米電気自動車(EV)メーカー、テスラが先週10日にロサンゼルス近郊で開催したイベント「ウィー、ロボット(We, Robot)」で、テスラの従業員が人型ロボット「オプティマス」の試作品の一部機能を遠隔操作していたと、事情に詳しい関係者が匿名で述べた。 関係者によると、同イベントでの参加者とオプティマスとのやり取りの多くを従業員が別の場所から監視していたという。一方、オプティマスの試作品は人工知能(AI)を使用して外部から操作されることなく歩行することはできたとした。 テスラの担当者は今のところコメント要請に応じていない。 一部の参加者はイベント後、ソーシャルメディア上でロボットがアシストを受けていたと明かした。イベントで撮影されたとみられる、オンライン上に投稿された少なくとも1本の動画では、バーテンダーを務めているオプティマスが「人間にアシストされている」ことを認めている。しかし、ウェブキャ

人が搭乗し、操縦できるパトレイバー「イングラム」を開発しているロボットベンチャーのMOVeLOT(東京都墨田区)は6月21日、製作中のパーツの写真やシミュレーターによる動作イメージとみられる映像、そして今回のプロジェクトのストーリー(設定)などを公開した。9月中旬に「お披露目会」を実施する予定で準備を進めているという。 公開された設定は、篠原重工から要請を請けたMOVeLOT HEAVY INDUSTRYが、イングラムをベースにしたテスト機を開発。しかしドライブアシストのデータ取得が納品に間に合わず、一般のパイロット候補生に搭乗してもらって検証を行うことに。両腕両手の操縦項目がメインのため、下半身はパージしたというもの(要約)。イングラムは上半身のみになるようだ。 同時に公開した動画は、作中に登場するモーション・トレーサー機能(ドライブアシストのための事前教示)を再現した内容になっている。

イーロン・マスクは1月15日、ヒト型ロボットのOptimus(オプティマス)がシャツを畳む動画を公開した。マスクはその後のツイートで、ロボットが自律的に動いているわけではないことを認めたものの、ロボット工学の未来に関心のある誰もが大いに興味を持つ内容だった。しかし、動画をよく見ると、これは「ロボットが手伝ってくれる生活」の大躍進というよりも、手品に近いものであることがわかる。 X(旧ツイッター)に投稿されたその動画では、オプティマスがTシャツをカゴから取り出し、両手を使って丁寧に畳んでいる様子を見ることができる。マスクはXで次のように語った、「オプティマスはまだこれを自律的にはできませんが、いずれ間違いなく、どんな環境でも自律的にできるようになるでしょう(固定されたテーブルやシャツが1枚しか入っていない箱を必要としなくなるということ)」

最近、人型ロボットの存在がメディアを賑わすことが増えてきました。 そして多くの人は、等身大の人型ロボットが動いているのを目にする度に、未来の世界では人間とともに多くの人型ロボットが共に生活している情景を思い浮かべるかもしれません。 しかし実のところ、「人間の代わりに働くロボット」は人型である必要は全くなく、シンプルな構造でありながら人間の暮らしをサポート可能な高性能ロボットが登場しています。ドイツのフラウンホーファー物流・ロジスティクス研究所(Fraunhofer IML)が開発した自律型運搬ロボット「evoBOT」は2輪のシンプルなロボットですが、最大100kgの荷物を運ぶことができます。 初期の人型ロボットが目指している「運搬作業」に関して言えば、既に人型ではない作業ロボットが器用にこなしているのです。 もしかしたら、未来の光景としてよりリアルなのは、「evoBOT」のような作業ロボ

人の笑い声の特徴を分析して一緒に笑い声を出す機能を搭載した人型のロボットを京都大学の研究グループが開発しました。グループは、高齢化社会が進む中、会話や感情を読み取れるロボットの実現につなげたいとしています。 これは、京都大学大学院情報学研究科の井上昴治 助教らの研究グループが28日、京都市左京区で会見を開いて明らかにしました。 グループは、すでに開発されていた会話ができる人型のロボットに、AI=人工知能を活用して対話する相手の笑い声を分析し、一緒に笑い声を出す機能を搭載しました。ロボットは、実際に人が交わした82の会話のデータを搭載し、人の笑い声を周波数などで判断します。相手の声に同調する仕組みになっていて、声の大きさや特徴に応じてロボットが大きな笑い声や抑えたトーンの笑い声を出します。 井上助教は「初めて私の笑いに合わせて笑ってくれた時は、まるで心が通じ合ったように感じました。高齢化社会

千葉県の幕張メッセで11月24〜26の3日間にわたって開催された「鉄道技術展」。国内唯一の鉄道技術に関する総合展示会で、今回が7回目。コロナ禍の中での開催となったが多くの来場者で賑わった。ドイツの大手ブレーキメーカー、クノールブレムゼのブースに設置された実物大の鉄道車両モックアップなど目玉展示は数多いが、中でも来場者の度肝を抜いたのが、日本信号のブースに展示されていた高所作業用の人型ロボットである。 腕の長さは1.4m。体の幅は1.7mなので両腕を伸ばすと4.5mになる。足はなく、腰からの高さは1m。重量は650kgある。頭に相当する場所にはカメラが取り付けられており、これで空間を認識し、アームを使って作業を行う。離れた場所に設置されたコックピットに作業員が座ってロボットを操縦する。 汎用人型重機「零式人機」 このロボットの名前は「零式人機 ver.1.1」。日本信号、JR西日本、そして

普通の人間程度のコミュニケーションが少なくとも表面上はとれて、生身のセックスとほぼ変わらない体験ができるようなロボットね非モテ男(女も!)の怨嗟は解消されるし、セックスワークが縮小することで「女はいざとなったら身体売ればいい」みたいな言説がなくなるし、恋愛至上主義の解体にも繋がる(もう解体されてるか?) なんつうかあんまり悪いことは起きないような気がするんだよな 「かわいいセクサロイドがいるなら生身の女なんて不要!」みたいなことを言う男が生身の女に寄り付かなくなったところで損する女性も少なかろうし、実際には生身の女なんて不要ってことにはならないんだとしたらただ新しいジャンルの市場が開けてよかったですねということになる 生身のセックスなんて正直汚いし、ロボットとクリーンなセックスモドキができるならそれで全然いいって男は(女も!)多そう どうもエスカレーション効果で性犯罪の増加に繋がるみたい

等身大スコープドッグを制作した現代美術家の、人が乗り込めるオリジナルロボットの最新作「クラタス」から導入。多脚型をふくむ人型ロボットの現在と未来を追う。 まず、クラタス制作者が無邪気な口調で軍事用途を言及した冒頭からして、編集したスタッフの暗示を読むべきだろう。 具体的に想定されるヒューマノイドの用途として、このドキュメンタリーは原発事故と軍事目的の二つを提示する。そしてその二つの用途が密接に関連していることを、災害事故を想定した多目的ロボットコンテスト「ロボティクスチャレンジ」計画で描き出す。コンテスト自体がアメリカ国防総省の肝いりということもあるし、実際に日本の技術者がその懸念を指摘する場面もある。 そもそも、どちらの用途に向かうにしても、人間を幸福にするという明るい内容ではなく、せいぜい人間の痛みを軽減させる目的でしかない。それは、アシモの技術を福島原発へ投入しようとしている本田技研
3体のGeminoidとそのモデルが集まった「Geminoid Summit」。中央が石黒教授(本人はどちらだろうか) 人間そっくりの超リアルなロボット(アンドロイド)として知られる「Geminoid」の生みの親、石黒浩大阪大学大学院教授は、自身をモデルにしたロボットに合わせるため、自らの美容整形も試みているという。 Geminoidは「人の持つ存在感はどこからやってくるのか?」という疑問を探求するために、まばたきや肌の質感など、細部まで徹底的にリアルに作られている。“そこに人がいる”とはどういうことなのか、人間と間違うほどリアルなロボットによって「人の存在」という「従来は哲学者の思惟でのみ可能であった研究を、初めて客観的・定量的に行うことを可能にした」というものだ。 石黒教授は1月、「人のアイデンティティとは何かと思い、最近、美容整形をしてみた」とTwitterでツイートした。石黒教授

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