大学教員という仕事柄、普段から学生が書いた文章に触れる機会が多くあります。わたしは、自分の担当授業を受講してくれた学生については、「知識」ではなく「理解」を問いたいので、なるべく論述形式の課題を出すことにしています。要はレポートです。 そうしたレポートを読んでいると、理解の度合いの高さもさることながら、文章も整っている、というものに出会うことがあります。わたしが教えられたことはほとんどなかったかもしれない、と思わされます。 その一方で、理解うんぬん以前に、何を言いたいのか読み取りづらい、そもそも何を言っているのか理解しがたいレポートに出くわすのも事実です。時には「ひょっとして、このレポートを書いてるひとは、わざとダメな文章を書く修行をしてきたのではないのか?」とすら思われされます。 そういう「ダメな日本語の表現」を多くみているうちに、どうしたらダメな文章を書けるだろうか、と思いたちました。

たられば @tarareba722仕事で素人さんの原稿のチェックをしているんですが、特別な事情がない限り、「事→こと」、「物→もの」、「1つ→ひとつ」と、とりあえずこれらを開くだけで原稿がずいぶん読みやすくなるということは、もっと周知されてほしい。 2015-05-15 20:01:52 たられば @tarareba722 編集者/だいたいニコニコしています/Fav→/大屋雄裕/鴻上尚史/東浩紀/士郎正宗/西原理恵子/伊坂幸太郎/みなもと太郎/中村珍/リアル脱出ゲーム/まどマギ/嵐/おかざき真里/ゆうきまさみ/羽海野チカ/末次由紀/小山宙哉/内藤泰弘/篠原健太/清少納言/羽生結弦/FGO/葦原大介/杉田圭/山本淳子/御用はリプ→DMで

うまい文章が書きたい。書き方を調べると様々な法則があるようだ。ポイント、ルール、問題点、コツ、ヒント、基本、原則などをまとめてみた。 1.文章を書くのが苦手な人もわかりやすい文章を書ける10のポイント 文章を書くのが苦手な人もわかりやすい文章を書ける10のポイント | 株式会社LIG 主語と述語は正しい関係か 助詞の使い方は適切か 長すぎず、短すぎず 読み手の視点に立っているか それっぽいことを適当に書かない 言葉が足りているか 誤字脱字や表記揺れのない、正しい言葉づかいを コンテクストがあるか 戦略があるか 声に出して読んだとして、違和感がないか 2.読みにくい文章にありがちな、7つの問題点 読みにくい文章にありがちな、7つの問題点 - エディターズダイアリー | ジセダイ 省略してはいけないものを省略している 主述転倒がやたらに多い 誤字脱字や表記揺れが多い 繰り返しが多い 似た表現が

前編はこちら amnosohmy.hatenablog.com 無駄に長いので要約すると 「嵐のコンサートはいいぞ」 ってことです(雑) 前編、タイトルに釣られてしまったと思った方々、お待たせしました。前編長すぎるし何かもう生徒指導の話どうでも良いわ、って方はどうしても暇な時に読んでくださいね!!! 『本日の公演はすべて終了しました。退場の指示に従って…』 アンコールも終わり、一気に夢から覚めるようなアナウンスがドーム内に流れた。 嵐のコンサートは本当に本当にほんっっとうに最高だった。ああ、私は今日本一幸せだ!!!!!!と思った。ずっとずっと大好きだった嵐をこの目で眺められたのだ。なんて日だ、今日のこの1日が 有意 義すぎた。さっきの約3時間の中で得たエネルギーが膨大すぎた。こんなに幸せで良いのだろうか。幸せだ。感傷に浸りながら会場を出た。 うちわは二宮くん分しか買っていなかった

anond.hatelabo.jp この記事が最高だった。2行目くらいにはグアーーーって引きこまれて最後まで読まされてしまった。なんだこの文章。思わずニヤついてしまったではないか。 「圧倒的な文章には引力がある」これは僕が今考えた持論なんだけど、たとえば加藤はいねさんとか、最近だと「スタバでダベる女子大生」の人とか、コンビニ店長とか。すごいんすよ。吸い付けられるんですよ。 読者を「自分が書いた世界」に数行で、いやもしかしたら数十文字でどっぷりと引きずり込んでくるんですよ。だから、数千文字のテキスト羅列だってストレスなく読み切ることができるんですよね。 こちとら、スマホで見てますからね。没入を阻害するものってちょっと考えればたくさんあるんです。でもそんなの関係ない。引きつけられる、その世界に。ただテキストが並んだだけの脆弱な世界に。 引力ある文章に遭遇して「読んだ」んじゃなくて「読まされてし

「ウォッチ対象三銃士」の梅木雄平氏とはあちゅう氏の2人が月額2万円で、WEB編集者・ライターを養成するサロンを3ヵ月限定でやるようです。 ・スパルタWEB編集塾を3ヶ月限定サロンではあちゅう氏と始めます(リンク先は魚拓) 梅木雄平氏が自身のサイトで、このサロンの宣伝文を書いているんだけど、あまりにも悪文かつ編集もできておらず、ハゲ子は読んでいてお茶を吹きました。ここまでスキルがない人が2万円をとって、文章や編集を教えるって酷いよな。 彼の文章のどこが酷いのか? 頑張って赤字を入れてみましたが、あまりにも量が多いため、前半部分で力尽きました(笑)。赤字を入れたものは貼っております。 チェックして判明したのは、本人はプロぶっているけど梅木氏の圧倒的な素人スキル。以下ダメな点をまとめてみると ・である調、ですます調の混在 ・小見出しに「。」を入れる ・TPOを考えていない表現(笑う意味の「w」を

こっそり告白しますけど、私は書くのが大嫌いだし苦手。 だって文章書くのは面倒じゃん。 新書1冊分、頑張って書いたけど、全く得意じゃない。 読み手に分かりやすく書かないといけないし、誤字脱字は気をつけないといけないし(これは多くて申し訳ない)、やっぱり時間を割いて読んでくれる人のために面白いエピソードや知識をいれないといけないし、起承転結を基本に構成を考えないといけないし、何か言いたいことがあるから文章を書くわけで、単純に「スゲー」「面白かった」じゃ、伝わらないでしょ。 そして、文章って結局はセンスが良い人が勝ちなんですよ。努力・友情では勝利できない世界ですよ、センスってのは。磨くことはできるけど、最初に磨くものがないとどうしようもない。しかし、ネット上では文才がある連中がゴロゴロしているから、彼らの文章を見る度に私のモチベーションはダダ下がりですよ。 そしてさ、コレは自業自得なんだけど、こ
この「なんとか力」って言葉があまりよくわからなくて、文章力以外にもよく使われるけれどいちいち何それって思ってしまう。語彙が少ないことを語彙力が足りないと言ったり、語彙が少ないでいいじゃんと思ってしまう。それはやはり英語のなんとかパワーに影響された日本語なんだろうか。そんな英語があるのかどうか知らないけれど(ストークリー・カーマイケルのブラック・パワーとかあったな)そんなものに惑わされてはいけない。 なんとか力の話は置いといて、文章力の話に戻ろう。日本では教育の過程において文章の書き方というものを習う機会がない。作文の時間があったり読書感想文を書かされたりはしたが、文章の書き方をまともに習う時間があった人は小論文の試験対策をしたことがある人や大学でレポートの書き方を学んだことがある人ぐらいじゃないだろうか。少なくとも僕個人的には今まで文章の書き方なんていうのを一度も学んだことがない。それは学
最近、文章を褒められることが多くなってきました。ほんとに光栄です。本人は「もっといい言い回しがあるはずなのになんで思い出せないの!!」みたいなこと考えながら書いてるので、褒められると「もっといい文章を書かなきゃ!」と気が引き締まります。 どうやったらそんな文章が書けるのかと訊かれることもあるのですが、普段は曖昧にしか答えていませんw じゃあ、どうすればいい文章が書けるのか。 そのコツは… 推敲しまくる これにつきますね。 当たり前やん!と思った方も多いと思います。そうです。当たり前のことです。でも、できてない人が多いのも事実。 魔法のように一瞬にして文章がうまくなる方法を知りたいとかの要望にはお応えできていないので、そのような方は回れ右でお願いします。(笑) では、にしすーの文章力養成講座、スタートです!w 1.わかりやすい言葉で書く 難しい言葉は基本的に使いません。「使いません」じゃな

kansou135.hatenablog.com 人に作品や商品を紹介するとき、または紹介されたものを評価する際に必要になるものが感想です。この感想を人に上手く伝えることができれば、作品の良さや、あわよくば作品を紹介してくれた人を立てることができます。 しかし、私は作品を評価するとき、基本的に面白かったかそうでないかという感想が一番に浮かんでしまい、そこからの発展が苦手です。しかも、どこが面白かったかを言うにも時間がかかってしまいます。 (中略) まず、浮かんだ感想は「面白かった」というもの。ただ、そのあとが続けられません。どこが面白かったかと聞かれると、主人公がギャンブルで勝つところでしょうか。 ただそれだけだと、他のギャンブル漫画と何ら変わらない感想になってしまいます。 では他のギャンブル漫画との差異はどこかとなると、主人公が女子高生であるくらいしか浮かびません。ただ、女子高生がギャン

「文章のお作法」を説明した本を読むと、決まって書いてある文言がある。 曰く、「わかりやすい文章を書こうとするのなら、文体は〈敬体〉か〈常体〉のいずれかに統一しよう」というもの。いわゆる「です・ます調」を選択するか、「だ・である調」を選択するか──という視点ですね。 遡れば小学校の作文教育の頃から、ずーっと言われ続けていたような記憶がある。 基本的には「ですます」で書くのがルールであり、決まったルールのない感想文のような場合でも、どちらか一方に統一しなければならないと。混在していれば、赤ペンで修正されるのが当然でした。 大人になった今でも、何かの文章を書く際には、どちらかを選ぶのが基本中の基本です。学校の小論文や卒業論文、会社の資料作成、あとはどこかのウェブメディアを記事を執筆する際にも、やはり〈敬体〉or〈常体〉が決められている印象が強い。 だから──というわけではないのだけれど、このブロ

こんにちはみどりの小野です。 小学生の息子が、もう夏休みの課題図書に関するプリントをもらってきました。 今年の青少年読書感想文全国コンクール課題図書はこちらで、購入希望者は封筒にお金を入れて、といった内容。 今年の小学生の課題図書一覧を見て、正直うーむ、と唸ってしまいました。 しかし読むのは息子なので、本人に読みたい本があったら買うよ、とプリントをパス。 ちらっと眺めた息子、「読みたい本がない」と一言。 だよねぇ、お母さんもそう思った。 課題図書が苦手な理由 思えば昔から課題図書って苦手でした。読書感想文はいつも好きな本で書いていたのを思い出します。 あの、表紙から漂うお説教感。健全で、良い子正しい子のための本、って感じの帯にキャッチコピー。そしてあの謎な課題図書シール。 どうやらこれは笛を吹く牧神パンらしいです。けっして鼻の穴に草を突っ込んで遊ぶ妖怪ではありません。 とにかく私はこのマー

松岡享子さんの『子どもと本』(岩波新書)のなかに、こんな話が出てきました。 国民学校の最後の一年余りは、親や先生たちにとってはたいへんな時期だったと思いますが、わたしは、よい先生に恵まれて幸せでした。担任のH先生は、よく作文を書かせました。あるとき「おかあさん」という題が出ました。わたしが書いたのは、おかあさんというものはありがたいものだ、おかあさんのいない人はどんなにかつらいだろうというものでした。それまでの作文は、戦地の兵隊さんを思い、わたしたちも銃後の守りを固くし、よく勉強して、はやく大きくなり、男ならば兵隊さんに、女ならば看護婦さんになってお国のために尽くしたい、と書くのが決まり、つまり、要求されているように書く、建前を書くものだと思っていましたから。 ほかにも同じようなことを書いた人が大勢いたのでしょう。先生は、あなたたちに、おかあさんの居ない人の気持ちがほんとうにわかるか? わ

ここから飛んできました。 文章クロッキーの雑感 - 無要の葉 今日の昼飯はパンとご飯を牛乳で流し込むという質素かつスピード重視のものだったが、腹さえ満たされればそれでかまわない。なんてったって、取引先のお客さんとの予定があるってのに、キチガイ上司がどうでもいい様な用件で長々と話をするもんだから、出社予定時刻を大幅に過ぎてしまった。私はものを食べてストレスを発散するタイプであるがゆえに、上司への不満を昼食と一緒に胃袋へ放り込んでやったのだ。 黒髪の七三わけを施したボブカットに、爽やかに紫がかったたてストライプのシャツを着て、薄いメイクにも艶やかさを上塗りするリップを忘れない。どちらかというとキレイな造形の顔をした私のそんな外見は、わりとお客さんに好印象を残すらしい。 今日も外面のよさが影響してか、清々しくお客さんとの用件も済み、ストレスと摂った昼食が程よく消化された昼下がり。晴れた空には、出

なんか結論出したっぽく書いてますけどすごいふわっとしてます。 最近「活字離れ」と自称する嫁が本を読んでる。もちろん文字以外の情報をたくさん含んだ漫画はずっと読んでるんだけど、小説…ではないか、たぶんブログを書籍化した「ひるまき日記」というやつを読んでる。 「活字離れ」と自称するくらいだから、たとえもとはブログだっていっても嫁がそんな文字ばかりの本を自分で買うなんてことは考えられない。 だとすると、誰かから貰ったのか、あるいは借りたものなのか。でも子育て中の嫁は、日中友達と会ったりすることは考えにくいし、親類から借りたことも考えられなくはないけど、そんな本を読んでそうな親類を俺は知らない。 じゃあどっから手に入れたのか。たった一つ残る可能性があるとすれば、俺が勢いで買うだけ買って、本棚に放置して忘れていたんだろう。それを「変なタイトルの本がある」ってことで興味がわいた嫁が読み始めた、としたら
「文章力を身につけたい!」という声はよく耳にしますが、「そもそも『文章力』って何?」という部分については、意外と整理されていない場面が多い――そんな気がする今日この頃。 ちなみに自分はといえば、「文章力」を以下の3つに分類して考えていました。 「文章力」の3分類 ・作文力:「ことば」を組み合わせて意味を持つ文章にする ・語彙・表現力:言葉あるいは文体の多様性、幅広さ ・構成・編集力:読者目線のわかりやすさ、コンテンツ化 世に出ているハウツー本などで語られているのは、主にこのあたりの要素なんじゃないかと思ってる。多くの人が口をそろえて「読みやすい!」と話すような、共通項としての「文章力」。 けれど、よく耳にする「文章がうまくなりたい!」という欲求に直結する「文章力」は、そのような型どおりのテンプレートとは異なるんじゃないかと思う。というのも、 “うまい” 文章の基準がどうも曖昧で、具体的にど

たまにはマニア向けにダラダラとした長文でも。 養老孟司氏の「唯脳論」電子書籍が安くなってるんで(ブレイブリーアーカイブの合間に)読み始めたんですが、そっから言葉について以下に引用すると 言葉とはなにか。大脳皮質連合野の機能である。それがブローカの運動性言語中枢を経由し、運動系から表出される。 その表出された「言葉」から、「受け手」は自己の脳の中に、「送り手」の脳の中にあったものと、類似の機能を起こさせようとする。その伝達がほぼ完全であれば、「受け手」は「送り手」を「理解」する。完全以上であれば、すなわち「受け手」の脳内に「送り手」以上の反応が生じるなら、「一を聞いて十を知る」、あるいはそれ以上のことを知るだろう。「送り手」と「受け手」の脳内過程が言葉のやり取りにも拘らず不一致のままであれば、両者に不満が残る。「受け手」は、「送り手」が何を言っているのか、よくわからない。さて、「受け手」がバ

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