Linux DailyTopics 2021年4月15日パニックお断り―Linus、"Rust forLinux"の盛り上がりに釘を刺す 開発者の間で人気上昇中のRustだが、Linuxカーネル開発においても1年ほど前からメインラインでのRustサポート―新たにデバイスドライバを記述する言語としてRustを認めるよう求める声が強くなりつつある。3月にはカーネル開発者のMiguel Ojedaが最初の"Rust forLinux"となるパッチをlinux-next(次期カーネルへのマージを希望するパッチが集められたGitリポジトリ)にポストし、Stephen Rothwellによってマージされた。 kernel/git/next/linux-next.git - Thelinux-next integration testing tree Ojedaはさらに一歩踏み込んだステップとし
ブリヂストンとブリヂストンサイクルは4月17日、空気が入っておらず、パンクの心配がない自転車用タイヤを開発したと発表した。今後、試乗したユーザーの声を聞きながら、2019年の実用化を目指す。 ブリヂストンが2013年に発表した、空気を詰める必要がないタイヤを作る「エアフリーコンセプト」の技術を応用。タイヤ側面に張り巡ぐらせたスポークに、強度と柔軟性を両立した樹脂を採用し、荷重を支えるという。材料には、リサイクル可能な樹脂やゴムを使用し、資源の効率的な活用につながるとしている。 新型タイヤを搭載する自転車は、イベント「ブリヂストン×オリンピック×パラリンピック aGOGO!」(4月30日に福岡県久留米市、6月4日に横浜市で開催)で試乗できるという。試乗したユーザーの意見を取り入れ、実用化に向けた検討を進めるとしている。 関連記事 “ホンダの倒れないバイク” あまりの大反響に中の人が「びっ

米調査会社のガートナーは、先進テクノロジーに関するハイプサイクルの2017年版「Hype Cycle forEmergingTechnologies, 2017」を発表しました。 ハイプサイクルは、技術の登場から安定までを以下のステージに分けて説明したもの。 黎明期(Innovation Trigger) 「過度な期待」のピーク期(Peak of Inflated Expectations) 幻滅期(Trough of Disillusionment) 啓蒙活動期(Slope of Enlightenment) 生産性の安定期(Plateau of Productivity)AIがあらゆるものに組み込まれる 2017年版のハイプサイクルについて、ガートナーは「AI everywhere」「transparently immersive experiences(透過的没入体験)」「di

新しい技術が出てきたとき、大多数の若い人よりも圧倒的にスピーディーに使いこなすおっさんは珍しくない。 新技術を習得する能力は、年齢よりも、「スキルを獲得するために必要なスキル」、すなわち「メタスキル」に大きく依存するからだ。 たとえば、ある開発ツールを導入すべきかどうか若い人に相談されたので、「まず、ドキュメントを読もう」と言ったら、「ドキュメントを読んでもよくわからなくて。。」と言う。ググったらすぐに公式サイトの至れり尽くせりのドキュメントが出てきたので、「これ読めばいいじゃん」と言ったら、こんなに大量の英語のドキュメントを読むのは無理だと言う。 あるいは、AIを導入するという話になったとき、「AIがよく分からないので教えて欲しい」と言ってきた若い人に、良質の入門書を勧めたら、数式が分からないので読めないのだという。数式の読み方を教えてみたら、数式以前に、そこで使われている数学概念自体を

あらゆるモノをインターネットでつなぐ「IoT」や人工知能など、最先端の技術を駆使した新しい産業の育成について、政府と経済界が意見を交わし、経済界からは、ものづくりとITの双方に高度な知識を持つ人材の育成を急ぐべきといった意見が相次ぎました。 この中で、世耕大臣は「新しい日本の産業の姿の実現に向け、どういう政策を打ち出すのか、業界と意識を共有しないといけない」と述べました。 これに対して出席者からは、文系と理系で分かれている大学のカリキュラムを抜本的に見直すなどして、ものづくりとITの双方で高度な知識を持つ人材の育成を急ぐべきだという意見が出されました。また、ITやバイオなど先端分野に秀でたベンチャー企業を育て、革新的な技術開発を促すため、いわゆるリスクマネーを供給する国内のファンドを増やすべきという意見も出されました。 経済産業省では、人口減少が進み成長の鈍化が懸念される中、日本が得意とす

カーネギーメロン大学、スプレー塗料を吹きかけた物体をタッチパッドにする低コストの技術を発表。ほぼ全ての形状/表面のオブジェクトが変換可能。ギター、ステアリング、スマートフォンの裏など 2017-05-09 カーネギーメロン大学の研究者らは、「Electrick」と呼ぶスプレー塗料を物体に吹きかけ、その物体を全てタッチパッドにする技術を論文にて発表しました。 Electrickは、多種多様な物体や不規則なサーフェスなどまで(ほぼすべての形状のオブジェクト)をタッチ入力可能のオブジェクトにする低コストな技術です。これは、導電性塗料を吹きかけ、感知電極を付けることによって達成されます。 デモ映像では、ステアリング、ギター、壁、机などをタッチパッド・センサーにしている様子が映し出されます。壁などの表面が広い場合は、ペンキで塗ることも可能です。 他にも、塗料を塗ったカバーを真空成形でスマートフォンの

最先端のコンピューターでも計算が難しいとされる、100億通りを超える膨大な組み合わせの中から、最も適した答えを求める問題を、光の性質を利用することで、瞬時に解くことに日本の研究グループが成功し、次世代コンピューターにつながる画期的な計算手法として注目されています。 この手法は現在のコンピューターのように、一つ一つすべてのケースについて数値計算を行うものではなく、光が持つ物理的な性質を利用して答えを求めようという全く発想が異なるものです。 グループでは全長1キロの光ファイバーの中に、組み合わせを調べたい数だけ、光の粒子を使って一種の磁石を作り出す新たな装置を開発し、「2000個の点を最もエネルギーを使わずに2つに分ける方法」を解くことに挑戦しました。 この問題では、組み合わせが100億通りを超え、最先端のコンピューターでも計算が難しいとされています。 実験の結果、新たな装置では2000個の点
テスラモーターズやSpaceXを率いるイーロン・マスクが考案した「Hyperloop(ハイパーループ)」は、時速1000kmを超える超高速走行が可能な次世代の乗り物で、HyperloopTechnologiesとHyper TransportationTechnologiesという2つのチームが開発競争を行っています。そのうち、HyperloopTechnologiesが、アメリカの砂漠についにHyperloop試験走行用のチューブの建造をスタートさせ、その様子が公開されました。 New Video Shows Hyperloop Tubes Sitting in the Nevada Desert | Inverse https://www.inverse.com/article/9950-new-video-shows-hyperloop-tubes-sitting-in-the

ワイヤレス給電技術を持つ米Ossia(オシア)社と、同社に出資するKDDIは6日(現地時間)、CESに出展したブース内で、ワイヤレス給電技術「Cota(コータ)」を用いたシステムのメディア向けデモンストレーションとラウンドテーブルを開催した。 中央の黒いバケツのようなものがチャージャー。左のスマートフォンケース型のバッテリーと、右のスマートロックにセットされた2つの単三電池型バッテリーにレシーバーが内蔵されている 米Ossia社はワイヤレス給電に関する技術開発を行っているスタートアップで、米Microsoft出身のCEO、Hatem Zeine氏が2008年に起業した。KDDIは2015年にKDDI Open Innovation Fundを通じて同社への出資を行っている。 CES会場内のブースにて開催されたラウンドテーブルで、KDDI執行役員でバリュー事業本部 新規ビジネス推進本部長の雨

ゲームの世界などで話題になる仮想現実(バーチャルリアリティー、VR)。それをとても簡素な「紙箱」で楽しめる仕組みを、新興企業の「ハコスコ」と、凸版印刷がそれぞれ展開している。音楽ライブをアーティストの隣にいるように楽しめたり、観光地に行った気分になれたり。娯楽にとどまらず、販売促進や福祉にも使い道を広げている。 東京都内で2015年12月中旬に開かれていた環境商品の展示会で、凸版の「VRスコープ」を体験してきた。スキーのゴーグルのような形をした「紙箱」と、スマートフォンを担当の人から受け取る。動画の再生を始めたスマホを紙箱の前面に入れ、ゴーグルをのぞき込む。 森の動物たちが間伐材を使って、紙製の飲料容器をつくる様子が約2分間のアニメ動画で目の前に広がった。動画は360度の全周に広がり、体を上下左右、前後に動かすと動画も追随。ある場所ではネズミがのこぎりで木を切り、別の所ではキツネが木を運ん

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