ナタリー音楽 特集・インタビュー 中島みゆき 中島みゆき「世界が違って見える日」インタビュー|3年ぶりのアルバム&「夜会」を大いに語る 中島みゆき「世界が違って見える日」 PR2023年3月17日 中島みゆきの通算44枚目となるオリジナルアルバム「世界が違って見える日」がリリースされた。 中島みゆきのアルバムリリースは、2020年1月発表の「CONTRALTO」以来3年2カ月ぶり。今作にはドラマ「PICU 小児集中治療室」の主題歌「俱に」、工藤静香に提供した「島より」とクミコに提供した「十年」のセルフカバー、吉田拓郎がギターとコーラスでゲスト参加した「体温」など全10曲が収録されている。 インタビューはアルバムの話から始まり、いつしか中島みゆきのライフワークとも言うべき「夜会」の話へ。「夜会」は1989年にスタートした、中島みゆきが原作・脚本・作詞・作曲・演出・主演を務める音楽舞台だ。

ナタリー音楽 特集・インタビュー 渋谷龍太(SUPER BEAVER)が語る「中島みゆき 劇場版 ライヴ・ヒストリー2」|フロントマンだから感じる中島みゆきのすごさ 「中島みゆき 劇場版 ライヴ・ヒストリー2」 PR2022年12月14日 「中島みゆき 劇場版 ライヴ・ヒストリー2」が12月30日より東京・新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国の映画館で公開される。これは、今年1月に公開された「中島みゆき 劇場版 ライヴ・ヒストリー 2007-2016 歌旅~縁会~一会」に続く、劇場版ライブベスト第2弾。「中島みゆきライヴ!Live at Sony Pictures Studios in L.A.」「歌 旅 中島みゆきコンサートツアー2007」「中島みゆき『縁会』2012~3」「中島みゆき Concert『一会』(いちえ)2015~2016」といったライブ映像作品に収録されている彼女
シンガーソングライターの中島みゆきが、脚本・作詞・作曲・歌・主演の5役を務め、自らの楽曲世界を舞台作品として昇華させる「夜会」。1989年のスタート以来、コンサートとも音楽劇とも異なる、唯一無二の世界観を打ち出してきた人気シリーズの最新作が、2014年に上演された 夜会VOL.18 「橋の下のアルカディア」だ。このたび、同作を映画館のスクリーンで堪能できる“劇場版”が公開されることに。メインキャストの1人である中村 中が、俳優としてシンガーとして、その魅力を語る。 取材・文 / 熊井玲 撮影 / 金井堯子 ──中村さんはデビュー当初から俳優としてもさまざまな舞台に出演されていますが、「夜会」のオファーについてはどう受けとめられましたか? 驚きました。それと、とうとう来たか……という思いも。というのも、中学の頃からずっと中島みゆきさんの歌を聴いていたし、「夜会」の存在も知っていたし。役者とし
そこにあって欲しいなにかのことを、 愛と名付けているわけでしょう。 そうしたら、「愛こそすべて」って言ったら、 宇宙が充満してしまいますよね。 それじゃ言えてないよと思うから。 若い子達は、それを早く言いたいんですよね。 「感動したー!」って言うしね。 それは、そんなに小さく世界を埋めないでくれよ、 みたいな気持ちがあって、 とんがらしを出してみたり、 ハリネズミを出してみたり、 ごまめを出してみたりしてるんですよね、 うちの子は。
「負けんもんね」の 「失えば その分の 何か恵みがあるのかと つい思う期待のあさましさ」 というところなんて‥‥ 失った分、何かを得るんだという発想が、 人間が生きていくうえで、 最後の救いのような気がするんです。
歌手の方や役者さんの方にも いろんなタイプの方が いらっしゃると思いますけれどもね、 ものを書く立場にあるなら、 温室純粋培養というのはできないんじゃないかな。 無菌室で一生いて一生作品を続けるというのって、 私は、それはかなり難しい。 生活がないと書くということが できないんじゃないかしら。 その生活っていう部分が、 私ってもしかして生身じゃなくて人形かもしれないと思ったら、 歌、書けないですよね。
必ずしも力を入れているばかりなのって 気持ちよくないから、 このアルバムの中でも、 とんとんと抜いているっぽく 見せているのがあるじゃないですか、 「ごまめの歯ぎしり」とか、 「夢だもの」とかさ。
今でも1枚のアルバムの中に、 少なくとも3種類ぐらいの歌い方があって、 みゆきさん、曲によって、変えていますよね。 そんな歌手っていうのも、 あんがい珍しいと思うんですよ。 力強く歌う「ハァーッ!」 というのがあるじゃないですか、 都はるみ型みたいな。
歌には、三位一体みたいなところがあってさ。 シンガーであり、作詞家であり、作曲家であり、 アレンジャーでもありみたいな、 要素としてはものすごくいっぱいあって、 その全部を引き受けて、最後にできるものって、 ちょっと不定形な建築物みたいなところがある。 「ここのところがダメでも、 最後のシンガーの私がカバーしますよ」 と思っていても、ライブなんかでは、 劇場の雰囲気と、用意してきた歌が 合わないってことだってあるわけだし、 バランスを壊してもバッティングになるというか。 歌にかぎらず、欠点だらけですからね、 だいたいのものは。 みんなで支え合いですから。 そうやって作っていくものは、 たぶん品質管理とか製品としては きっといいものが出来ると思うんですね。 でも一刀彫の彫刻としては どうなんだろうというのがあったりして。 一刀彫の彫刻をやっぱり見たいよな、 とかって思ったりもするんです。 製
言うならば、声ですらないっていうかね。 声ですらないエネルギーっていうか、 発しているなにかみたいな。 『真夜中の動物園』のなかにも 「♪Dadada‥‥」とか 歌詞のない部分がたくさんあるんですけど、 その、歌詞のない部分ができる時の物語を、 もし訊けるものなら訊いてみたかったんです。
きょうは、歌手としてのみゆきさんのことを 訊いてみたいと思ってるんですよ。 作家としての取材のときには、 ある程度人が考えていることと、 「ああ、合ってる、合ってる」となるけど、 歌手のほうが、もっと無意識だから。 “テーマのある歌い方” なんておかしいですから、 そこの無意識部分で、 鳴っている人間、楽器として、 その快感みたいなのを訊いてみたい。 気持ちいいわけでしょう? なんですか、あの、 レンズで光を集めて焦がすような‥‥。
ぼく、いつでも歌は好きなんですけど、 みんなが言葉の意味とか機能とかを、 強く言い過ぎるようになっちゃって。 世の中全体が、単純に言うと せちがらくなってきて、 「意味はないんだけどいいな」とか、 「言っていることはしょうもないんだけど 感心したなー」とか、 そういうものが、 ないことにされ始めたんですよ。 それに対して歌っていうのはいつでも、 なんであるんだかわからないけれども、 いいじゃない、っていうところを、 みんなで手を握り合って確かめる、 みたいなところがあって。 そっち側の空気を送りたいなっていう気分が、 自分に対してもあって。 理屈っぽい人とやりとりしていたりすると、 理屈で勝たなきゃならないっていうときが あったりするんだけど、 そんなことをしていても不毛ですよね。 その答えがわかるまでに、 67年ぐらいかかっていたりね。
今回、特に決まったテーマはないんですが、 最近糸井さんがすごく 「歌」に興味を持っている、というところが、 入口かなと思ってるんです。
(ふたりはライトのあたる場所で撮影中。 カメラにむかいながら雑談をしています。 第1回目の今回は、そのもようをおとどけします。)
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