自民党の高市早苗総裁は1時間半に及んだ公明党の斉藤鉄夫代表との会談で「検討の時間がほしい」と何度も何度も繰り返した。 【表】想定される今後の政治日程 それでも四半世紀を超える自公連立政権から離脱するという斉藤氏の決意は揺らがなかった。 斉藤氏が会談後の記者会見で連立離脱の理由として最も重視したと説明したのが、「政治とカネ」の問題だった。 公明は自民派閥裏金事件のあおりを受けて昨年秋の衆院選と今年7月の参院選で敗北し、「党存亡の危機だ」と総括。参院選の比例票は前回から100万票近く減らし、過去最低の521万票にとどまった。 斉藤氏は4日、総裁に選出された高市氏との初めての会談で、裏金事件の全容解明や企業・団体献金の規制強化を求めた。その直後に高市氏は、政治資金収支報告書への不記載が計2728万円に上った旧安倍派幹部の萩生田光一氏を幹事長代行に起用した。 公明幹部は「代表が政治とカネの問題に対

「政治は人間関係や好き嫌いで動く」自民党の権力闘争の火種が公明党・創価学会に飛び火し、炎上した。わずか6日後だった。どんでん返しの自民党総裁選が、公明党の連立政権離脱というちゃぶ台返しを呼び込んだというところだろうか。 公明党の斉藤鉄夫代表は10月10日、自民党の高市早苗総裁と3度目の会談を国会内で行い、企業・団体献金に対する規制強化案が受け入れられなかったことを理由に連立政権からの離脱方針を通告した。1999年から野党時代を含めて26年間続いた自公連立が解消される、という歴史的な節目を迎えた。 斉藤氏は、10月下旬召集の臨時国会での首相指名選挙で「高市早苗とは書けない」と伝え、高市氏が継続協議を求めたが、会談は打ち切られた。高市氏は会談後に「一方的に連立離脱を伝えられた」と不満を口にしたが、周りに公明党にパイプのある人がおらず、自公首脳会談の目的や段取りについて、事前に打ち合わせができ

公明党の斉藤鉄夫代表は11日配信のユーチューブ番組で、自民党と再び連立を組む可能性に言及した。再連立を検討するタイミングについては次々回の首相指名選挙になるとの考えを示した。

公明党の斉藤鉄夫代表は11日配信のユーチューブ番組で、自民党と再び連立を組む可能性に言及した。再連立を検討するタイミングについては、次々回の首相指名選挙になるとの考えを示した。「首相指名がある時に連立協議はあり得る」と述べた。 石破茂首相の後継を選ぶ次の首相指名選挙までに連立に戻るかどうかに関しては「いったん野党になるので、新たに連立合意するのはハードルがある」と否定的な見解を示した。



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