【3行要約】 ・会社中心から人生中心へとキャリア観が大きく変化する中、従来の組織変革手法が通用しなくなっています。 ・『冒険する組織のつくりかた』著者の安斎勇樹氏は、80年続いた軍事的世界観の終焉と新たな組織論の必要性を提唱。 ・リーダーは危機感を煽るのではなく、不確実な世界で好奇心を資源に価値を探究する組織づくりへの転換が求められます。 『冒険する組織のつくりかた』著者の安斎勇樹氏が登壇安斎勇樹氏(以下、安斎):ここから僕のパートということで。今回『冒険する組織のつくりかた 「軍事的世界観」を抜け出す5つの思考法』という本を1月に出版しまた。その内容も少し紹介させていただくかたちで話題提供できればと思っております。 最初に自己紹介すると、私は安斎勇樹と申します。MIMIGURIという80人ぐらいのベンチャー企業なんですけれども、フリーさんのようにプロダクトをたくさんつくって事業を多角化し

少し前のことだが、友人が経営する会社の幹部会議に参加した時のことだ。 「いつまで昔の意識を引きずってるんや!」 「環境に適応することを意識せんと、ホンマに生き残れへんぞ」 そんな言葉で、部課長たちを叱責する友人。 メモを取っている幹部も何人かいるが、明らかに納得感のある顔をしていない。 そのため会議後、友人から感想を聞かれた時にこんなことを答えた。 「そうやな…、率直に言ってスマン。あの内容では時間の無駄やと思った」 不機嫌そうな顔をする友人だが、構わず言葉を続ける。 「まあ聞けや、理由は2つや。抽象的な指示をしたところで人の行動は絶対に変わらんぞ。『環境に適応することを意識しろ』って、具体的に何しろっていうねん」 「……」 「それから、こっちのほうが問題なんやけど、お前本当に、環境に適応することが大事やと思ってるんか?」 「当たり前やろ、それはさすがにムチャクチャな意見やわ」 「ムチャク

ハラスメント問題の処理——認定や救済は、組織や団体の中で閉じ込めて、外に漏らしてはいけないだろうか? ハラスメントは日本では現在違法——犯罪扱いされていない。 しかし、ハラスメントの中でも例えば刑法に触れる性暴力に該当する場合は、さすがに組織内にとどめよ、と主張する向きはあるまい。レイプされても組織の外に出してはいけない、ということになったら、これはもういくら結社の自由でそういうルール(内部問題が外部に持ち出さない)を設けていますからといっても、そういうルール自体が「公序良俗」に反することは明らかだ。 では、現行法に触れない程度のハラスメントはどうだろうか。 例えばハラスメントについての国際条約を日本も批准して一刻も早くハラスメントを違法=犯罪として扱うべきだ、と主張している団体があるとすれば、そういう団体においては、当然ハラスメントは全て犯罪として扱うべきであろう。そのような組織において

ウクライナ軍に入隊したアジャイルコーチが、さまざまなメソッドを駆使して中隊長としてのリーダーシップを実現した話(前編)アジャイル開発の代表的な方法論であるスクラムをテーマに、都内で1月に開催されたイベント「Regional Scrum Gathering Tokyo 2024」で、経験豊富なアジャイル開発のエキスパートとしてウクライナを拠点にアジャイルコンサルタントをしていたドミトロ・ヤーマク(Dmytro Yarmak)氏が、ロシア軍の侵攻後にウクライナ軍に入隊し、中隊長としてリーダーシップを発揮するためにさまざまなメソッドを駆使して軍隊の組織を変革していった経験を語ったセッション「A True Story of Agile Coaching in Ukrainian Armed Forces」が行われました。 軍隊という、企業とは異なる構造や目的を備えた組織で、しかも多くの民間人が入

11月15日、創価学会の池田大作名誉会長が東京都内の自宅で老衰のため死去した。95歳だった。日本最大規模の宗教団体を長年率い、1964年に公明党を創設してからは政界でも大きな影響力を発揮してきた。 宗教団体のありかたが問われた2023年、池田氏の死は今後にどんな影響を及ぼすのか。2010年に「週刊文春」に掲載された記事を期間限定で再公開する。 (初出:「週刊文春」2010年12月2日号/年齢・肩書等は公開当時のまま) ▼▼▼ 半年振りに近況が報じられた池田大作氏(82)だが、健康状態を危ぶむ声は尽きない。今では“王朝”の奥深く隠れ、幹部ですら会うことがままならない。かつて若い魅力的な宗教指導者として社会に登場した池田氏は、どこから、なぜ変わったのか。 今から47年前の『週刊文春』(昭和38年2月25日号)に、「折伏(しやくぶく)に生きる若き指導者・池田大作」と題したこんな記事がある。創価学

米欧州軍のウォルターズ司令官=29日、米ワシントンDC/Win McNamee/Getty Images (CNN) 米欧州軍のウォルターズ司令官は29日、米国の情報収集に穴があり、それが侵攻開始前にロシアの能力を過大評価する一方、ウクライナの防衛能力を過小評価することにつながった可能性があるとの見解を示した。ロシアが先月ウクライナ侵攻を開始したとき、米情報機関はキエフが数日で陥落する可能性があると分析していた。だが、戦争が2カ月目に入るなか、ロシア軍はキエフ周辺で停滞。維持可能性や兵たんの問題に悩まされ、ウクライナ人戦闘員の予想外に強固な抵抗にも遭っている。 上院軍事委員会で証言したウォルターズ氏は共和党のウィッカー議員から、米国がロシアの強さを過大評価し、ウクライナの防衛力を過小評価した原因として、情報収集の穴があったのではないかと質問された。 ウォルターズ氏は「その可能性はある」と

防衛省は人工衛星の運用を妨げる宇宙ゴミ(スペースデブリ)や対衛星兵器などを常時監視する「宇宙部隊」を航空自衛隊に創設する方針を固めた。 新たに監視レーダーを設置し、2023年度からの監視活動の開始を目指す。人材育成のための関連経費を18年度予算の概算要求に盛り込む。 宇宙部隊は宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))とも情報共有し、主にアジア地域に関係する宇宙空間を監視する。また、米軍と連携することで全世界的な監視網を整備する。18年度中に監視レーダーの設置場所を決める予定だ。また、同省は中国などがレーダーで捕捉しにくいステルス性能を持つ最新鋭戦闘機の開発を進めていることを受け、ステルス機を早期に探知する新たな警戒管制レーダーの開発に着手する。概算要求に関連経費約196億円を計上する方針で、24年度から運用を始めたい考えだ。

高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県)の原子炉にある一部の機器について、日本原子力研究開発機構が点検を2カ月間放置していたことが22日、分かった。3月末までに点検する計画だったが実施せず、未点検を知らせる警告表示も作業担当者が無視していた。1万点を超える点検不備に端を発して原子力規制委員会から勧告されるまで至った管理体制の甘さが、なお改善できていないことが浮き彫りとなった。 規制委によると、今回、未点検が発覚したのは、原子炉を冷却するために使われるナトリウムの温度を管理する機器の一部。原子力機構は、3月末までに点検する計画を作っていたが、放置していた。5月27日に点検計画を再確認した際に未点検がわかったという。 原子力機構の管理システムの画面には2月末から、未点検を警告する表示が出ていた。しかし、担当者は、ほかの機器が点検済みだったことから、この機器も点検されており、システムへの入力忘れで警

海上自衛隊横須賀基地に停泊する護衛艦「しらゆき」(中央・「123」の番号)。Aさんは先輩らから陰惨な暴力を連日受けていたという。 内閣府の世論調査によれば、9割を超す人が自衛隊に「良い印象」を持っているという。しかしこの巨大組織からは絶えず悲鳴が漏れてくる。「殴る蹴るの暴力を毎日受けました。精神がおかしくなり、何度も海に飛び込もうと思いました」。護衛艦「しらゆき」の元乗組員が国を相手に起こした国賠訴訟が札幌高裁で続いている。その法廷で明らかになったのは、小説『蟹工船』をも彷彿とさせる暴力に満ちた無法ぶりだった。衆院選で自民党が大勝し、「国防軍」創設を掲げる安倍晋三氏が首相になったが、どんな高尚な議論があろうと、軍隊組織の恥部を一番よく知っているのは、新兵である。 Digest 毎日殴られ蹴られる――護衛艦はまるで『蟹工船』 「えり首をつかんで後部甲板へ…」 笛の練習が気に入らないと拳で思い

偽計業務妨害罪で起訴され、釈放されたアニメ演出家、北村真咲さん(42)は、任意聴取の段階から「身に覚えがない」と否認を続けていた。大阪府警内部には立件に自信を見せる幹部がいる一方、一貫して否認する北村さんの姿勢に容疑を疑問視する声もあった。 府警捜査1課は、北村さんの通信機器を経由して予告が送られたことを割り出したが、第三者が機器に接続した可能性もあり、約1カ月にわたり任意での捜査を続けた。 北村さんのパソコンには殺人予告メールが送られた大阪市のホームページにアクセスした痕跡があり、検索ソフトによるウイルス感染も確認されなかったため最終的に別人の関与はないと判断した。 パソコンを解析した際には、外部から遠隔操作できるプログラムは既に削除されていた。自動的に削除される仕様だったかどうかは不明だが、同課幹部は「パソコンの中身を全部調べたら何十年もかかる」と嘆く。 ある検察関係者は「大人数を動員
大津市の越直美市長は、亡くなった男子生徒の遺族と係争中の損害賠償請求訴訟について「いじめがあったから亡くなったと思っている。いじめと自殺との因果関係を立証できなくても(調査を)放置した市に責任があるため、和解したい」との意向を示した。 10日夜、報道陣の取材に応じた。 この訴訟は今年2月、いじめたとされる同級生3人と保護者、市を相手取り、遺族が約7720万円の損害賠償を求め大津地裁に提訴。市側はいじめと自殺との因果関係を認めず、争う姿勢を見せていた。 越市長は11日午前、臨時に開いた部長会で幹部約30人に対し、「市教委だけの問題ではなく、市全体で対応する必要がある」と述べ、各部局に相次いでいる批判の電話やメールなどについて誠意をもって対応するよう指示した。 一方、沢村憲次教育長は部長会後、「いじめと自殺との因果関係はある」とした10日夜の越市長の発言について、「市長自身の判断。市教委はこれ
海側から望む福島第1原発。手前はタービン建屋。右奥から原子炉建屋1号機、2号機、3号機、4号機。左端は集中環境施設=2011年4月10日、本社ヘリから撮影 東京電力福島第1原発で働く男性社員2人の累積被ばく量が、同原発事故対応に限って引き上げた上限の250ミリシーベルトを超えたとみられる問題で、2人が放射性ヨウ素の体内蓄積を防ぐヨウ素剤を、内閣府原子力安全委員会の助言に反し1度しか服用していなかったことが30日分かった。2人の甲状腺からは、他の社員の10倍以上のヨウ素131が検出されており、ヨウ素剤の適切な服用で過剰な被ばくを防げた可能性がある。 東電によると、放射性物質を吸い込むなどして体内から被ばくする「内部被ばく」を調べたところ、上限を超える被ばくの可能性が判明した。放射性物質が自然に減少する性質を考慮すると、累積被ばく量は数百ミリシーベルトに及ぶとみられる。 内部被ばくを防ぐため、
町山智浩 @TomoMachi 岡田斗司夫氏が“社員が社長(岡田氏)に毎月1万円の給料を払う会社”への社員募集中。その金は岡田氏の生活費になるという。社員への金銭による再配分はない。…これは法的に会社と認められないだろう。税務署にどう対応するのか?http://bit.ly/99xtM8 2010-05-01 06:34:19 古屋兎丸 @usamarus2001 僕もお金をくれるアシスタント募集しようかな。 RT @TomoMachi: 岡田斗司夫氏が“社員が社長(岡田氏)に毎月1万円の給料を払う会社”への社員募集中。その金は岡田氏の生活費になるという。社員への金銭による再配分はない。…http://bit.ly/99xtM8 2010-05-01 07:43:41

たたら一踏 その後、運営委員として会の活動に参加するわけですね。 草野直樹 97年のジャパンスケプティクス総会が行われる前に、その年度の第1回の役員会が行われました。私はそこで初めて、今年の役員が誰かを知りました。 たたら一踏 そこで初めてですか?事前に何も聞かされてないの?ジャパンスケプティクスって凄い会ですね(笑) 草野直樹 ええ、さっきも言ったように、私はもともと会員ではなく、役員に推薦されたから会員になったので、機関誌は97年4月分からしか受け取っていません。会の情報は、会議に出るまで全くなかったのです。で、その年の2月頃選挙があって私は当選しているわけですが、その時点で他の会員は機関誌を通して、私を含めて誰が役員になったのか知っていたと思います。私も別に聞きもしなかったし。 たたら一踏 なるほど、そういうことですか。一応確認させていただきますけど、その役員会て、ジャパンスケプティ
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