米兵の16歳未満の少女への誘拐、不同意性交の事案を受け、怒りを露わにする玉城デニー知事=25日午後5時31分、県庁 米空軍兵長の男(25)が昨年12月、沖縄県内に住む16歳未満の少女を車で自宅に連れ去り、同意なくわいせつな行為をしたとして、わいせつ誘拐、不同意性交等の罪で起訴されていたことを受け、同県の玉城デニー知事は25日、県庁で記者団の取材に対して「怒り心頭だ」と強い憤りを示した。 「基地と隣り合わせの生活を余儀なくされている県民に強い不安を与えるだけでなく、女性の尊厳を踏みにじるもので、特に被害者が未成年であることを考えれば、県民の安全に責任を持つ者としては極めて遺憾と言わざるを得ず、強い憤りを禁じ得ない」と述べ、今後情報収集を進めた上で米軍などに強く抗議をする姿勢を示した。 県内では2008年に、米海兵隊員の男が少女に対して性的な暴行を加えた事件で、被害者に対して誹謗(ひぼう)中傷

在沖米海兵隊は26日、米軍普天間飛行場(沖縄県)で保管していた有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)やPFOA(ピーホア)を含む汚水を浄化した上で、下水道へ排水したと発表した。日米両政府で処理方法について協議を継続中で、結論は出ていなかった。日本側への連絡は排水の30分前だった。

志村けんさん=2006年、群馬県 「このおじさん、変なんです」「そうです、私が変なおじさんです」―。新型コロナウイルス感染による肺炎で死去した志村けんさんが生み出したキャラの一つ、「変なおじさん」。有名なこのコントのオチで使われていた歌「変なおじさん、だから変なおじさん♪」は沖縄のミュージシャン・喜納昌吉さんの代表曲「ハイサイおじさん」が原曲だ。明るく踊り出したくなるようなメロディーで高校野球では沖縄代表の応援歌としてアルプススタンドでも響くこの歌を掘り下げると、過酷な沖縄戦、戦後を生き抜いた沖縄の悲しさ、強さが刻まれていた。 「ハイサイおじさん」は喜納さんが中学生の時に作り、1969年、21歳の時に、沖縄民謡の大家だった父親、喜納昌永さんのレコードに収録したもの。「ハイサイ」とは沖縄の言葉で「こんにちは」。歌詞の内容は、酔っ払いのおじさんと少年の会話で、「おじさんのはげは大きいね」「おじ

牧草地に不時着し、炎上する米軍のCH53ヘリ=10月11日午後(西銘晃さん提供) 【東】沖縄県東村高江の米軍ヘリ不時着・炎上事故で、在沖米軍は15日、事故現場となった牧草地地主の西銘晃さん(64)に感謝状を贈った。米軍から事前の説明はなく、突然の感謝状に西銘さんは「あきれて物が言えない。我慢してくれたから感謝状なのか。何か自分から協力したわけでない。何に対する感謝状なのか」と話し、困惑している。 西銘さんによると、村長、区長と一緒に北中城村の米軍キャンプ瑞慶覧に同日来てほしいと、村役場を通じ招かれていたが、西銘さんは多忙を理由に断っていた。この時は「食事会」との説明だったという。 米軍側から15日午前9時ごろ「北部訓練場への通りすがりに寄りたい」と電話があった。その際は理由を言っていなかった。約30分後に米海兵隊政務外交部長のダリン・クラーク大佐が西銘さん宅を訪れ、ニコルソン在沖四軍調整官

【読谷】沖縄戦で住民が「集団自決」(強制集団死)に追い込まれた読谷村波平のチビチリガマが、12日午前までに荒らされていたことが分かった。知花昌一さんが同日午前11時ごろに知人のジャーナリストを案内した時に発見した。 ガマ内部の遺骨が集められている部分も荒らされていた。ガマに残されていた遺物のビンやつぼ、急須などの遺物も割られていた。折り鶴が引きちぎられ、ガマの入り口にある「世代を結ぶ平和の像」の石垣が破壊されていた。立ち入り禁止の看板も倒されていた。 遺族会の与那覇徳雄会長は「何のために。動機が分からない」と唇を震わせた。「今回は骨にも手を掛けられている。以前にもあったが今回はひどすぎる」と憤った。 現在、警察が規制し、調査をしている。【琉球新報電子版】

モービル天ぷら(モービルてんぷら)は、第二次世界大戦(太平洋戦争)終戦後の沖縄県で食べられた、エンジンオイル(モービル油、モビール油)で揚げた天ぷらのこと。モビール天ぷらともいう[1]。 第二次世界大戦後の沖縄では、天ぷらを揚げる際に食用油の代用として機械用減摩油が用いられた[1][2][3]。火にかけた油は強烈な臭いを放ち黒煙を上げたというが[4]、最高のご馳走であったとされ[1]、人気があった[2]。盆・正月、結婚式などでも食されたという[5]。 オイルは米軍キャンプでの労役中の戦果品(盗品)が使用された。天ぷらには十番オイルと呼ばれる粘度の低いもの(ミッションやギヤ油)が適し、通常のエンジンオイル(三十番)は向かなかった[6]。当時使われていたモービル油は、真っ黒なため「クラシミアンダ」とも呼ばれた[7]。 この天ぷらを食べた後は、吐き気、腹痛、下痢などの症状が出た[2][8]。尻か
私は2005年から2008年にかけて研修医として県立中部病院に勤務し、その後2013年まで離島診療所に赴任、また2017年まで中部病院に勤務しました。合計12年にわたる県立病院勤務の経験から、ざっくりとした感想をお伝えしたいと思います。 勤務医として働いていた時のイメージは、「中部病院が県立病院の中で唯一黒字で、他の病院や診療所は赤字」というものでした。ただ、中部病院が黒字であったことには理由がありました。 ご存知の県民も多いかと思いますが、中部病院は医師の研修病院として全国的に有名です。だいたい1年目から5年目くらいまでの研修医が、常に100名ほど在籍していました。そして、研修医が医療提供の主体となり、救急外来や病棟に入院している患者さんの対応を、それこそ24時間休みなく働いていました。夜中でも内科や外科、小児科などの各科には3名以上の研修医が当直していて、入院患者が熱を出したときなど急

辺野古の工事で、山型鋼を溶接して作った妨害物を門前においたという話だが。抗議よけなのは明らかなのに、ロードシェイカーだと擁護するのはなんだろうね。 もちろん、そういった機材はある。飛行場地区に入るときに振動させて、落とすものを落としてから進入させるロードシェイカーというものだ。海自だと管制隊の脇においてあって、管制班とか地上救難はまじめに使っていた。それ以外はメンドイから、飛行場に入るときも避けて通るのだけどね。 しかし、それを門前に置くのはおかしい。交通を妨害する要素であるし、それで怪我をする可能性は十分にあるためだ。置きたいなら内側に置くものである。 そもそも、未舗装道路の類を走らない限りは、ロードシェイカーは要らない。当節、まともな道は全部舗装されている。そこで走っていて泥濘の類は着かないし、陸上部隊の基地では、それが持ち込まれてもたいした問題はない。 障害物以外の何物でもないわけだ
日本政府が戦争をできる国、海外で戦闘を行う国に変貌していくなかで、米日両軍にとって沖縄の重要性は今まで以上に高まっていく。安倍首相がもっとも脅威を感じているのは、東アジアにおける中国の軍事的台頭であり、海軍力・空軍力の強化による領土・領海拡大の動きである。そのような中国の動きに対抗するため、先島への自衛隊配備や辺野古新基地建設など、沖縄を米日両軍の前線拠点として強化していく策動が進められている。 同時に、沖縄の軍事要塞化を下支えするものとして、沖縄県民の意識改革も策されている。沖縄戦の体験に根ざした、軍隊は住民を守らない、という認識を払拭し、米日両軍に積極的に協力していく民間体制を作り上げていくこと。それが日本政府の至上命題となっている。現代戦は総力戦であり、「南の防人」として南西領土防衛をになうものへと沖縄県民を変えていくために、沖縄戦の歴史認識や米軍・自衛隊への認識をめぐる問題が、さら

米軍が通常とは違う何らかの訓練をしたんじゃないかなーというのが、現時点での想定だと思うけど、Twitterみてると例によってトンデモブログ発の情報が行き交ってる。 混乱した情報が広がるのは好ましくないので、現時点での情報をここにメモしておく。 第一報 琉球放送(2014/05/21)この時点で該当の方向には米軍の訓練場があり、「特別な訓練をやっているとの情報提供は受けておらず」、つまり普通の訓練は行っていると読み取れます。 こういうときの米軍は訓練の詳細については言わないものだし、防衛施設局も突っ込んで聞き出したりはしない、ということは よくある話。 米軍回答の通り通常の訓練であるなら「どうして今回だけこのような噴煙や振動があったのか?」ということが疑問点です。 (追記:後述のように轟音や振動は普段からあるようです。訂正いたします) 「ドン」という大きな音がして地面が揺れたあと、島から北の

沖縄知事選に、沖縄独立を主張する方が立候補するらしい。「沖縄独立掲げ出馬表明=知事選に会社代表」では、11月の知事選に出馬するとのこと。 この方が当選するとは思えないが、琉球独立の動きとしては注目すべきではないのか。 沖縄独立の動きを座視することは危険である。沖縄独立論や、そこに参加する人々がが危険というわけではない。それを「どうせ独立できるわけはない」というように、軽く見ることが危険である。甘く考えた結果、その意向を無視し、県民感情を無視したり、いたずらに強硬策をとるからである。 実際に、独立運動が強まる予兆はある。 例えば、沖縄の独自文化を強調する風潮も最近は強い。自分たちの言葉は、内地の言葉とは違う。自分たちの風習は、内地の風習とは違う。自分たちの音楽は内地とは違う。そして、それがそ表に出されるようになっている。 これは、琉球民族意識の萌芽である。民族運動の最初期は、民族語としての確
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