一部で発がん性が懸念される有機フッ素化合物(PFAS)を巡り、代表物質の一種PFOAを扱っていた大手化学メーカー「ダイキン工業」が2000年代初頭~15年ごろ、PFOAと接する業務にあった従業員に血液検査をしていたことが13日、関係者への取材で分かった。米学術機関指針値の500倍以上となる濃度も検出したが、健康への影響は確認していないという。 PFASを扱う国内メーカーで血液検査の実施が判明したのは初とみられる。環境省は「公表されればPFASに係る研究への活用が検討できるのではないか」とした。 同社の検査は、PFOAの製造に携わった複数の従業員に実施。PFASの血中濃度を計測し、1ミリリットル当たり1万ナノグラム以上の人もいた。米国の科学・工学・医学アカデミーは、リスクが高まる可能性がある値を、PFAS7種類で計20ナノグラムとしている。 同社は取材に「人体への蓄積が健康に及ぼす影響が未解

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