【変更履歴 2018年2月15日】当初の記事タイトルは「いまなぜHTTPS化なのか?技術者が知っておきたいSEOよりずっと大切なこと ― TLSの歴史と技術背景」でしたが、現行のものに変更しました。現在GoogleではWebサイトのHTTPS対応と検索結果の関係を強調しておらず、本記事の趣旨の一つにも本来は独立した問題であるSEOとHTTPS化を関連付けるという根強い誤解を解くことがありますが、当初のタイトルではかえってSEOとHTTPSを関連付けて読まれるおそれがあり、また同様の指摘もいただいたことから変更いたしました。 HTTPとHTTPSは、共にTCP通信上で動作します。したがって、いずれもTCPハンドシェイクで通信を開始します。 HTTP通信の場合には、このTCPハンドシェイク直後に、HTTPリクエストとレスポンスのやり取りが始まります。このHTTPのやり取りは平文通信であり、途

30年近く前にワールドワイドウェブ(WWW)を発明したTim Berners-Lee氏が、コンピューティング業界最高の権威を持つ賞を受賞した。大成功を収めた同氏の発明であるWWWは現在、新しいモバイル技術の台頭という局面に差し掛かっている。 Association for ComputingMachinery(ACM)は米国時間4月4日、Berners-Lee氏に2016年度A.M.チューリング賞を授与した。受賞者には賞金100万ドルに加えて、最高の栄誉が贈られる。この賞は、英国の研究者であるAlanTuring氏にちなんで命名されている。Turing氏は、第2次世界大戦中にドイツの暗号機「エニグマ」の暗号解読を支援し、コンピュータの基本設計の考案に貢献した人物。 Berners-Lee氏は、HTML(Hypertext Markup Language)とHTTP(Hypertext

Confused betweeningress-nginx andNGINXIngress Controller? Learn about our long-term commitment to theNGINXIngress Controller andGatewayAPI implementation. Read theBlog.nginx ("engine x") is an HTTP web server, reverse proxy, content cache, load balancer, TCP/UDP proxy server, and mail proxy server. Originally written by Igor Sysoev and distributed under the 2-clause BSD License. Known for
今回は前回に続いて、プロトコルについてです。前回はSMTPでしたが、今回はおそらく最もメジャーなプロトコルであるといっても過言ではないHTTPについてです。 「デカいRFC」の読み方 まずHTTPにはバージョンとして1.0と1.1があります。実質、今はほぼ100%のサイトが1.1だと思って良いでしょう。 HTT1.1はRFC2068で提唱され、RFC2616にObsoleteされています。ですのでRFC2616(と、RFC2616をUpdateしているRFC2817とRFC5785)を読めば、HTTP1.1のことが把握できます。とはいってもでかいRFCなので、読むのはちょっと大変かもしれません。ただ、これくらいポピュラーなRFCになると日本語訳もたくさんあるので、原文と一緒に日本語訳も読むと、理解が速いかもしれません(訳だけ読むのはあまりオススメできません)。 また、RFCを読むとき(
HTTPモニタとは? WebアプリケーションやSOAP、JSONなどでHTTPベースのプロトコルを利用した通信を伴うアプリケーションを開発している場合、デバッグや障害解析などのために実際にHTTPでどのような内容の通信が行われているかを参照したいことがある。このような場合に利用できるのがHTTPモニタだ。 HTTPモニタにはさまざまなものがあるが、今回はFirefox拡張であるLive HTTP Headers、EclipseのWTPに標準で付属するTCP/IPモニタ、Windowsのスタンドアロンアプリケーションとして利用可能なFiddler2の3つを紹介する。 Live HTTP Headers Live HTTP HeadersはFirefoxの拡張として利用可能なHTTPヘッダのモニタリングツールだ。 インストール後、Firefoxの[ツール]メニューの[Live HTTP hea
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