ハードウェアのエラーでメモリの内容が化けてしまうことが稀にある。大抵のDRAMエラーはせいぜいプログラムがクラッシュする結果になるだけだが、データ破壊になることもありえるし、悪意のある使い方をすればセキュリティ破りに使うこともできてしまう。ここではメモリエラーとセキュリティの話をしようと思う。 メモリのエラー率は意外なほど高い。データセンターで大規模なマシン群を対象に実際に観測したところ、1年間に1回以上のエラーが発生したDIMMモジュールは全体の8%にのぼったそうだ。DIMM 1枚に数百億個のメモリセルが実装されているといっても、このエラー率はちょっとびっくりするくらい大きな数字ではないだろうか? サーバでは普通はエラー訂正付きのDIMMを使うので1ビットのエラーは問題にならないが、エラー訂正のないコンシューマ機器ではこれは実際的な問題になりえる。 メモリエラーを利用したセキュリティ破り

Intel persistent memoryはデータの保持に電力を必要としない、不揮発性メモリの一種だ。データをメモリからストレージに保存する必要がなくなるなど、コンピュータのアーキテクチャを一変させる可能性を持つ。 現代のコンピュータは基本的にメインメモリとしてDRAMを利用しています。DRAMはアクセスが高速な一方、容量あたりの単価は高く、それゆえ大量にコンピュータに搭載することが難しく、またデータを保持し続けるのに電力を必要とします。 このDRAMの能力と性質を補完するため、一般に現代のコンピュータには二次記憶装置として大容量で安価かつ電力がなくてもデータを保持し続けられるハードディスクドライブなどのストレージを備えています。 こうした現代のコンピュータの構造を一変させようとインテルが5月16日に発表したのが、大容量かつ低価格、しかもデータの保持に電力を必要としない、同社とマイクロ

Linux は fork で子プロセスを作成した場合、親の仮想メモリ空間の内容を子へコピーする必要があります。しかしまともに全空間をコピーしていたのでは fork のコストが高くなってしまいますし、子が親と同じようなプロセスとして動作し続ける場合は、内容の重複したページが多数できてしまい、効率がよくありません。 そこで、Linux の仮想メモリは、メモリ空間を舐めてコピーするのではなく、はじめは親子でメモリ領域を共有しておいて、書き込みがあった時点で、その書き込みのあったページだけを親子で個別に持つという仕組みでこの問題を回避します。Copy-On-Write (CoW) と呼ばれる戦略です。共有メモリページは、親子それぞれの仮想メモリ空間を同一の物理メモリにマッピングすることで実現されます。より詳しくは コピーオンライト -Wikipedia などを参照してください。 この CoW に
メモリ使用状況以外にもCPU 使用率の把握などさまざまな用途に利用可能です。単体ではタイムスタンプ出力機能がなく、指定できる更新間隔も高負荷時にはあてにならないことが欠点と言えます。
以前の「Windows の限界に挑む」の投稿では、物理メモリと仮想メモリという、2 つの主要な基本システム リソースについて説明しました。今回は、これらを基盤とする 2 つの基本的なカーネル リソースであるページ プールと非ページ プールについて説明します。ページ プールと非ページ プールは、最大プロセス数、同期オブジェクト、ハンドルなど、他の多くのシステム リソースの制限に直接関わっています。 ページ プールと非ページ プールには、オペレーティング システムとデバイス ドライバーがデータ構造の格納に使用するメモリ リソースとしての役割があります。プール マネージャーはカーネル モードで実行され、システムの仮想アドレス空間 (「Windows の限界に挑む」の仮想メモリに関する投稿で説明) の領域を使用して、メモリの割り当てを行います。カーネルのプール マネージャーは、ユーザー モード プ

多くの人々は,Windows OS でのスワップアウトを「メモリが足りなくなったときの緊急回避」と考えているようです.実際,緊急退避的なスワップアウトも存在しますが,PC の搭載メモリが増えてきた現在では,しかし,もっと別の形でのスワップアウトの方が頻繁に起きるようになってきています.ここでは,より現実的なスワップアウトの姿を見てみることにしましょう. ある想像上のプログラムを考えます.そのプログラムは,300 MB のヒープを確保し,同時に 300 MB 程度のファイルのあちこちにランダムアクセスを繰り返すとします.Windows は,このアプリケーションを円滑に動作させるために,どのように物理メモリを提供するのでしょうか? アプリケーションが,ヒープに対するランダムアクセスのみを行い,ファイルアクセスはほとんど行わない場合 この場合,300 MB の物理メモリをヒープのために維持し続
2008年6月19日 ヽ(°▽、°) | 個別ページ | コメント(10) | トラックバック(0)PC2-6400で一枚4GBというギガントなメモリを買ってきました。 おいらがゲットした Tsukumo eX. の他、ark などにも入荷していたようです。(情報をくださった T-ZONE ご担当者に感謝) AKIBAPC Hotline のは無刻印でしたが、おいらのは何か書いてあります。2GDD08AI-25F ってドイツQimonda製かな。 AKIBAPC Hotline が更新されてました。二種類あったみたいで、こちらのはQimondaで間違いないようです。 さっそく装着。 Intelの技術資料によると16GB認識できるのはP45系チップセットだけ...と思ったらP35でも認識できてしまいました。 ね、P35でしょ?GIGABYTE GA-P35-DS3P なのです。
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