Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


はてなブックマークアプリ

サクサク読めて、
アプリ限定の機能も多数!

アプリで開く

はてなブックマーク

タグ

関連タグで絞り込む (8)

タグの絞り込みを解除

吸血鬼とreviewに関するyukattiのブックマーク (9)

  • 物語の凄みが凝縮された傑作 『吸血鬼』刊行記念! 時代を見つめ、自分の頭で考えるために。 今こそ、佐藤亜紀作品が必要だ! | カドブン

    小説は、しょせん作りものだ」という声があります。でも、「小説でしか描けない現実」は確実にあります。 圧倒的な暴力で命と生活を破壊し、すべてが数値化され、私たちの身を竦ませる戦争――何をしていいかわからない。こんな時こそ、佐藤亜紀さんの物語を手にしてほしいと切実に願います。 著者は、国家と権力、そして人間をテーマに、物語を紡ぎ続けてきました。戦争、革命など圧倒的な暴力を前に、人間は何ができるのか? 何を守るのか? そんな問いかけとともに、作品の中でさまざまな人間の闘い方が描かれます。 ダサいナチスにジャズで対抗した少年少女たち。戦時中、スパイ戦の道具にされた異能の青年たちが、人生を掴み取るため反旗を翻す姿。大戦末期、陰謀渦巻く中、論理と交渉術のみで命がけの任務を果たしたノンキャリアの役人――。 角川文庫の最新刊『吸血鬼』は、19世紀ポーランドを舞台に、都市部から田舎の僻村に着任した役人ゲス

    物語の凄みが凝縮された傑作 『吸血鬼』刊行記念! 時代を見つめ、自分の頭で考えるために。 今こそ、佐藤亜紀作品が必要だ! | カドブン
    • 『吸血鬼』佐藤亜紀 | 【感想・ネタバレなし】革命の火種燻るポーランドの寒村にあらわれる吸血鬼の正体に国と民の残酷な断絶を見る - 書にいたる病

      今日読んだのは、 佐藤亜紀『吸血鬼』です。 舞台は1845年のオーストリア帝国領最貧の寒村・ジェキ。 土着の風習が色濃く残る土地で、次々と人が怪死していきます。 が、ホラー小説やファンタジーなどではなく、著者の歴史に対する深い洞察に基づいた小説で、これ1冊で19世紀のポーランドの在りようが大体わかってしまいます。 ちなみに、翌年の1846年はクラクフ蜂起が起こった年で、この出来事も物語に大きく関係してきます。 しかし、色々と調べていて思ったのですが、ポーランドという国は、あらゆる国に分割され統合され、歴史にもみくちゃにされた不遇な国ですね……。 それでは、あらすじと感想を書いていきます。 あらすじ おすすめポイント 吸血鬼(ウピール)とは 国と民の断絶 今回ご紹介したはこちら 佐藤亜紀の他のおすすめ作品 あらすじ 1845年、オーストリア領の寒村ジェキに役人・ゲスラーが若きを伴って赴任

      『吸血鬼』佐藤亜紀 | 【感想・ネタバレなし】革命の火種燻るポーランドの寒村にあらわれる吸血鬼の正体に国と民の残酷な断絶を見る - 書にいたる病
      yukatti
      yukatti2021/07/02非公開
      ″ここに克明に浮かび上がるのは、国や民族という実態の無い容れ物と、土地に根差して生きる人々との間の残酷なまでの断絶です。″
      • <トヨザキが読む!豊﨑由美>佐藤亜紀、世界文学クラスの才能 直木賞 無視なぜなんだ:東京新聞デジタル

        二十世紀初頭、貴族階級の落日を告げるヨーロッパ情勢を背景に、ひとつの肉体にふたつの精神を宿す異色の双子が波瀾(はらん)万丈の半生を回想した『バルタザールの遍歴』で、佐藤亜紀がデビューを果たした一九九一年の衝撃は今も忘れられません。小説に求められる魅力のすべてを持ち合わせた、世界文学クラスの才能の出現に度肝を抜かれ、欣喜雀躍(きんきじゃくやく)したのを、つい昨日のように思い出すことができます。 それから幾星霜、発表作すべてが傑作であるにもかかわらず、佐藤氏が日の出版界においてその才能に見合った扱いを受けているかといえば、否。トヨザキは無念でなりません。 近年でいえば…。中世と近代、野蛮と文明、迷信と理性、地主制度と資主義。さまざまな対立項を吸血鬼譚(たん)を生かした物語の中に織りこみながら、誰もが誰かの血を吸い上げている世界の無残さを浮かび上がらせた『吸血鬼』(二〇一六年)は、語りのテク

        <トヨザキが読む!豊﨑由美>佐藤亜紀、世界文学クラスの才能 直木賞 無視なぜなんだ:東京新聞デジタル
          • 下書き。ポストイットも拾い切れてないし、無駄が残っているし、Kindle版出 た ら書き直す

            佐藤亜紀「吸血鬼」の感想 この感想文は、見事な構築物に、屋上屋を架すだけのものなので、未読の人は、直ちに踵を返して、リアル・オンラインの書店に走り、作を手に取って欲しい。決して後悔しないことを保証する。 一読して思ったのは、作は、ゲスラーとエルザの尋常な愛と異常な愛の物語であるという事。 また、読後ではあるが、官僚小説と喝破された評を読み、それにだいぶ影響されたことは確かだ。 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160315-00010000-bookbang-ent これも気になった。 http://blog.goo.ne.jp/omarihajoto/e/0ffcdf78d4b3196f0cb139853f141670 こちらの方が決定版と言える。酒の色の使い分け、ゲスラーの吸血鬼化の過程、などhttp://rhodiolarose

            yukatti
            yukatti2016/11/01非公開
            佐藤亜紀「吸血鬼」の感想
            • 佐藤亜紀『吸血鬼』

              吸血鬼というと貴族的な怪物を思い浮かべる者も多いだろう。医師ポリドリが詩人バイロンをモデルにして作り上げた吸血鬼やブラム・ストーカーが創造したドラキュラ伯爵などによって生み出されたイメージである。一方、民間伝承の吸血鬼という奴がいる。こちらには貴族的なところなどまるでない。何だかぶよぶよしたもの、もしくは死人、である。この作品ではウピールと呼ばれている。ジェキの村の領主クワルスキはこう解説する。 ――吸血鬼だ、とクワルスキが口を挟む。――ゲーテが書いたような美女でも、バイロン卿が書いたような青褪めた美男子でもない。この辺で信じられているのはもっと野蛮なやつだ。よくある話では、最初は形がない。家畜や人を襲って血を吸うと、ぶよぶよの塊になる。更に餌を貪ると、次第に人の形を整える。別の説では死人だ。生まれた時に胞衣を被っていたり、歯が生えていたりした者が死ぬと墓から出て人を襲う。大抵は余所者や

              • 紙の上の蠹虫:佐藤亜紀『吸血鬼』(その2) - 人形と動物の文学論

                人形表象による内面表現を切り口に、新しい文学論の構築を目指す。研究と日常、わんことの生活、そしてブックレビュー。 (続きです) 【様々な物語】 ゲスラーの物語、英雄として死ぬというクワルスキの物語、叛乱を画策するヤンの物語、刺繍の布を奉納し、ゲスラーの魂をこちら側にとどめておこうとするエルザの物語。 「これは芝居の筋書きだ。詩人は拒否する」(254頁)など。 さまざまな人々の物語が、しばしば自己言及的に語られるが、最終的に裏で糸を引いていたのはウツィアであったという。ウツィアの物語。 【穴】 村民たちは変死者や産死をしたものがいた場合、「壁に穴を開けて足のほうから出」し、その「穴」を塞ぐ(66頁)。 紙についた蠹虫が開けるのも穴。 村民たちは貧しくべるものがなくなった場合、「納屋に穴を開けて」物持ちの家から盗みをする(238頁)。 エルザが亡くなったときに、穴を開けることができなかったた

                紙の上の蠹虫:佐藤亜紀『吸血鬼』(その2) - 人形と動物の文学論
                • 紙の上の蠹虫:佐藤亜紀『吸血鬼』(その1) - 人形と動物の文学論

                  人形表象による内面表現を切り口に、新しい文学論の構築を目指す。研究と日常、わんことの生活、そしてブックレビュー。 お引っ越ししました。 まだいろいろ散らかってます。 ようやく佐藤亜紀『吸血鬼』を入手して読んだので、気づいたことをメモ的に書いていきます。 まだメモ的な段階で、とっ散らかっておりますが… ********* 【梗概及び登場人物】 主な登場人物は、役人のゲスラー、エルザ。ひそかにエルザを慕う、官舎で働くマチェク。マチェクの父。 かつての詩人で領主のクワルスキと元農民の娘の、ウツィア。甥のヤン、医者のバルトキエヴィッツ。 異様な風習を実行してお金を稼ぐよそ者の「正直者のヤレク」。 ゲスラーの夢にあらわれるなにものか。 役人のヘルマン・ゲスラーはポーランドの田舎村に美しく若き、エルザを連れて赴任する。 村には、かつての詩人クワルスキが暮らす領地があった。 村は貧困で、迷信がまか

                  紙の上の蠹虫:佐藤亜紀『吸血鬼』(その1) - 人形と動物の文学論
                  • 吸血鬼とは誰のことか 濃密な文体の「官僚小説」 [評]小山太一――『吸血鬼』 (Book Bang) - Yahoo!ニュース

                    読者の便宜など頭から軽蔑しきった、突き抜けた不親切さ。その不親切に耐えるだけの被虐性を持ち合わせた読者に与えられる豊かな報い。世界における官僚機構の必要性と、それに伴う人間性への圧迫についての強い関心。表面の静謐が多大な努力で維持されつつも、すぐ下では醜悪と滑稽と恐怖と不条理がないまぜになって沸き返っている小説空間。 佐藤亜紀の新作『吸血鬼』に見られるそうした特質は、散文の古典性と相まって、イギリスのジョン・ル・カレを私に想起させる。何よりもこの二人に共通するのは、人間性に内包された人間性そのものへの裏切りを作品で探究しつづけている点だ。 とはいえ、つまるところ佐藤は佐藤、ル・カレはル・カレである。佐藤の独自の強みのひとつは、典雅な文体で俗の俗なるものを描き切る能力だ。それは『戦争の法』においても充分に窺われたが、『吸血鬼』では作品そのものの原動力となっている。 『吸血鬼』といっても

                    吸血鬼とは誰のことか 濃密な文体の「官僚小説」 [評]小山太一――『吸血鬼』 (Book Bang) - Yahoo!ニュース
                    • 残りのブックマークを読み込んでいます1

                    お知らせ

                    公式Twitter

                    • @HatenaBookmark

                      リリース、障害情報などのサービスのお知らせ

                    • @hatebu

                      最新の人気エントリーの配信

                    処理を実行中です

                    キーボードショートカット一覧

                    j次のブックマーク

                    k前のブックマーク

                    lあとで読む

                    eコメント一覧を開く

                    oページを開く

                    はてなブックマーク

                    公式Twitter

                    はてなのサービス

                    • App Storeからダウンロード
                    • Google Playで手に入れよう
                    Copyright © 2005-2025Hatena. All Rights Reserved.
                    設定を変更しましたx

                    [8]ページ先頭

                    ©2009-2025 Movatter.jp