セカオワ「Fukase」のボーカロイドで制作した楽曲がYouTubeで“本人認定”され著作権侵害扱いに――“名誉の誤認”による悲劇は、権利者側の申し立て撤回により無事に解決したようです。 問題になったのは、「SEKAI NO OWARI」のボーカリスト「Fukase」の声を基に開発した「VOCALOID4」用歌声ライブラリ「VOCALOID4 Library Fukase」を使用した同バンドの楽曲「スターライトパレード」。ソフトの付属小冊子で「本人っぽく」歌わせる調声の題材となっている作例です。 制作者のタカオカミズキさんによると、2月3日にYouTubeにアップロード後、17日に「著作権で保護された曲が含まれる可能性がある」として、音声トラックをミュートする処置を受けていました。この“「原曲まんまじゃねーか」という名誉の誤認”に対し、異議申し立てを行っていましたが、一度はその申し立て自体

米IBMは1月21日(現地時間)、米動画配信サービスのUstreamを買収したと発表した。買収総額などの詳細は公表されていないが、米Fortuneは1億3000万ドルと報じた。 IBMは、Ustreamと昨年までに買収したAspera、Cleversafe、Cleversafeなどの動画関連企業を統合し、新たに企業向けのクラウド動画サービス部門Cloud Video Servicesを開設する。 同部門は、「メディア、エンターテインメント、小売業、教育、政府機関を含む幅広い業種の顧客がデータの戦略的ソースに動画を統合することを支援する」という。 Ustreamは2007年創業のサンフランシスコに拠点を置く非公開企業。ニワンゴのニコニコ動画のような個人向けの動画共有サービスも提供しているが、企業向けのイベント中継サービスなどのSaaSも手掛けている。米航空宇宙局(NASA)、米Faceboo

ビートルズの公式サイトによれば、配信が許可されるサービスはAppleMusic、Google Play、Amazon PrimeMusic、Spotify、Tidal、Deezer、Groove、Rhapsody、Slackerの9つ。LINEMUSIC、AWAといった国内勢は含まれていない。 なお、ビートルズのクリスマスソングといえば、ファンクラブ向けに作ったスペシャルレコードがマニアの間では有名だが、「Christmas Time Is Here Again」が「フリー・アズ・ア・バード」のカップリングでリリースされた以外は公式音源化されていない。 ストリーミング開始を伝える公式サイトでは「HAPPY CRIMBLE, WITH LOVE FROM US TO YOU」と、クリスマスレコードからの一節をもじっている。 追記:日本でも24日0時過ぎにAppleMusic、Goog

テレビ朝日とKDDIは8月20日、スマートフォン向け動画配信事業で戦略的業務提携を結ぶと発表した。KDDIの定額制動画配信サービス「ビデオパス」の検索履歴などを活用したコンテンツを共同制作するほか、放送中番組の独占配信などを行い、ネット動画事業の拡大を狙う。 共同制作の第1弾として10月から、秋元康氏が企画するAKB48グループ出演ドラマをビデオパスで配信する。地上波番組と連動しており、同等のクオリティによるオリジナルエピソードになるといい、地上波とネットが融合した新しい視聴体験を楽しめるという。 制作はテレビ朝日が提案し、ビデオパスユーザーの検索や視聴、属性の履歴など統計データを活用して分析したところ、ビデオパスユーザーに楽しんでもらえると判断したという。KDDIは「楽しい」「爽快」といった作品のメタデータ約2000種類や、ビデオパスなどのユーザー統計データを保有しており、今後は企画段階

Netflixは6月18日、この秋に日本国内で開始する定額制動画配信サービス「NETFLIX」の技術や戦略を説明した。料金やサービス開始時のコンテンツ数などは開かされなかったものの、その使い勝手やバックボーンとなる技術、コンテンツ制作におけるポリシーなどについて詳しく語った。Netflixは、世界50カ国に6200万人ものユーザーを抱える世界最大の動画配信サービス事業者(2015年6月現在)。本拠地でもある米国での利用者は全世帯の4分の1におよび、「日本の感覚でいう映像配信サービスというより、テレビ放送のチャンネルの一部に近いイメージで定着し、ライフスタイルを変えてきた」(同社)。 人気の秘密はいくつも挙げられるが、まずは低料金の定額制見放題でハリウッドのメジャー作品を含む人気映画やテレビドラマを多数配信していることだ。先日フジテレビとの共同制作を発表したように、その市場に合わせたローカ

米Appleが6月30日(現地時間)に開始する予定の音楽サービス「AppleMusic」をめぐり、ニューヨーク州とコネティカット州の司法当局が共同で独禁法に抵触しているかどうかの調査を始めた。米New York Timesなど、複数の米メディアが9日に報じた。Appleが、スウェーデンSpotifyなど、競合他社との競争を有利に進める目的で、音楽レーベル各社に圧力を掛けたり、共謀したりした疑い。Appleはかつて、iBookstoreでの価格設定をめぐって米司法省に独禁法違反で提訴されている。 関連記事 「AppleMusic」を迎え撃つSpotify、有料会員2000万人突破と発表 5億ドル超の増資もAppleの有料音楽サービス「AppleMusic」が6月30日から世界100カ国以上でスタートするのに先立ち、音楽ストリーミングサービス大手のSpotifyが、有料会員数が1年

よりよい実装だが、物足りなさも残ったWWDC 2015の新発表 日本時間の6月9日深夜2時から開催されたAppleの開発者向け会議「WWDC 2015」の基調講演は、ネットでの中継後、録画も視聴できるうえ、すでにさまざまな報道も流れた。ここで改めて、そうしたニュースを詳細に解説する必要はないだろうが、簡単に発表内容をなぞりながら筆者なりの視点で振り返ってみたい。 「WWDC 2015」の基調講演で発表された新しい加入型音楽配信サービス「AppleMusic」。6月30日に100以上の国でサービスを開始する予定だ。月額料金は9.99ドルで、最初の3カ月は無料で利用できる。家族6人で使えるファミリープランは14.99ドルとされている 基調講演では、今年年末までの「予告編」として、パソコン用OSの「OS X El Capitan」、モバイル機器OSである「iOS 9」、それにスマートウォッチ用

「AppleMusic」を迎え撃つSpotify、有料会員2000万人突破と発表 5億ドル超の増資も スウェーデンの音楽ストリーミングサービスSpotifyは6月10日(現地時間)、有料会員数が1年で倍増し、2000万人を突破したと発表した。無料会員を含むアクティブユーザー数は7500万人以上という。 同社は、有料会員の最初の1000万人獲得には立ち上げから5年半かかったが、1年で倍増したと、その急成長ぶりを強調した。 米Appleが8日のWWDC 2015の基調講演で発表した競合サービス「AppleMusic」を迎え撃つ構えだ。AppleMusicは月額9.99ドル(6人で使える家族プランは14.99ドル)の総合音楽サービスで、6月30日に世界100カ国以上でスタートする。Spotifyには、月額9.99ドル(2人で14.99ドル~5人で29.99ドルのファミリープランもある)の

LINEとエイベックス・デジタル、ソニー・ミュージックエンタテインメントの3社が共同出資(ユニバーサルミュージックも資本参加予定)するLINEMUSICは6月11日、「LINE」と連携したスマートフォン向け定額制音楽配信サービス「LINEMUSIC」をAndroid/iOS向けに公開した。 聴きたい曲やアーティストをユーザーが選んで再生できるオンデマンド配信に対応。第1弾として150万曲以上の楽曲をそろえた。料金(税込)は、有効期間30日間・20時間楽曲聴き放題で500円など。 第1弾として、邦楽・洋楽・K-POP・アニメ・VOCALOIDなど幅広いジャンルのヒットチャートや新譜をベースに、西野カナ、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、シェネルなどの人気アーティストを中心に150万曲以上をラインアップ。プレイリスト・特集・ランキングなどを通じてさま

既報の通り、米Netflix(ネットフリックス)が今年の秋から日本向けに映像配信サービスを開始すると発表した。もっとも、これは驚くようなニュースではなく、今年1月に米ラスベガスで開催された「2015 International CES」で同社が発表していた計画に沿ったものだ。CES取材でも非公式ながら、家電メーカー担当者などからNetflixの日本進出に関しては既定路線として語られていた。 米Netflixはインターネットを通じた動画配信サービスを2016年末までに200カ国(現在は50カ国)に拡げていく計画で、3月からはオーストラリアとニュージーランドでのサービス開始が決まっている。日本でのサービス開始もその一環だ。 スタート時点での配信コンテンツなどの情報はニュース記事に任せ、本稿ではNetflix参入によって、日本におけるコンテンツ視聴にどのような影響があるかについて考察してみたい。

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)およびSonyNetwork Entertainment International(SNEI)は1月28日(米国時間)、現在19カ国で提供しているクラウドベースの定額制音楽配信サービス「Music Unlimited」を3月29日に終了すると発表した。 ほとんどの提供地域のMusic Unlimitedユーザーは、今春41カ国で立ち上げる新たな音楽サービス「PlayStationMusic」に移行できる。 ただし、現時点ではこの41カ国に日本は含まれず、「詳細は準備ができた段階で追って発表する」となっている。 PlayStationMusicは、スウェーデンの音楽配信サービスSpotifyとの提携によるもので、日本ではまだサービスを提供していない。 Spotifyは欧米を中心に約60カ国でサービスを展開しており、2014年には米国に次

日本テレビ放送網(日テレ)は2月28日、定額制動画配信サービス「Hulu」の日本市場向け事業を取得すると発表した。日テレは「Hulu」ブランドや技術のライセンスを米Huluから受け、日本でHulu事業を継続する。 日テレは、自社の人気番組などをHulu向けに限定配信するなどしてユーザー拡大を図る。 Huluは2011年9月に日本市場向けにサービスを開始。映画・ドラマ・アニメが月額980 円(税込)で見放題になる定額制動画配信サービスで、会員数は2013年の1年間で倍増したという。コンテンツパートナーはNHKやテレビ東京、TBSなどを含む約50社になり、1万3000本以上のコンテンツを配信している。 日テレは、米Hulu が会社分割により設立した新会社を子会社化することで日本向け事業を取得する。 日テレは既に「日テレオンデマンド」を展開しており、国内向けHuluの取得で定額制動画配信に参入す

ドワンゴは11月15日、同社の発行済み株式の1.5%(61万2200株)を同日付で任天堂が取得したと発表した。1株当たり1864円(14日の終値)で取得し、取得価格は約11億4000万円。「両社の強みを持ち寄り、今までにないユニークなインターネット・エンターテインメントサービスの創造に取り組む」としている。 ドワンゴは任天堂の「Wii U」でニコニコ動画が見られるソフト「ニコニコ」を提供しているほか、ニコニコ生放送で任天堂の番組「ニンテンドーダイレクト」の番組を配信。今年4月にドワンゴが開いた「ニコニコ超会議2」には任天堂が特別協賛するなどし、「互いのビジネスの理解と信頼関係を築いてきた」という。 両社は「さらなる関係強化を図り、変化の激しいエンタテイメント業界で、今までにないユニークなインターネット・エンターテインメントサービスの創造に取り組む」としている。 ドワンゴは株主の多様化を進め

ユーザー字幕で世界に配信 「動画が囲い込まれるのはもったいない」 Vikiは、「いろいろな国のローカルコンテンツを、ソーシャルな力を使って一気に世界展開する」(三木谷社長)サービス。コンテンツパートナーから調達した著作権処理済みの動画に、ユーザーが字幕を投稿し、世界中に公開している。 英BBCやテレビ朝日などテレビ局、ポニーキャニオンといった音楽レーベルなど80以上のパートナー企業から提供を受け、ドラマやミュージックビデオ、映画などプロ製作の動画を1万7000時間分以上を公開。「85%がハリウッド以外のもの」だと、来日したVikiのCEOのラズミッグ・ホバギミアン氏は言う。 Vikiの年間視聴時間は10億時間以上、月間アクティブユーザー数は2400万近くで、1カ月に100万人増えており、「3億ユーザーを目指す」とホバギミアン氏の鼻息は荒い。 動画の85%が字幕付きで視聴されている。翻訳はユ

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