スペイン北東部カタルーニャ自治州のプッチダモン州首相は10日、強行した住民投票で独立派が多数を占めたことを踏まえ、「市民から独立国家になるよう託された」とした。そのうえで、同自治州の州議会に対し、「スペイン政府との対話のため、独立宣言の効力をいったん凍結するよう提案する」と表明した。 地元メディアは「独立を宣言し、すぐに凍結した」(全国紙エルパイス電子版)と解釈した。一方的な独立への動きを控える動きだが、プッチダモン氏の提案通り、中央政府が交渉に応じるかどうかは不透明だ。 カタルーニャでは1日、憲法裁の差し止めを振り切って州政府が住民投票を実施。90・2%が独立に賛成したとしている。これを踏まえ、プッチダモン氏は10日、州議会で「政治情勢の報告」に臨んだ。カタルーニャが独立を宣言しようとしていることについて、「内外からの様々な仲裁の申し出がある」と説明し、「対話が、スペインとの間で平和的な

スペイン・カタルーニャ自治州のバルセロナで行われた、カタルーニャ独立反対デモの様子。巨大横断幕には「カタルーニャはスペイン」と書かれている(2017年10月8日撮影)。(c)AFP/LLUIS GENE 【10月9日 AFP】スペイン・カタルーニャ(Catalonia)自治州の独立派指導部が、中央政府が違法とみなす同州独立の是非を問う住民投票を経て独立宣言に踏み切る構えを示す中、州都バルセロナ(Barcelona)の中心部で8日、独立に反対する数十万人が集結してデモ行進を行った。 住民投票から1週間。近年最悪の政治危機をめぐって不安が広がる中、スペインからの離脱に反対する自称「静かなる多数派」のカタルーニャ住民が沈黙を破った。デモ参加者らは澄んだ青空の下、スペイン国旗とカタルーニャ州旗の両方を掲げて「スペイン万歳! カタルーニャ万歳!」と唱和しながら、バルセロナの街路を練り歩いた。 地元警

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