(写真)水害で家財道具が散乱した加賀谷さんの自宅。天井近くまで浸水したといいます=20日、秋田市 (写真)地域一帯が浸水した楢山大元町。住宅前には泥のついた家財道具が搬出されていました=20日、秋田市 記録的な大雨に襲われた秋田市。なかでも楢山大元町(ならやまおおもとまち)は、2メートルを超す浸水があり多くの家屋が泥水にまみれました。快晴となった20日には、午前中から地域の人たちが、家財道具や故障した自動車を撤去していました。(井上拓大) 加賀谷泉さん(63)は同日午前中から、近所の知り合いやボランティアたちと自宅の家財道具を片付けていました。自宅の1階は、タンス、衣類や畳など多くの家財道具が散乱しています。壁の掛け軸を指さし、「天井近くまで浸水していた」と説明します。 楢山大元町はJR秋田駅から直線距離でおおむね1キロの位置にある住宅街です。秋田県のサイトによると豪雨に見舞われた15日に

記録的な大雨から1週間となる21日、多くの住宅が浸水被害にあった秋田県五城目町では、水につかった家財を住宅から運び出したり泥を落としたりする作業が続けられています。 馬場目川が近くを流れる五城目町東磯ノ目の住宅では、午前中から、水につかった家具や食器の汚れを落としたり、壊れた家電を運び出したりしていました。住宅は、2階建てで1階の床上50センチ以上まで浸水した跡があり、家の中には泥が入り、家具なども倒れている状態で、家族や近所の人と協力して片づけ作業を進めています。 しかし、断水が続いている影響で、泥をかき出したり家具の汚れを落としたりするのに必要な水が使えず、毎日給水所や離れた場所にある実家まで水をくみに行かなければならないため、作業は思うように進んでいないといいます。 この家に住む齊藤主計さんは「洗い物ができなかったり、掃除ができなかったりして、水が出ないことがいちばん切実な悩みです

7月の線状降水帯による豪雨で水害が起きた熊本県益城町 今月も線状降水帯による豪雨が九州であった。異常気象による水害が毎年のように起きている。牙をむく自然との最前線にいるのが気象庁。だが、その現状は「お寒い」ようだ。原因は予算や組織の在り方。岸田政権は本当の「有事対策」に取り組むべきではないのか。 西日本や東海地方を中心に記録的な豪雨の原因となっている線状降水帯。6月末に出演したラジオ番組で豪雨について特集した。気象庁の担当者は、7月後半には全国的に梅雨明けが予想されるが、それまでの間に線状降水帯が発生する可能性を指摘し、地域的には九州などを挙げた。 ところが、耳を疑った部分はこんな話だった。 「線状降水帯について分析するスーパーコンピューターを今年3月に導入した」 九州北部豪雨は6年前、西日本豪雨は5年前。それが今ごろになってスパコン? 長く防災や危機管理を取材テーマにしているが、そもそも

東北地方に停滞した前線や暖かく湿った空気の影響で、秋田県では15日、記録的な大雨に見舞われた。秋田市では住宅が土砂崩れに巻き込まれ、4人が軽傷。河川の氾濫が相次ぎ、15日午後10時現在、秋田市など6市町村の一部で、5段階の警戒レベルで最も高い「緊急安全確保」(レベル5)が発令された。大雨は16日にかけて続く見込みで、気象庁は厳重な警戒を呼びかけている。 秋田消防署によると、15日午前10時50分ごろ、秋田市添川の住宅4軒が土砂崩れに巻き込まれた。そのうち1軒にいた4人が軽傷だった。県によると、午後1時現在、秋田市の中心部を流れる太平川や能代市の桧山川など5河川が氾濫し、浸水被害が起きている。秋田県は、秋田市など15市町村への災害救助法の適用を決定した。

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