会社を出たところで、母から電話があった。 何年か前から白内障と子宮の病気を患っていたけれど、心臓が弱ってしまったことが一番の原因だということだった。 ここ二週間で経口で食事がとれなくなり、栄養剤を投与してなんとかやっていたということで、亡くなるころにはあばら骨が見えるようになっていたという。 父からもメールが行っているはずだと伝えてもらった。 駅に着いたところでメールを見たら、ぽっかりと穴が空いたようだと短い文章で書かれていた。 堪えていた涙が、ぽろっと頬を伝った。 会社の後輩も、私と同じように遠く離れた実家で飼っている犬を亡くしたということを先週聞いたばかりだった。 後輩が年末年始に帰省すると、犬がいない現実がそこにあることが何より悲しかったという。 お母さんも、時間が経ってもぼうっとしていて、それを見てまた悲しくなったと言っていた。 後輩の話を聞いて、犬を亡くすことがどんなにつらいもの

2017 - 02 - 26 ボケのため母が仕事を辞めたことで 家族と私 考えが全く整理できていないが、12~2月に起こったことをザーッと書いていく。 12月に実家を出て一人暮らしを始めた (これは、母が仕事を辞めることになる前の出来事である) ここ2年くらい実家で両親と暮らしていたが、12月に一人暮らしを始めた。 給料の半分を実家に入れていたが、父と意見が衝突すると「ここは俺の家だ」と言われて意見が全く通らない 父が酒を飲んで夜遅く帰ってくるたびに怒った母とケンカになり、それを見るのが嫌 が主な理由(幼稚すぎて笑えるだろう)だが、実際一番大きいのは、 父母がトイレの水を2~3回に1回しか流さないこと/風呂の水を2~3日に1回しか換えないこと 父がトイレの戸を開けたまま用を足す音/父が朝、痰を切る音(ガラゴロガラゴロカーーーーーッ、ペッという地響きのような爆音) が生理的に無理 という、

自らの経験則も左右する伝統への肯定感社会的通年、倫理、道徳観、伝統的な考え方は、個々の地域や国、民族の長い歴史の間につちわれてきた、経験則による知恵、ルールのようなもの。それらの考え方への肯定度合いはどれほどなのだろうか。国立社会保障・人口問題研究所が2016年9月に発表した、日本国の結婚や夫婦の出生力の動向などを長期的に調査・計量する「出生動向基本調査」の最新版「第15回出生動向基本調査」(※)の公開値から確認していく。 次に示すのは今調査対象母集団のうち初婚同士の夫婦のうち女性、および未婚の男女それぞれに、家族や結婚に関する伝統的な考え方を提示し、それについて賛意を有するか反対意見を持つかを尋ねた結果。厳密には「まったく賛成」「どちらかといえば賛成」「どちらかといえば反対」「まったく反対」の4選択肢を提示。そのうち、伝統的な考えに該当する意見サイドの回答率を足したもの(回答時にはいずれ

中学生の娘が妻に 「お父さんの洗濯物は気持ち悪いから別にしてほしい」 と伝えているのを聞いてしまった。 びっくりした。 ドラマにありそうだけど実際そんなにないことを自分が言われるとは。 年頃になると父親を疎ましく思うのが普通、と聞いたことがあるが、 いざ言われると冷静になれなかった。 「おい」 と俺が言って出てくると、娘はしまったという顔をする。 「物理的に汚いのはお前のほうだから、洗濯物はお前だけ別にしろ」 と俺は言って、適当な段ボール箱を空にして投げつけた。 「これがお前の洗濯カゴな。これに分けて入れること」 そう言うと娘はキレて、 「ハァ? 何言ってんの? 使うわけないじゃん」と 言って立ち去ろうとする。 ますます俺も苛立ち、 「それが嫌ならこの洗濯機を使うな。誰の金で買ったと思ってるんだ。 このドラム式買うのにどれだけ節約したかわかってるのか」 と、くどくど説教し続けた。 結局、洗

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