米軍に殺害されたイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官(2018年7月資料写真、写真:Abaca/アフロ) (黒井 文太郎:軍事ジャーナリスト) 2020年1月3日、米軍の無人機がイラクの首都バグダッドにあるバグダッド国際空港を攻撃し、イラン革命防衛隊コッズ部隊のカセム・ソレイマニ司令官と、親イラン派民兵「人民動員隊」(PMF)のアブ・マフディ・ムハンディス副司令官を殺害した。 コッズ部隊はイラン革命防衛隊の特殊工作部隊で、主に海外での破壊工作を担当している。PMFはそんなコッズ部隊の指揮下にあるイラクのシーア派民兵の集合体である。ムハンディス副司令官は、その中でも最強硬派の「カタイブ・ヒズボラ」の司令官だ。 発端はイラクの「反イラン」デモ カタイブ・ヒズボラは2019年12月27日にイラク北部・キルクークの米軍基地をロケット砲で攻撃して軍属の米国人1人を殺害するなど、イラク駐留米軍への攻撃を

イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の最後の拠点、シリア東部バグズを離れ、クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」による尋問を待つIS戦闘員とみられる男たち(2019年2月22日撮影)。(c)AFP / Bulent Kilic 【5月9日 AFP】こんな結末が訪れると、誰が予想しただろう。拘束され、砂漠に並んで座らされているイスラム過激派の戦闘員とされる数百人を見ながら、私は思った。すべては8年前、シリア政権に対する単なる抗議デモから始まった。当時は誰もイスラム過激派について話題にすることなどなかった。 そして今、ある一つの国が崩壊した。 死者37万人以上。家を追われた人は、人口の半数以上に当たる1300万人近くに上る。平和的な民衆蜂起をのみ込んだ暴力の渦から生まれたイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」は、台頭し、そして衰退した。 彼らはシリアからイラクを広範囲にわたって

中東の衛星テレビ局アルアラビーヤなどはサウジアラビア政府が、経済界や治安部門で発言力を持つ11人の王子や現職閣僚を一斉に逮捕したと伝えました。 そのうえで、経済・企画相と国家警備隊の担当相の2人の現職閣僚を解任したことを明らかにしました。 中東の衛星テレビ局アルアラビーヤなどによりますと11人の王子など多数の有力者も逮捕されたということです。 逮捕者の中には世界有数の億万長者の一人で投資グループを率いるワリード・ビンタラール王子や経済界や治安部門に強い発言力を持つ有力王族も含まれていると伝えられています。 今回、サウジアラビア政府が有力者を一斉摘発に踏み切った背景には、ムハンマド皇太子の王位継承に向けた地ならしとの見方が広がっています。

三浦英之 新刊「涙にも国籍はあるのでしょうか」 @miura_hideyuki ①イスラム国による人質事件を取材し、昨日ヨルダンを離れた。今回の事件は日本の将来に恐らく大きな影響を及ぼすだろう。備忘をかねて約20日間に及んだ個人的な取材記を残そうと思う。少し長くなるかもしれない。 pic.twitter.com/0eUeuTYQ8x 2015-02-09 22:57:56 三浦英之 新刊「涙にも国籍はあるのでしょうか」 @miura_hideyuki ②カイロで後方取材をした後、ヨルダンの首都アンマンに入ったのは1月25日。イスラム国が後藤さんの映像を掲げ、ヨルダン政府にサジダ死刑囚の解放を求めてきた翌日。同僚は3人。2人が日本・ヨルダン両政府の動きを追い、私は一般市民を取材した pic.twitter.com/hwXaW2a80k 2015-02-09 23:09:41 三浦英之 新刊「

イスラム過激派組織「イスラム国」の戦闘に加わるため、シリアへの渡航を計画したとして男子大学生の関係先が捜索を受けた事件で、男子学生は古書店に掲示されたシリアへの渡航を呼びかける貼り紙に応じようとしたことがわかった。

今日の目黒は朝から小雨が降っております。 さて、久しぶりに記事の要約を。オバマ政権の使っている言葉についての議論です。 === 「悪」というラベルづけの問題:ISISを「ガン」と呼んでしまうことのモラル・ハザード By マイケル・ボイル ●ISISによるアメリカのジャーナリスト、ジェームス・フォーリー氏の「首切り処刑」は、世界中からこの反乱グループとその恐ろしい手段に対する非難を巻き起こしているが、これは当然であろう。 ●ところがこれは同時に、911の連続テロの直後のパニック状態の中でアルカイダを示す際に使われた道徳判断を含んだ言葉を復活させることにもつながった。 ●ブッシュ前大統領が「テロとの戦争」を「悪を行う者」たちに対するキャンペーンであると表現したことは有名だが、奇妙なことに、オバマ大統領もISISのことを、中東に広がる「21世紀に存在してはいけないガン細胞」であると表現している。

今日の横浜北部は朝から曇りでありまして、暑さは一段落ですが相変わらず湿気で汗が出ます。台風は来ないんですかね? さて、今夜の生放送(見逃した方もタイムシフトで見れます)の参考のために、とても興味深い記事の要約を。 内容は軍事トンネルの歴史を振り返りながら、なぜイスラエルがガザのトンネルを必死で潰そうとしていたのかを探るものです。 スコットランドの大学の歴史の先生による記事ですが、目の付け所が面白いですね。 === 眼下の敵:なぜハマスのトンネルはそれほどまでイスラエルを恐怖を与えているのか byジェラード・ディグルート ●ルイス・カレロ・ブランコ提督は予測可能性の典型的な例であり、この予測可能性が彼を殺した。カレロ・ブランコ氏はスペインの首相であり、フランシスコ・フランコに後継者として指名されていた。彼はマドリッドにある教会で毎日同じ時間に行われるミサに参加していた。 ●1973年にETA

昨年2011年1月25日から始まりましたエジプトの民主化デモを記念し、来たる2012年1月25日(水)は国民の祝日となりました。 当日は、一周年を記念した大規模なイベントが予定されております。またウェブサイトやSNSでは、デモ行進参加の呼び掛けもなされています。 ■主なイベント・デモ概要 *軍最高評議会(SCAF) タハリール広場を中心に、コンサートなどの革命記念祝賀イベントを開催する予定。 *イスラム同胞団系団体---議会選挙で約60%の議席を獲得した 不要な衝突を避けるために、今回は軍最高評議会(SCAF)に同調。コンサートや映画上映等を予定。 次期国会では、第二党の「光の党」、リベラル系「ワフド党」と連立し、70%の議席を占める。 *4月6日運動などの若い世代の団体---議会選挙では、惨敗 軍最高評議会(SCAF)が「祝賀」としているが、前政権の圧政、民主化デモの犠牲者への「哀悼・怒

チュニジアそれにエジプトで始まった反政府運動の嵐は、モロッコからイランまでの北アフリカ・中東全域に吹き荒れている。 Arab and Middle East revolt - an interactivemap:ソースはGuardian 今回の反政府/民主化デモでフェイスブックの役割が大きかったので、その背景を追ってみた。 NBC News correspondentのRichard Engel氏が撮影。アラビア語で “Thank you, Facebook.”と書かれている。 多くのアラブ諸国では、いつまでも続く貧困と若者の失業で国民の不満が鬱積していた。同じような不満を抱く国民間の連携を一気に広げかつ強める役割を果たしたのがフェイスブックで、大規模な反政府デモへと発展させてきたのだ。でもここまで国民の連携を生み独裁政権を崩壊させるほど、アラブ諸国でフェイスブックが利用されるとは・・・
◇サウジ「米に攻撃要請」/UAE「武力紛争を想定」 【カイロ和田浩明】内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露した一連の米外交公電により、中東で影響力を増すイラン(ペルシャ人主体の非アラブ国)に対する親米アラブ諸国の「恐怖症」とも呼べる警戒感が浮き彫りになった。ただアラブ諸国には、イランを敵視する米国にイラン軍事攻撃を求める一方、対話を要望する国もあり、アラブが一体となったイラン包囲網形成が困難であることも垣間見える。 対イラン強硬派の筆頭はサウジアラビアだ。イスラム教の聖地を擁し多数派スンニ派の代表格であるサウジは、少数派のシーア派国家としてレバノンやイラクのシーア派勢力に影響力をふるうイランを「安全保障上の喫緊の脅威」(09年3月在リヤド大使館公電)と認識。公電によると、アブドラ国王がブレナン米大統領補佐官に対し、「(私は)モッタキ外相(当時)に『ペルシャはアラブの問題に介入するな』と言
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