 「十分ですよ、それで十分」。ピッチからようやく引き揚げて

【オシムおめでとう】ボスニア、W杯本大会初出場!オシムの目に涙!スペイン、イングランド、ロシアも出場決定! W杯欧州予選 FIFAワールドカップ ブラジル2014 欧州予選 ◆ A組 1位:ベルギー 2位:クロアチア ベルギー 1-1 ウェールズ スコットランド 2-0 クロアチア セルビア 5-1 マケドニア ◆ B組 1位:イタリア 2位:デンマーク イタリア 2-2 アルメニア デンマーク 6-0 マルタ ブルガリア 0-1 チェコ ◆ C組 1位:ドイツ 2位:スウェーデン スウェーデン 3-5ドイツ フェロー諸島 0-3 オーストリア アイルランド 3-1 カザフスタン ◆ D組 1位:オランダ 2位:ルーマニア トルコ 0-2 オランダ ルーマニア 2-0 エストニア ハンガリー 2-0 アンドラ ◆ E組 1位:スイス 2位:アイスランド
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