(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区南部のハンユニスで17日早朝、支援物資を運ぶトラックの到着を人々が待つ中でイスラエル軍が発砲し、少なくとも51人が死亡、200人以上が負傷した。パレスチナの保健省が明らかにした。 この事件は、過去数週間にわたりガザ地区で支援を求めて死亡したと報じられた人の数としては最多となった。保健省によると、イスラエルが11週間続いたガザ地区の完全封鎖を解除し、少量の支援物資の流入を許可して以来、支援物資配給所付近で死亡したパレスチナ人は合計で400人近くに上る。 イスラエル国防軍(IDF)は17日の声明で、「ハンユニス地域で立ち往生した支援物資配給トラックのすぐ近くに人が集まっているのを確認した。付近には同地域で活動するIDFの部隊もいた」と述べた。 IDFは、「群衆の接近を受けIDFが発砲し、多数の負傷者が出たとの報告を認識している」とし、「事件の詳細を調査中」と

【エルサレム共同】イスラエル軍は21日、ヨルダン川西岸ジェニンを視察中の外交団が不許可地域に立ち入ったため、警告射撃をしたと発表した。けが人はいない。地元メディアによると、日本や欧州連合(EU)などから多数の外交官が参加していた。
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イスラエル軍の掃討作戦が続くガザ地区での悲劇に世界の注目が集まる中、パレスチナ人に対する“隠れた報復”が、ガザから東へ40キロほど離れたもう一つの占領地、ヨルダン川西岸で進行している。 昨年10月に起きたイスラム組織ハマスによる越境攻撃以来、入植者による暴力が急増し、4月上旬までに700件を超えた。犯人が罰せられることはまれで、西岸は無法地帯化しつつある。 ガザを拠点とするハマスは、1200人ものイスラエル市民らを虐殺した。イスラエル側の衝撃と怒りは想像も同情もできる。しかし入植者はなぜこの土地にかくも固執し、過激化するのか?現地で本音を探った。(共同通信=半沢隆実) ▽厳戒の聖地 記者が入ったのは、西岸のヘブロン市。ここには、アラブ、ユダヤ両民族の始祖アブラハムらの墓所とされるイスラム教、ユダヤ教共通の聖地「マクペラの洞くつ」がある。 ヘブロン市は二つの区域に分断される。面積の8割を占め

事件現場のイスラエル大使館前の通りはシークレットサービスの車両で封鎖されている/Mandel Ngan/AFP/Getty Images (CNN) 米首都ワシントンのイスラエル大使館前で25日、男性が自分の体に火を付ける事件があった。 首都警察の発表によると、事件は現地時間の午後1時ごろ発生。首都警察が現場に駆け付け、大統領警護隊(シークレットサービス)の応援にあたった。現場のイスラエル大使館前の通りはシークレットサービスの車両で封鎖されている。 自分の体に火を付けたのは成人男性で、消防救急隊によって近くの病院に搬送され、重体となっている。 イスラエル大使館によると、男性の身元は不明。大使館職員にけがはなかった。 消防隊が現場に到着した時には、火はシークレットサービスによってほぼ消し止められていたという。 警察はシークレットサービスやアルコール・たばこ・火器爆発物取締局(ATF)と連携し

リンクWikipedia 池内恵 池内 恵(いけうち さとし、1973年9月24日 - )は、日本のイスラム研究者。東京大学先端科学技術研究センター教授。イスラム政治思想を専門とし、日本における中東政治、中東地域研究の代表的研究者の一人。父は独文学者の池内紀、叔父は天文学者の池内了。 東京都出身。1992年3月、東京都立国立高等学校卒業。1996年3月、東京大学文学部思想文化学科イスラム学専修課程卒業。1998年3月、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修士課程修了。2001年3月、同専攻博士課程単位取得退学。 2001年4月、日 19 users 2 Visegrád 24 @visegrad24BREAKING: The Israeli Army has captured the Rantisi Children’s Hospital in Gaza & found Ham

アフガニスタン・ヘラートで焼却処分される楽器や音響機器。勧善懲悪省提供(2023年7月29日撮影、提供)。(c)AFP PHOTO/Afghanistan's Ministry for the Propagation of Virtue and the Prevention of Vice 【7月31日 AFP】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン(Taliban)当局は29日、西部ヘラート(Herat)州で楽器や音響機器などを焼却処分した。 ギター、ハーモニウム、タブラといった楽器のほか、アンプやスピーカーなど音響機器が野外で燃やされた。市内の結婚式場から集めたものが大半を占める。 ヘラート州の勧善懲悪省トップは「音楽は道徳の崩壊を招く。若者が音楽を演奏すれば道を外れる」と説明した。 タリバンは2021年の実権掌握以来、公の場での音楽の演奏を禁止するなど、イスラム法の厳格な解釈に基づ

2021年現在、アフガニスタンの各地で武装勢力のタリバンが攻勢を強めています。2021年4月13日、米国のジョー・バイデン大統領はアフガニスタンに駐留する米軍の全部隊を9月11日(後日、8月31日に変更)までに撤退させることを発表しました。 米軍の全部隊が撤退しても、アフガニスタンにはタリバンに抵抗する能力があるというのがバイデン大統領の説明ですが、8月現在のタリバンはアフガニスタンの都市を次々と攻略し、勢力を急拡大させています。米国はタリバンと20年にわたって戦い続けてきましたが、アフガニスタンが抵抗力を発揮できなければ、2001年から続いたアフガニスタンの戦いの最終的な勝者はタリバンとなる見通しです。 20年近くにわたってタリバンが戦い続けることができた理由はさまざまあります。その詳しい勝因を知りたい方にAntonio Giustozziの『タリバンの戦争:2001-2018(The

厳しさを増すアフガニスタンの現状はバイデン氏が自ら招いたものとの見方が出ている/SAUL LOEB/AFP/Getty Images (CNN) 宗教戦士の一群が、奪い取った米国の軍用車両に乗り、米軍から訓練を受けた軍隊を打ち負かす。敗れた側は、自分たちの戦力を戦わずして差し出す。 どこかで聞いた話ではないか? これは2011年の終わりに、米軍が撤退した後のイラクで起きたことだ。それから3年、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の戦闘員の大軍は首都バグダッドのゲートからわずか数キロの地点に迫り、国内の主要都市の多くを奪取した。 当時のオバマ政権によるイラクからの撤退を取りまとめたのは、副大統領だったジョー・バイデン氏その人だ。 14年、ISISがイラクでの民族浄化を開始し、米国人のジャーナリストや援助活動家を殺害するようになると、当時のオバマ大統領は決定を覆す。軍事支援を再

ゲンロンカフェではこの4月、当時ドイツ在住だった高橋沙奈美さんに、同地およびロシア、ウクライナの東方正教会におけるコロナ禍への反応と対応についてレポートをいただきました。今回はコロナ禍における世界の宗教を知る企画の第2弾として、イスラエル在住の山森みかさんに、同地の社会状況とユダヤ教についてレポートをいただきます。イスラエルの文化は、日本ではそれほど知られていないのではないでしょうか。山森さんの著書『「乳と蜜の流れる地」から──非日常の国イスラエルの日常生活』(新教出版社)によると、「ユダヤ人であれば、好むと好まざるとにかかわらず、宗教と民族は一致する」とのこと。全世界に降りかかったコロナ禍に対して、宗教的慣習が人々のふるまいを大きく規定しているイスラエル社会では、どのような対応がなされたのでしょうか。 6月5日(金)19:00より、山森さんとビデオ通話をお繋ぎし、上田洋子が聞き手となって

タンカー防衛は自国で=ホルムズ海峡通過、日本などに要求-トランプ米大統領 2019年06月25日01時37分 ホルムズ海峡近くで攻撃を受けたノルウェーの海運会社が運航するタンカー=13日、オマーン湾(AFP時事) 【ワシントン時事】トランプ米大統領は24日、ツイッターで、日本や中国などに対し、中東の原油輸送の大動脈ホルムズ海峡を通過する自国の石油タンカーは自分で守るべきだと主張した。「なぜ米国が代償なしに他国のために輸送路を守っているのか」と指摘。「米国は最大のエネルギー生産国になっており(ホルムズ海峡に)とどまる必要さえない」とも述べた。 【特集】イラン情勢トランプ氏はこれまでも同盟国に対し「応分の負担」を求めており、原油輸送路防衛についても同様の認識を示した形だ。ホルムズ海峡付近では13日、日本などのタンカー2隻が攻撃を受け、米国は「イランがやった」と非難。米海軍第5艦隊が日本のタン

こんにちは、皆さんが一切興味がないであろう話をします。 2014年から今にいたるまでイエメンではずっと内戦をしています。この内戦にはサウジアラビア、UAE、イランが関与しており、現在の中東情勢を理解するためにはこの内戦の概要を掴む必要があります。なのでその話をします。 イエメンでは以下の勢力が内戦をしています。すなわち フーシ派 自称はアンサール・アッラーですが一般にフーシ派と呼ばれていますので記事でも以後フーシ派としますシーア派を信奉する集団です。よって同じくシーア派が多数であるイランとの関係が深いハディ派 スンニ派勢力です主にサウジから支援を受けていますこちらを正統政府と見做すメディアもありますです。大まかにいって国土の北西地帯をフーシ派が、南部と東部をハディ派が支配しています。イエメンは部族社会という色が濃く、各部族はそれぞれに思惑をもって活動しており、フーシ派にもハディ派にも属さな

米NYタイムズ「米ホワイトハウスにも伝達済み」とも 【ワシントン会川晴之】サウジアラビアのジャマル・カショギ記者がトルコのサウジ総領事館で殺害されたとされる疑惑で、米紙ニューヨーク・タイムズは18日、サウジ側は、ムハンマド皇太子に取り立てられたアシリ将軍を事件の責任者とすることで、事態収拾を図る構えだと報じた。米ホワイトハウスにも伝達済みだとしている。 同紙によると、サウジは国際的な批判の高まりを受け、「関与していない」との全面否定を改める方向で調整している。新たなシナリオは、カショギ氏を拘束してサウジ国内で尋問することをムハンマド皇太子が指示したものの、アシリ氏が「命令を取り違え、カショギ氏を殺害してしまった」との内容になる見通しという。アシリ氏は皇太子の情報担当顧問を務めている。

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中東のイスラエルに、豚骨スープを売りにする日本のラーメン店が初めて進出した。国民の8割近くを占めるユダヤ教の戒律で豚肉は禁止だが、宗教を気にしない世俗派の人々を狙った。日本の「本物の味」を知ったイスラエル人の出店も相次いでいる。 地中海に面した商業都市テルアビブで19日、ラーメン専門店「MEN TENTEN」の開店祝いがあった。全20席を埋めた客が夢中で麺をすする。「うまい!」。歓声があがった。 看板メニューは、豚骨と鶏ガラベースの「とんがらラーメン」(約1500円)だ。しょうゆが香り立つ濃厚でクリーミーな白濁スープに、硬めの細麺がよく絡む。トロトロのチャーシュー、半熟卵、味のしみたメンマも申し分ない。スープを飲み干した女性客のシマ・ハビブさん(64)は「豚はふだん食べないけど、口いっぱいにうまみが広がり、おいしい」と興奮気味に話した。 共同経営者のヤリーブ・ブロンステインさん(40)は

【イスタンブール大治朋子】トルコの一部軍人らによるクーデターが失敗した事件で、半国営アナトリア通信は19日、トルコ政府が、エルドアン大統領と対立し、米国に亡命中のイスラム教指導者、ギュレン師との関連が疑われるテレビとラジオ計24局の免許取り消しを決めたと報じた。事件に関連して計7543人の軍人や司法関係者らを拘束したほか、計約2万5000人の公務員を停職処分とし、私立教育機関の教員約2万1000人の免許を取り消した。敵対勢力弱体化のための粛清が拡大しており、「政治的追放」との批判が広がっている。 停職となった公務員の内訳は、内務省の警官ら8777人▽財務省職員1500人▽国家教育省職員1万500人−−など。このほか全ての大学の幹部教員約1600人に対して、辞任を要求した。

エルドアン大統領は「誰に」抵抗を呼びかけたのか?――クーデター未遂事件とトルコの民主主義 柿﨑正樹 トルコ政治 / 比較政治 国際 7月15日夜に発生したトルコのクーデターは失敗に終わった。クーデター発生からおよそ12時間後には、トルコ政府はほぼ反乱軍を鎮圧したと発表、アンカラやイスタンブールではクーデター側の兵士らが次々と投降を始めた。クーデター未遂事件で208人(民間人145人、警察官60人、兵士3人)が死亡し、1400人以上が負傷した。反乱軍側でも104人が死亡した。 今回のクーデターについてトルコ政府は、エルドアン大統領の政敵で、米国で事実上の亡命生活を送るイスラーム指導者フェトフッラー・ギュレン師が率いる勢力が画策したと主張している。本稿執筆時点(7月18日)で、トルコ当局はクーデターに関与したとして軍将校103人、軍と警察、司法関係者およそ7500人を拘束。さらに警察官や市町村

パキスタンの首都イスラマバードで27日夜、イスラム法の厳格な施行を求める数万人の群衆が議会前を占拠し、一部が暴徒化。警官隊に投石し、近くの駅や建物を壊したほか、駐車中の車にも放火した。地元テレビによると、警察と群衆の計約70人以上が負傷した。シャリフ政権の要請で軍部隊が展開した。 パキスタン司法当局は今年2月、イスラム教に対する冒瀆(ぼうとく)罪が「厳しすぎる」と批判していた州知事を射殺した護衛の男の死刑を執行した。 27日は男を英雄視する宗教関係者らが追悼行事を開き、そのまま首都中枢部になだれ込んだ。28日朝になっても、イスラム法による支配のほか、冒瀆罪で死刑判決を受けた他の死刑囚の刑執行を要求し、座り込みを続けている。 群衆は、政府の要請で追悼行事を一切報じない報道機関も問題視。南部カラチでも地元記者協会の建物に群衆が乱入し、テレビ局の車やカメラを壊した。(イスラマバード=武石英史郎)

イエメンの首都サヌアで、サウジアラビア主導の連合軍に空爆された食料倉庫のがれきの中に立つ男性(2015年10月26日撮影、資料写真)。(c)AFP/MOHAMMED HUWAIS〔AFPBB News〕 国際エネルギー機関(IEA)は11月10日発表した「2015年版世界エネルギー見通し」の中で、「現在1バレル=40ドル台の原油価格の回復ペースは緩やかで、80ドル程度に達するのは2020年になる」と予測した。 2020年頃には米国のシェールオイル生産が日量約500万バレルをピークに達するなど、非OPEC諸国の原油生産が同約5500万バレルで頭打ちとなり、石油の需給が再びバランスするというのがその理由だ。つまり、原油の供給過剰は2020年まで続くという展望である。 IEAは低油価が続いている原因の1つとして、価格維持より市場シェアの確保を優先するOPECの戦略を挙げている。確かに今年後半に入
サウジアラビアのリヤドのショッピングモールから出てきた女性たち(2005年6月14日撮影、資料写真)。(C)AFP/HASSAN AMMAR 【10月9日 AFP】インド政府は9日、サウジアラビアで家政婦として働いているインド人女性(55)が、労働条件について抗議したため雇用主に手を切り落とされたとして、サウジアラビア政府に正式に抗議したことを明らかにした。 インド外務省によると女性は現在、サウジアラビアの首都リヤド(Riyadh)の病院で治療を受けている。インドのスシュマ・スワラジ(Sushma Swaraj)外相はマイクロブログのツイッター(Twitter)で「インド人女性の手を切り落とす──インド人女性がサウジアラビアでこのような残忍な方法で扱われたことについて非常に動揺している」と述べ、「容認できない。サウジアラビア政府にこの問題を提起した」と明らかにした。 インドの外務省報道官は

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