少し前のbooks&appsで、桃野泰徳さんが「娯楽も遊びも休息も、仕事の一部」という記事を書いてらしたのを覚えているだろうか。 私はよく覚えている。なぜなら働いていくうえでとても重要な考えだと思うからだ。 機械にメンテナンスが必要なのと同じく、人間には娯楽や遊びや休息が、つまり桃野さんの記事でいう「戦力回復」のフェーズが必要になる。それを怠っていれば仕事能力は次第に低下し、ときには健康を損ねてしまうかもしれない。 だからマトモな組織や指揮官は「戦力回復」に十分な注意を払い、メンバーの福利厚生に努める。2004~2006年の陸上自衛隊イラク派遣に際し、厚生センターが現地に設営されたのもそのためだと桃野さんは書いてらっしゃる。 牟田口廉也のインパール作戦 ところが戦史を振り返ると、その「戦力回復」に注意を払っていないリーダーや指揮官が案外いたりする。太平洋戦争における旧日本軍は全体的にそうだ

文明社会と接触したことのない、未知なる人々「イゾラド」。2024年10月、南米アマゾンの深い森の奥に暮らす彼らが大集団で10年ぶりに現れた。さらに、10年ぶりに現れた彼らの様子は、大きく変わっていた。森に、そしてイゾラドに一体何が起きているのか。 10年前に現地を訪ね、イゾラドの姿を撮影・記録したNHK取材班は、再びアマゾンに渡り、イゾラドを取り巻く環境の変化を記録した。 目の当たりにしたのは、アマゾンの奥地にまで押し寄せる文明社会の膨張。私たちの営みが、原初の生活様式を守ってきた彼らの暮らしを破壊し始めている現実だった。(全2回の1回目/後編に続く) 2024年10月に現れたイゾラド ©NHK ◆ ◆ ◆ 10年ぶりに現れたイゾラド イゾラドをめぐる取材の舞台は、南米・ペルー東部に位置するマドレ・デ・ディオス州。19世紀の終盤から日本人が移住し、コミュニティを形成したといわれ、現在の州知

この文章は「全世界は清朝末期 2.0 に入った(全球正陷入晚清时代2.0版本)」という文章の翻訳です。 作者のペンネームは邓曦泽、本名は邓勇。四川大学の教授です。 アインシュタインの「人類への皮肉」から始めようアインシュタインがこう皮肉ったと言われる この世で無限なものは二つある。それは宇宙と人間の愚かさだ。ただ、宇宙については確信がないんだ この言葉の出典は未確認だが、ここでは便宜的に借用する 「愚かさ」とは何か? 人間関係における利害関係を軸にすれば、感情的にではなく理性的に理解できる 最も愚かな行為とは次の二つである 他人を害し、自分も害する 他人にも自分にも利益をもたらすことを拒む かなり愚かな行為は次の二つである 他人を害しても、自分に利益がない 他人を助けても自分に損はないのに、それを拒む それに比べれば「他人を害して自分だけが得をする」ことは、愚かではなく単に利己的・貪欲にす

超重要追記 反響受けネット公開だって 前編 gendai.media 後編 gendai.media もう、本当にくらくらするようなニュースだった。 荒俣宏氏が蔵書を処分週刊現代2025年10月27日号。字を高齢者向けに大きくしたら内容も高齢者向けになって読むところがねえ、とさんざん悪口言ってきて、実際そうだと思うんだが、まれにそんな高齢者向け記事でも重要なものはある。 それがこれだ 週刊 現代 (2025年10月27日号) 講談社Amazon ※余談 この号の「カンボジア特殊詐欺集団にインタビュー」も話題。この号は神回? なんかこの週の週刊現代、カンボジア特殊詐欺、荒俣宏の蔵書処分、高齢者向けスマホの使い方と話題の記事の多い「神回」なんだな。 “週刊現代のカンボジア特殊詐欺グループ日本人リーダーの独占取材が赤裸々で興味深い『東北はカネが無く、関西は顧客の態度が悪くて…” https://

人間を見て「キャー」と言うのはダメなのに虫を見て「キャー」と言ってもいいのはなぜ? 25/09/30まで 子ども科学電話相談 放送日:2025/09/07 #子ども科学電話相談#サイエンス#SDGs#いきもの#昆虫 10時台を聴く 25/09/30まで 10時台を聴く 25/09/30まで まるやましおりさん(小学5年生・神奈川県)からの質問に、「昆虫」の丸山宗利先生が答えます。(司会・柘植恵水アナウンサー) 【出演者】 丸山先生:丸山宗利先生(九州大学総合研究博物館 准教授) 大日向先生:大日向雅美先生(恵泉女学園大学 学長) 田中先生:田中康平先生(筑波大学生命環境系 准教授) しおりさん:質問者 ――お名前を教えてください。 しおりさん: しおりです。 ――どんな質問ですか? しおりさん: 私は昆虫が大好きです。人間を見て「キャー」と言うのはダメなのに、虫を見て「キャー」と言ってもい

名前の通り、フィルムカメラ風のエフェクトを施した映像を作り、あたかも過去に実在したかのように見せるコメディアングループである。雰囲気がわかりやすいのはたった15秒のこの動画。 https://youtu.be/ut1KPDn_pis タイトルからわかる通り、上の動画は「AIが作詞作曲した80年代風ポップス」である。 おわかりいただけただろうか。 要は、「作られた〈過去〉をニセモノと知りながら愛好し消費している」ということだ。筆者が考えるに、この点がZ世代と上の世代の根本的な差異だ。「有ったはずのものを取り戻したがっている」のではなく、「有るはずのものを求めている」のでもない。「有りもしないものが有ったはずだと思い込んでいるフリをしている」のだ。 最後の「フリをしている」というのが最も大事なところで、最も難しいところだ。二つに分けて説明しようと思う。第一に抽象的で哲学的・精神分析学的な説明。

警察庁は9月4日、自転車への交通反則通告制度(青切符制度)導入に先駆けて「自転車ルールブック」を公開した。2026年4月1日には、道路交通法が一部改正され、自転車の交通違反で検挙された後の手続きが変化する。自転車運転時の“ながらスマホ”についても禁止行為と定めており、反則金1万2000円の対象となる。 ルールブックには「自転車を運転するときは、携帯電話・スマートフォンなどを使って通話したり、表示された画像を注視することが禁止」と記載。スマホを使って実際に事故を起こしたり、歩行者の通行を妨害したりすると「携帯電話使用等(交通の危険)」となり、1年以下の拘禁刑か、30万円以下の罰金が科される。 また、スマホを手に保持して通話したときや、手に持って画面を注視したときも「携帯電話使用等(保持)(反則行為)」に。反則金1万2000円が科される。なおこの反則金は、自転車の反則金中で最も高額だ。 ながら

射撃姿勢を取る池上治男さん。猟銃を失っても後輩に技術を伝えている=北海道砂川市で2025年8月20日午後3時39分、後藤佳怜撮影 早朝5時、ヒグマの痕跡を探し、住宅地や山中を一人歩く。もしヒグマに遭遇しても身を守る猟銃はない。 7年前、民家近くに出没した子グマを撃った。駆除は不要だと進言したが、市職員に要請されたため引き受けた。 警察官も立ち会う中で行ったその発砲は、後に鳥獣保護管理法が禁じる「弾の届く恐れのある建物に向けた発砲」と判断される。所有するライフルなどは全て没収された。 「それでも毎日できることをやるだけ」。40年以上、地域の安全を守ってきたハンターのライフワークは、銃を失った今も変わらない。 関連記事 ■猟友会が反発、自治体は不安…クマへの新対策、見切り発車で開始 ■「知床は終わる」 ヒグマとの「共生神話」崩壊で揺れる観光地 ■ヒグマ駆除の銃声が「消えた」街 猟銃所持許可取り

こいのぼリン @e88j2e88j ネタではない 出張中、都内コンビニで明らかに不衛生な小学校低学年の兄弟と遭遇 おにぎり2個と麦茶1本を出したけど所持金不足の模様 外国人店員にどれをやめるか聞かれ、兄の方がおにぎり1個やめようとしたら弟らしき子がにいにのおにぎりと泣き出した。 コレが令和の日本か 地獄絵図だった 2025-08-31 00:33:36 こいのぼリン @e88j2e88j 帰路新幹線の時間が迫っていたけれど 同じくらいの子どもがいる母親として、放置できなかった 同じ味のおにぎり2こずつと麦茶と日持ちしそうな惣菜を買って渡した お母さんは仕事で1週間帰って来ない 2人で留守番 5000円あったけどあと8円 2025-08-31 00:35:58 こいのぼリン @e88j2e88j 夫に連絡して状況説明 近場のファミレスで警察待ち 私服警官合流 お腹がふくれたら、安心したのか兄

2023年、国内で実施された体外受精で生まれた子どもの数はおよそ8万5000人と、3年連続で過去最多となったことが、日本産科婦人科学会のまとめでわかりました。 精子と卵子を体の外で人工的に受精させる「体外受精」は、主に不妊治療の一つとして行われていて、2022年4月から公的な保険が適用されています。 日本産科婦人科学会は、全国600余りの医療機関を対象に、2023年1年間に実施された、体外受精で生まれた子どもの数や実施件数をまとめました。 それによりますと、体外受精で生まれた子どもの数は、前の年よりおよそ7800人多い8万5048人でこれまでで最も多く、3年連続で過去最多となりました。 また、体外受精の件数も延べ56万1664件で、前の年からおよそ1万8000件増え、こちらも過去最多となりました。 体外受精を実施した人を年齢別でみると ▽39歳が、延べ4万6181件と最も多く 次いで ▽4

観光、移民の時代 「21世紀は観光の時代である」というスローガンは、学術と産業の両方で多用されてきた。いまや国境を越える観光客の増加は全世界的な傾向であり、観光産業は21世紀の最も有望な成長産業の一つであるともいわれている。 学術的にも、人文社会科学が捉えようとしてきた「社会的なもの」は、今や「観光」にこそ明白に現れると言われており(遠藤:2017)、ジョン・アーリとヨーナス・ラースンの『観光のまなざし』や哲学者の東浩紀による『観光客の哲学』、社会学者の遠藤英樹による『ツーリズム・モビリティーズ』など、観光・観光客という概念を鍵に現代社会を思考する試みも多くなされている。資本主義、グローバル化、消費社会、そして移動、観光には現代社会を特徴づける要素が詰まっているのである。 実際、いま世界には推定12億8600万人の国際観光客(宿泊客)がいる。さらに、観光産業は世界のGDPの9~10%を占め

韓国はもう終わり、これは確実 ・少子高齢化が急激に進むが、高齢者は既に年金が少なく貧困率40%と言う状態 ・現時点で高齢者率が19%だが、これから15年で35%になる、姥捨山をガチでやっても社会が持たない ・労働人口が減りすぎる、そして急過ぎる ・財閥が全てをもっていってしまう、そして財閥企業はグローバル企業になろうとしている、韓国にお金を落とさなくなっていく、おまけに成長が鈍化している ・全てがソウル一極集中している、第二の都市釜山ですら人口減、アジアではバンコクと並んで酷い状況 ・ソウルの住宅価格がNYに次ぐ高さになっている ・少子化対策はもう何十兆円もやってる(もう金の問題じゃないのでは?) どこで間違ったのか? ・財閥問題と、中小企業の支援不足があった(でも財閥で国が伸びたのも事実) ・文化的な背景もあり、男女仲が悪くなったり、結婚しづらい環境があった(チョンセという賃貸の文化の悪

こんなん匿名で書くしかないのでここに吐き出しておく。 最初に結論から書いておくと、"穢れ"や"格式"みたいなものは根強く、現場で口に出す人も結構出会うので、世の中そんなものです。 その上で、ビジネスの面から本件を"業者側の落ち度"とするのは、ちょっとお上品な世界で幸せに生きてきた人なんだなあという感想。 最初にお気持ち表明嫌なんだよねと愚痴るのは良いんだけど、実名と写真出したら鬱憤ぶつけて相手をサゲてやろうって攻撃だよ。 特に、今は足を洗って違うやり方で生きている相手に対して、元の職業で当て擦りするのは、陰湿だよ。 一度でもその業界に身を置いたら、一生その属性を背負って生きていくべきってのは、スティグマ(烙印)思想で嫌い。 ブライダル業界のざっくりとした傾向今だいたいこんな感じ 昔ながらの家の結婚式(両親中心、夫婦の意向薄め)人生のイベントとしての結婚式(概ね当事者どちらかの意向強め)節目

今回の文章は以前に取り上げた「コスプレ事件の裏にある中国社会の多層構造」を逆側から見て、急速に発展した社会が生み出している歪みを解説したものです。 若者世代から見た老人世代の姿を紹介しながら、前時代的な価値観が現代社会にどのような影響をもたらしているのか、そしてタイトルの言葉に代表される価値観の変化をお伝えします。 以前にも取り上げたように、中国におけるZ世代(1995〜2010年生まれ)は、世界でも珍しい「三つの時代が同時進行する社会」を生きる世代です。現代的価値観を持つZ世代と、儒教的な家族観や地域共同体の考えが根強く残る老人のあいだでは、頻繁に衝突が起きています。 公共空間を占拠する老人代表的な事例として、つい最近に広州に住む方が投稿した「我在地铁站“怒怼”在里面乘凉遛娃的大爷(私は地下鉄駅で子どもを遊ばせるおじいさんを怒ってディスった)」を紹介します。 前提知識として、中国は共働き

反差別主義なのは当たり前のことだと思っていたので、特に明言したことなかったのですが、私は、すべて人は個人として尊重され、法の下に平等で、人種、信条、性別、社会的身分または門地により、政治的、経済的または社会的関係において差別されないのが当然だと考えていますし、政治はこの憲法の精神を社会において実現するためにあると信じています。 この態度に関して、「なぜ」と問われるのはとても残念です。ほかに選択肢なんてあるのでしょうか。「なぜ」と問う人は、ご自分が差別される社会に生きていることを受け入れておられるのでしょうから、私はその方々にまず言いたいです。あなた方にも人権はあります。この社会において幸福を追求し、生命をまっとうする権利があります。人の足をひっぱってる暇があったら、自分の幸福を追求してください。 もう少し、実感に即して言うと、こういうことになります。 差別的な社会で、差別的な待遇に甘んじ、

<「ハーフ」として生まれた少年の主張と、3歳の姉による「思いがけない切り返し」が注目されている> 幼い2人の子供が自分たちの人種をめぐって交わした思いがけない会話のやり取りを、カナダのオンタリオ州に住む母親が共有している。 【動画】「僕は白人だよ...」2歳の男の子のSNS動画に共感の嵐...母はアジア系、幼児の発言の「真の意味」 アントワネット・マースカント(@antoinettemaa)がインスタグラムに投稿したリール動画の中で、2歳の息子のウォルフは「僕は白人」と言い始める。すると3歳の姉のイソルダが、「あなたは白人じゃなくてアジア人。ママはアジア人、シシもアジア人、あなたもアジア人、私もアジア人。白人はパパだけ」と言い返した。 3人の母のマースカント(イソルダが「シシ」と呼んだのは15歳の姉のルルドのこと)は、この会話に不意を突かれたと本誌に語った。 「いったいどこからこんなことを
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