紹介 凄惨な出来事の「以後」を生きざるを得なくなった歌人や俳人たち――。その歌をささえるものはなにか? 平時に研鑽された〈よい歌〉を生み出す技法や基準が、災害時に機能しなくなったとき、俳人/歌人はどのように句や歌を詠むのか。 平時とは異なる状況におかれながらも、なぜ、句や歌を詠もうとするのか。句や歌を詠むことでどう〈被災〉を乗り越えようとしているのか。どのような言葉が生み出され、どのような思考が可能になったのか。〈被災〉時に歌を詠むことで何を訴えようとしたのか。 定型の表現を用いて俳人・歌人がどのように東日本大震災に対峙したのかを探る。付・震災歌集リスト/句集リスト。装画:金原寿浩「浪江の枝垂れ紅梅」。 忘れてしまったことすら忘れてしまう、私たちのための書。 【本書は、凄惨な出来事の「以後」を生きざるをえなくなった歌人や俳人に言及する。彼ら・彼女らは失った/失われつつある〈なにか〉と対峙し

国民的ゲームソフト「桃太郎電鉄」、通称「桃鉄」。目的地の駅を目指して日本各地を巡りながら地域の特産や名物の「物件」を購入して収益を上げ、総資産が勝敗を決するボードゲームだ。88年の第1作発売からおよそ35年が経ち、2023年11月には最新作「桃太郎電鉄ワールド」が発売された。 コナミは23年、この桃鉄を学校教育機関向けに無償で提供する取り組み(「桃太郎電鉄教育版Lite ~日本っておもしろい!~」)を開始した。この教育版桃鉄をいち早く導入した大阪・枚方市立小倉小学校の6年生が2月7日、桃鉄制作者らを迎えてプレゼン発表会を行った。 桃鉄制作者らの前でプレゼンを行う枚方市小倉小学校の6年生 プレゼンテーマは、「桃鉄に枚方を追加してもらおう」。枚方が桃鉄の駅として存在しないことに注目し、同校の6年生たちが枚方の魅力を全力でアピールした。 「ひらかたパークは明治45年に開園した日本最古の遊園地。

今年もなんとか年末までたどり着きましたね。毎年書いている今年面白かった本を紹介する記事です。 今年は本屋(蟹ブックス)で働き始めたということもあって、今までよりも幅広い本を手に取った一年だったように思います。あと、去年はなぜか短歌くらいしか読めなくなっていたけど、今年はエッセイとかをまた楽しく読めるようになってきました。うれしい。エッセイを書く気力もわりと戻ってきたので、2024年はまたエッセイ本を出したいなと思っています。まあ、できる範囲でやっていきたいですね。無理せず、死なないように。 マンガ 鶴崎いづみ『私のアルバイト放浪記』(観察と編集) 大山海『令和元年のえずくろしい』(リイド社) 大白小蟹『うみべのストーブ』(リイド社) 坂上暁仁『神田ごくら町職人ばなし』(リイド社) 岩波れんじ『コーポ・ア・コーポ』(ジーオーティー) 新井英樹『SPUNK - スパンク!』(KADOKAWA)
毎年年末に書いている、今年面白かった本を紹介する恒例の記事です。 去年の11月に『人生の土台となる読書』というブックガイドの本を出したんですが、去年はその本を書くために大量の本を読みまくってたせいで、書き終わったあと、しばらく反動で「本を全然読みたくない……」という状態に陥っていました。 その時期が11月くらいまで続いていたので、ちょっと今回は少なめです。漫画はあいかわらず読んでいたので漫画を多めにしました。あと文章が読めない時期も短歌は読めたので、歌集もいくつか。そんな感じでお送りします。漫画 縞野やえ『服を着るならこんなふうに』カレー沢薫『ひとりでしにたい』 あちゅむち『エロティック×アナボリック』 入江喜和『ゆりあ先生の赤い糸』 安島薮太『クマ撃ちの女』 うすくらふみ『絶滅動物物語』 高橋ツトム『JUMBO MAX』 香山哲『プロジェクト発酵記』 エッセイ、ノンフィクションなど

2020年、上半期が終わりましたね。いかがでしたか? 私はとにかくいろんなことがありました。あまりにもいろんなことがありすぎました。それだけで1記事以上分のボリュームになってしまうので、この総括もまた改めて行えたらなと思います。 コロナ禍のStay home期間があったこともあり、今年上半期の読書量は激増しました。こんなにいろいろ読んだの大学生以来かも。いろんなジャンルの本を読んだので、毎回恒例のこのランキングも、今回はジャンルを少し絞って行おうと思います。 今回は「フィクション編」というくくりで行いたいと思います。 では、いってみましょう! 10位 リケジョ探偵の謎解きラボ リケジョ探偵の謎解きラボ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 作者:喜多 喜久 発売日: 2017/05/09 メディア: 文庫 「化学探偵Mr.キュリー (中公文庫)」シリーズが有名な著者の本。 同じ作者の本

ニンニクと汗の匂いをさせてても堂々とできるWeb meeting 銀座線の中がこんなに白かったいつもと違う通勤電車 いつもすぐ倒されてしまうモンスターずっと残るよポケモンジムにポケモンの名を叫ぶ子に旗を振るしりとり続ける集団下校 診断ではじめて目にしたE判定コロナとどちらがまだマシですか 大震災、コロナ以外の病気さえ同時に来ないという保証なく コロナ終活ひと事じゃないね明日には何が起こるかわからないはず 当たり前のことなんだけど忘れがち同時に事件は起こるということ いつどこでどこまでやっても最期にはやり残すことはあるのだろうな あんたらはどんだけ飲み会好きなんだ(苦笑)もはやお祭りZoomの画面 1年前のこの日は花見をしていたねGoogleフォトは空気を読まないアルコール吹きつけ重ねる指先に思い出すのは祈りの姿 ※4月19日までに作った短歌です。 これまでに作った「コロナ短歌」はこちら

出勤の10分前に目覚めても間に合ってしまうリモート・ワーク ギフト機能バリエーションも減ってきたポケストップは動いてくれない 使いみちなかった色の口紅も部屋や画面では気軽に試せる 一日を家の中だけで過ごすなんてまるで私たち病人みたいだ この地球の人類全てが病人か、病人予備軍、ひとり残らず 人間はみんな平等なんだってこんなところで実感をする レトルトの容器のまま食べるんじゃなく器に盛っていのちを繋ぐ 天気予報そんなアプリも入れてたねリモートワークは傘と無縁だ コロナ禍がもしなかったら今頃は何が話題になっていたかな 鏡だと自然に見えたメイクでもモニター越しだとなんだか不自然 普段だと違和感のあるメイクでも画面を通せば意外と映えるね 濃厚な接触予定もないくせに引き続きピルを飲み続ける日々 昨年の春は深刻だったよねって笑い飛ばせる来年遠く しばらくは誰とも繋がぬはずの手を念入りに洗い、ケアをする、

花弁の上、怒涛のみぞれが舞い降りる 窓の中には私とあなた オンライン 繋いで聴こえて漏れてくる 飲み会? ラジオ? さまよう言葉 期待してなかったZoom交流会 仮想背景みんな笑った 笑い声も涙声もいつも聞こえてる 内緒話が許されない壁 アフターコロナまで持つかなこのスーツ スポーツジムにも行けない世界 お留守番 靴にかばんに社員証 次の出番はいつになるかなリモートワークの孤独と引き換えに睡眠時間1時間増やす 当分は必要ないかな腕時計 思い出とともに机にしまう 「このままわたしたち幸せになれるかな」そんなふたりのロック・ダウンは いっそのことコロナになってしまいたい 靴音立てて徘徊する夜 だれひとり会いたくない雪の日曜日 #お家時間 があってよかった コロナ禍で離れた縁と結ばれた縁はどちらが多いだろうか 志村けん、だれかに似てるんだよなぁと思い出しながら記事を眺める 地位も金も容姿も関係

どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。 私はブログを使って、面白いと思った本や、ほんのごくたまにだが、つまらなすぎて殺意の湧いた本を紹介することを生業としている。 そうやって紹介するときにいつも気をつけているのは、順位を付けないことである。 面白さというのは、とても不安定な感覚で、ちょっとした要素で面白いがつまらないになってしまうこともあれば、逆もまた然りである。 なので、私が下手に「これが一番面白い!」などと言ってしまうと、その先入観によって面白さが半減してしまうこともありえるのだ。オススメするときは、他の作品と比べてどうか、というよりも、読んだ私の感動や見解などで興味を持ってもらえるようにできるだけ気を付けている。 ただその一方で、ランキングに需要があることも理解している。 人は「結局どれが一番なのよ?」と聞きたがる生き物である。分かりやすい答えを求めている。 ということで、その少な

本になりました! con2469.hatenablog.com本記事は後篇です。未読の方は上のリンクから前篇を読んでください。既読の方も復習してからどうぞ。 導入 取 ラブレターです。 (158首が印刷されたA4用紙9枚を手渡す) K えっ、重い……。 取 (さすがにKさんでも嫌がるか。悪いことしたな)やっぱり迷惑ですよね。返してもら……。 K 9枚って結構手にずっしりくるんだね! 取 質量。 太字はぼくの短歌、「K」はその女の子の発言、「取」はぼくの発言、発言中の「取想くん」はぼくのことです。 では後半戦スタート! 深緑が青色になるほど遠くとおくに見えるうしろ姿だ 取 山は近くで見ると緑色なのに遠くから見ると青色だなと思って作った歌です。 K わたしたちは今何色? 取 青緑ぐらいまで近づけていたらうれしいです。 交わらぬ平行線は重なれる唯一の線だ傘をひらけよ K 重なれるだけでべつに重
「夭逝(ようせい)の歌人」笹井宏之さん(有田町、本名筒井宏之、享年26)が、再び脚光を浴びている。11日に未発表作を含む初の文庫版「えーえんとくちから」(筑摩書房刊、208ページ、税込み734円)が刊行された。入手困難になっていた作品集の文庫化で、24日で没後10年を迎えるのを前に話題を集めている。

(笑)をとれ ポエム面白いんだぞ 詩の世界の広がりを愛せないくせに外国人は俳句を絶賛してるみたいな話聞いて喜ぶのも止めろ 学校で詩を読む時に謎の正解を作るのもやだ おれはかまきりとか 私と小鳥と鈴ととか 好きだったけどなんか意見を間違いっていわれるの謎だったし まぁそのうち詩の授業そのものがなくなるわけなんですけど あと深夜に書いたラブレター的な文脈で詩のこと馬鹿にするやつはすりこぎですりつぶしたい まど・みちお読め 金子みすず読め 室生犀星読め 谷川俊太郎読め あと好きだから高階紀一も読め 最近の人だと中家菜津子めっちゃ良いから読め サイレンと犀の岡野大嗣は歌人だけど良いから読め 読んで本当に馬鹿にしていいものなのか確認してこいちくしょうめ

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