【殴られて右半身麻痺に…】広陵高校野球部、10年前にも起きていた暴力事案を告発 病室で監督が発した非情すぎる一言 問題が公に説明されにくい構造 夏の甲子園、野球部員の暴力事案をめぐり出場を辞退した広陵高校。今回、被害生徒・A君の父親は「中井哲之監督や堀正和校長に謝罪会見の実施と再発防止策を求めたい」とメディアで初となる取材に答えた。関係者への取材を重ねると、背後にはさらに根深い問題が横たわる疑いが──。ノンフィクションライター・柳川悠二氏と本誌・週刊ポスト取材班が問題を追った。【前後編の後編。前編から読む】 「どんくさいのぉ」 「僕と同じ境遇の子が出てきたので、黙っておけないと考えました」──そう語るのは広陵元野球部員のB氏。2015年9月、当時1年生だったB氏は先輩部員から暴力を受け、右半身麻痺の診断を受けたと明かす。現在は治癒したものの、A君の事案を受けて改めて声をあげることを決めたと

甲子園、“史上最遅”午後10時46分に決着 規定時間超えも異例の続行…綾羽が劇的勝利 第107回全国高校野球選手権は8日、第4日を迎え、第4試合では綾羽(滋賀)が延長タイブレークの末、6-4で高知中央を下し、初戦を突破した。試合終了は午後10時46分。“史上最遅”決着となった。 この日、第3試合の横浜(神奈川)-敦賀気比(福井)で4回に強い雨が降り出して一時中断。阪神園芸のスタッフが迅速な整備を行ったが、試合再開は午後6時21分頃だった。中断の影響もあり、第4試合は午後7時50分開始となった。 https://news.yahoo.co.jp/articles/39e9b9dbb9159a057be8e5fc9b857728bdf5434e

6日朝にXを見るとトレンドに「甲子園辞退」「出場辞退」とあった。 夏の甲子園に出場する広陵(広島)の部内で暴力があったとする投稿がX上で3日ごろから徐々に拡散されている。 また、この投稿が拡散されると暴力行為を受け、現在は違う学校へと転校した生徒の両親と見られる人物のSNSの投稿も注目を浴びた。このアカウントはことし7月23日から投稿を開始しており、暴力行為や学校側の対応、そして広陵の甲子園出場への複雑な思いを明かしている。 インスタグラムの投稿高野連は4日に、近年、スポーツで大会関係者に対する誹謗中傷がSNS上で増えていることを増えており「大会関係者の名誉や尊厳、人権を傷つけ、心身に深刻な影響を生じさせるものであり、決して看過できません」と声明を発表した。 たしかにスポーツ選手への誹謗中傷は近年深刻な問題となっている。応援する側がエスカレートする夏の甲子園で大会前にこの声明を出す意義はあ

甲子園で優勝3回、準優勝2回。とりわけ黄金期といわれる1982年夏から、池田の勝敗表は美しいまでに白色が並ぶ。1982年夏と83年春を連覇し、同年夏の準決勝でPL学園に敗れるまで、じつに甲子園11連勝を飾った。 1992年生まれの私は「池田の時代」を知らない。リアルタイムでその時を生きた1974年生まれのNumberWeb編集長は、池田のファンだったという。彼が記憶する池田でとりわけ鮮烈だったもの。それは野球のスタイルだった。上半身と太ももがムチムチに鍛えられた地方の子どもたちが全国的な強豪を次々に倒す。それも打ち勝った。「バントや小細工は不要。打てばいい」。単純明快な方法が衝撃だったのだと編集長は力説した。 車窓に映った池田町の寂しげな光景を思い出した。なぜ山間の公立校が優勝できたのか。なぜ池田の時代は終わったのか。 蔦文也の孫が東京にいた… 下調べで大きな流れはわかった。日本中が池田に

高校野球で来春の選抜大会から指名打者(DH)制を導入する方針であることが28日、分かった。近日中に開かれる日本高野連の理事会で、同制度採用を議題に挙げることを複数の関係者が明かした。理事会での承認に支障はない見通しで、承認されれば、高校野球の公式戦で初めてDH制が採用されることになる。 【表】野球界各カテゴリーのDH制の現状 高校野球におけるDH制導入の議論は、日本高野連が今年1月に発足させた「7イニング制等高校野球の諸課題検討会議」で行われてきた。同会議は、日本高野連の宝馨会長やU18高校日本代表監督の小倉全由氏ら15人で構成され、7回制やリプレー検証の導入について検討するなど、高校野球が直面するさまざまな課題について話し合いを重ねてきた。 同会議の議論の中心である7回制が採用された場合には、選手のプレー機会が減少する懸念がある。そこで、一人でも多くの選手に出場機会を与える方法の一つとし

昨年オープンしたエスコンフィールドは、まさしく国内最先端のベースボールスタジアム。臨場感たっぷりに試合を観戦できるしつらえはもとより、試合日以外でも足を運んで楽しめるような仕掛けがあちこちに。とうぜん、その運営には最先端の技術をふんだんに取り入れている……と思いきや。 いちばん新しいプロ野球の球場「エスコンフィールド」には“意外なヒミツ”が… 「最初の1年は、ひとまず自分たちの手でやってみよう、人の手で動かしてみようというコンセプトで運営したんです。 というのも、ファイターズは50年くらいプロ野球の興行をやってきたんですけど、東京ドームにせよ札幌ドームにせよ、これまでは施設をその日だけお借りするスタイル。いわば賃貸です。 それが今回、自前の大きな庭付き一戸建てを所有することになった。だから、業務効率化ももちろん重要ですが、まず人の手で動かしてみて、現場の現実を知る。お客さまの体験価値向上の

佐々木の脱退についてロッテ球団に尋ねると、「自分の判断で決めたと聞いています」と回答があった。 佐々木のメジャー挑戦に対して選手会からは怒りの声 昨年12月、ポスティング制度による今オフのメジャー挑戦を希望していると報じられた佐々木。制度の申請期限を過ぎたため、今オフの渡米の可能性は限りなく低くなったが、 「佐々木はその後も、2024年オフの移籍を容認するよう球団に求めた。しかし、吉井理人監督が『球団に対してもうちょっと恩返ししてからじゃないと』と言うように、球団側は『時期尚早』との考え。そのため交渉が長期化しているのです」(スポーツ紙記者) だが、佐々木のポスティング制度を使ったメジャー挑戦に対し、選手会からは異論が出ているという。 「選手会会長の広島・會澤翼さんは『名前も聞きたくない』と怒っています」(前出・関係者) 契約更改が越年中の佐々木 ©文藝春秋 なぜ選手会からは怒りの声があが

多くのアニメやゲーム、ラジオで活躍する人気声優の立花理香(36歳)。20代中盤に声優デビューを果たした“オールドルーキー”の歩みと、野球への思いとは。夫であるオリックスの若月健矢捕手(28歳)が山本由伸投手と今季達成したノーヒットノーランにまつわる秘話も聞いた。(全2回の2回目/前編へ) 声優・立花理香とプロ野球の出会いは幼少期に遡る。生まれ育った広島での日常はいわば“カープまみれ”。野球中継の延長で、見たい番組の放送が後ろ倒しになることも珍しくなかった。 「子どものころは、チャンネル権を争いながら『もー、また野球?』って思っていました。野球の楽しさを知ったのは、大学進学を機に京都に住みはじめてからですね。友達に誘われて甲子園や京セラドームに足を運ぶようになったんですが、球場で飲むビールが猛烈においしくて……。ちょうど新井貴浩さんが広島から阪神に移籍されたころ(2008年)だったと思います

大リーグで今シーズンから内野手が守備位置を極端に変える守備シフトを禁止するルールが導入されたことを受けて、国内でも来シーズンから導入するかどうか検討を進めていましたが、導入が見送られる見通しとなったことが関係者への取材で分かりました。 大リーグでは今シーズンから、 ▽内野を5人で守るシフトや、 ▽昨シーズン、大谷翔平選手への対策として行われた「大谷シフト」のように内野手が外野の芝生まで出て守ることなどの極端な守備シフトを禁止し、内野手は必ず二塁ベースの両側に2人ずついなければならないとするルールを導入しました。 日本の野球規則は、大リーグでのルール改正を1年遅れで反映させることが多いため、国内でも来シーズンから導入するかどうか検討が進められてきました。 関係者によりますと、 ▽国内では大リーグのような極端なシフトが見受けられないほか、 ▽大リーグと異なりシフト禁止の目安となる内野と外野の切

阪神・岡田彰布監督【優勝独占手記】「これからの阪神は当分、強いで」「一番楽しく野球ができた1年ちゃうかな」 拡大 「阪神タイガース4-3読売ジャイアンツ」(14日、甲子園球場) 熱い応援、ありがとう-。阪神を18年ぶりのリーグ優勝へ導いた岡田彰布監督(65)がデイリースポーツに独占手記を寄せた。08年以来となるタテジマを身にまとい、「守りの野球」で頂点まで駆け上がった。「普通」を掲げる岡田野球を吸収し、めざましい成長を遂げた選手を称賛。穏やかな表情で黄金時代の到来を予言した。 ◇ ◇ 18年ぶりのアレやな。いや、優勝や。ファンの応援にはほんま感謝しとるし、俺も05年の優勝の喜びとは全然、違う。今までの野球人生で一番楽しく野球ができた1年ちゃうかな、はっきり言うて。 前回は2軍監督、優勝した03年も1軍コーチを経験しての就任やったから、選手の力量も分かってたし、完成されたチームやった。 今

青春の押し付け問題 大人が選手を自分好みのストーリーに当てはめようとする、いわば、青春の押し付け問題。これも高校野球が抱える、そして解決していかなければならない大きな課題の一つです。高校野球はシンプルに言えば、高校生がただ野球をやっているだけですが、真夏の風物詩やお祭りのように捉えている人が多く、もはや非常に巨大なエンターテインメントとなっています。新たなヒーローの出現や感動的なゲームを望むファンがいて、また、それを売り込んでいこうとするメディアの存在もある。そこで過剰に膨らまされたドラマに、それを望むファンが喜んで食いつく。こうした土壌が高校野球にはあると思います。 そしてそれを支えているのが、春と夏の全国大会が公共放送で全試合生中継され、その面白さを全国民レベルで共有できてしまうところなのです。一部からは「試合が面白いのだから、いまのままでいいじゃないか」という意見も聞かれますが、それ

まずは、僕が野球を嫌いになりかけた話から始めさせてください。 幸運にもプロ野球選手になれて、好きなものを仕事にできて、それなりに1軍で結果を残せて。満ち足りた野球人生を送らせてもらいました。 でも、結果的に現役最終年だった2020年、僕はあんなに好きだったはずの野球が嫌いになりかけていました。調子がよくても、結果を残しても使ってもらえない。1軍に上がるのは若い選手ばかり。プロ9年目、31歳になった僕も「これがプロの世界だ」と理解していたはずでした。 元プロ野球選手の就職活動 最初に頭に浮かんだのは家族のこと。僕には妻と息子、娘の家族がいます。現役時代は家族との時間が取れなかったので、半年近くは仕事もせずに家族サービスの時間にあてました。一緒に買い物に行ったり、娘の幼稚園の送り迎えをしたり、息子の学校行事に参加したり。 それはそれで楽しかったのですが、さすがに仕事をしないと家族を養えません。

2023年のWBC(ワールド・ベースボール、クラシック)において、 打っては打率.435、1本塁打、8打点、 投げては防御率1.86で2勝1セーブを記録するなど、 侍ジャパンを牽引し、大会MVPを獲得した大谷翔平選手。 米国との決勝戦の前には、侍ジャパンの円陣の中心に立ち、 「声出し」を行ったのですが、その内容が英訳され、海外、特にアメリカで非常に大きな反響を呼んでいます。 「僕からは1個だけ。 (米国代表に)憧れるのをやめましょう。 ファーストにゴールドシュミットがいたりとか、 センターを見たらマイク・トラウトがいるし、 外野にムーキー・ベッツがいたりとか、 野球をやっていれば誰しもが聞いた事のあるような選手たちが、 やっぱりいると思うんですけど、今日一日だけは。 憧れてしまったら越えられないんで。 僕らは今日越えるために、トップになるために来たので。 今日一日だけは、彼らへの憧れを捨

第5回WBCで14年ぶりの世界一に輝いた侍ジャパン。感動的な優勝の舞台裏を、凱旋したばかりの栗山英樹監督に聞きます。 【栗山監督に聞く「世界一の瞬間」】 (Q.帰国されて、どれだけ多くの日本人が見守っていたかを感じましたか) 栗山監督:「もう本当すごかったですね空港から。本当にありがたかったですし、力もらいましたし、うれしかったです」 (Q.侍ジャパンのメンバーたちはそれぞれのチームに帰りました。寂しくないですか) 栗山監督:「あれだけうれしい思いは二度とできないかもしれないので、すごい悲しいですけど、もっともっと彼らはがんばってくれるので、また野球を応援していきます」 (Q.金メダルはいかがですか) 栗山監督:「メダル初めてですけど、重いです。責任の重さもありましたし、それを感じるのかもしれないですけど、すごく重いので」 (Q.監督がメダルを授与されるのは、野球ではあまり見ないですね)
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野球のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックは21日、アメリカ・フロリダ州の「ローンデポ・パーク」で日本とアメリカの決勝が行われ、日本が3対2で勝って3大会ぶり3回目の優勝を果たしました。 また今大会のMVP=最優秀選手には日本の大谷翔平選手が選ばれました。日本からMVPが選ばれるのは、第1回と第2回大会で選出された松坂大輔さん以来となります。さらに大会のベストナインにあたる「オールWBCチーム」には大谷選手と吉田正尚選手の2人が選ばれました。 ※記事の後半では試合の詳しい経過も掲載しています。 【勝利投手】今永昇太(1勝0敗 防3.00) 【セーブ】大谷翔平(2勝0敗1S 防1.86) 【敗戦投手】ケリー(0勝1敗 防8.31) 【本塁打】村上(1号)岡本(2号)ターナー(5号)シュワーバー(2号) 2回にソロホームランで先制された日本はそのウラ、準決勝でサヨナラ勝ちに貢献した先頭の

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