2025年10月13日、米ニューヨークマンハッタンのワシントンハイツ地区で行なわれた選挙集会で、”Make New York City Great Again”を掲げて演説するムダニ候補。 CNP/ABACA/共同 ゾーラン・マムダニ(Zohran Mamdani) 1991年ウガンダ生まれ。ニューヨーク州下院議員。11月4日のニューヨーク市長選挙に民主党候補として出馬し当選。民主的社会主義者でシーア派ムスリム。 ニューヨーク市長選挙で民主社会主義を掲げるゾーラン・マムダニ氏が当選確実となりました。『地平』特別篇として、10月26日、ニューヨーク市クイーンズで開かれたバーニー・サンダース上院議員およびアレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員との集会で、1万3000人の聴衆に向けたマムダニ氏の演説全文を紹介します。 この記事は、Zohran Mamdani, “We Can Win Fr

11月4日に投開票が行われる米ニューヨーク市長選の最有力候補とされる急進左派の民主党候補、ゾーラン・マムダニ(34)は、「ビリオネアは存在すべきでない」と主張している。その発言に反発した富豪が、彼の当選を防ごうと自らの財力を用いている。 NY市長選、マムダニがクオモを引き離しリード「民主社会主義者」のニューヨーク州議会議員マムダニは、勢いに乗っている。NY市長選に向けた世論調査で彼の支持率は、前州知事のアンドリュー・クオモやトーク番組司会者で共和党候補のカーティス・スリワを大きく引き離し、リードを保っている。だがその一方で彼は、政財界の大物を敵に回している。 「ビル・アックマンやロナルド・ローダーのようなビリオネアは、私たちが“脅威そのもの”だと言って、数百万ドル(数億円)をこの選挙に投じている。私は認めよう。彼らの言うとおりだ」とマムダニは13日の集会で語った。 ヘッジファンド運用者のア

11月4日投開票予定のニューヨーク市長選挙は異例の展開を遂げている。 選挙戦のトップを走るのは民主党のゾーラン・マムダニ候補で、クイニピアック大学の最新世論調査で43%の支持を集めた。マンダニはアフリカ中部ウガンダ出身でインド系のムスリム、しかも「民主社会主義者」を自称する。 主な公約は市内バスの無料化、低所得層の賃料凍結、全ての子どもの無償保育などで、そのための富裕層増税も打ち出している。トランプ政権は「共産主義者が勝てば州兵を派遣する」とさえ威嚇するが、そこには経済政策の違いだけでなくガザ侵攻の影もある。 ココがポイント(前略)大半の住民が悩んでいるのは「家賃に加え、子どもの保育料や食費を賄えるのかという問題だ」と続けた。 出典:Bloomberg.com 2025/10/31(金) マムダニ氏は格差是正を求める若年層を中心に熱狂的な支持を集め、6月の民主党予備選で勝利した。 出典:

Baker & Taylor(B&T)の事実上の撤退を受けて、米国の出版業界が揺れています。時々刻々と動きが報じられる中、今どんなことが起きているのか、日本に照らし合わせるとどういうことなのかを生成AIを活用しつつまとめてみました。 全米2位取次が撤退を選択するまで 元々B&Tは米国では第2位の卸売事業でした。2016年に教育関連大手のフォレット社(Follett Corporation)が買収→フォレット社の事業方針に沿って戦略が立て直されます。 この方針を受け、2019年7月には書店向けの卸売事業から撤退。米国における書籍卸売業者はイングラム社が唯一の存在となっています。 この後、2021年にはフォレット社の事業再編の一環で再び売却され、図書館向け事業を中心とした経営を行ってきました。しかし経営は改善せず、22年には大規模サイバー攻撃などを受けるなどの打撃。 25年にはリーダーリンク社

「抗議をすることすら怖い…」。ニューヨークを埋め尽くした「4月の反トランプデモ」、そこで起きていた「おそるべき異変」をご存知ですか? 「アメリカのZ世代」にも「意外な変化」があらわれていた 「社会保障に触るな!」「教育に触るな!」「LGBTQに触るな」 無数のプラカードがニューヨークの5番街を埋めた。アメリカ1500ヵ所で同時多発的に行われた大規模デモ。参加者は50万人ともされる。だが、そこに未来の担い手である若者の姿は少なかった。 現政権への最大規模の同時多発デモ4月5日の土曜日、アメリカ全土1500ヵ所で一斉に反トランプの抗議デモが行われ、総勢50万人が参加した。ニューヨークは時折冷たい雨が降る寒い日だったが、数千人が5番街を埋め尽くし、その列は1.5km以上に伸びた。トランプ大統領が「解放の日」と称して大幅な関税引き上げを発表してから、3日後のことである。 政権誕生以来最大規模の抗議
熱狂を生み出すオカシオコルテス(AOC)(3月20日、アリゾナ州フェニックスの「寡頭政治と戦う」集会で) Alexandra Buxbaum/SipaUSA <低所得層や労働者層の味方を自認する急進左派のオカシオコルテス(AOC)が、左派の重鎮サンダースと共に「寡頭政治と戦う」全米ツアーで大きな支持を集めている> 米左派の重鎮で進歩派のバーニー・サンダース上院議員(83、バーモント州選出、無所属)と、民主党の次期大統領候補の一人と目されるアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員(35、ニューヨーク州選出、民主党)が開催した集会に集まった大勢の聴衆の動画が、インターネット上で拡散されている。 民主党は2024年の米大統領選で敗北してから、ドナルド・トランプ大統領と側近の大富豪イーロン・マスク、そして議会共和党への対応に苦慮している。世論調査によれば、民主党および民主党議員への支持率は過去
あの男が帰ってきた合衆国憲法の限界テストことトランプ第47代合衆国大統領(予定) 画像出典:ホワイトハウス ようこそ、ホワイトハウスへ。 君がどの種類のアメリカ人かは知らないが、このダイエットコーラはサービスだから、まずは飲んで落ち着いて欲しい。そこの民主党員の方、お気持ちはわかりますが、銃は捨ててください。ホワイトハウスをファイトハウスにしないでください。撃ってもどうせ躱しますよ、彼は。 選挙という民主主義国家最大の儀式の後には、「我が国の民主主義は死んだ」という祝辞から始まる右派左派の合同結婚式が挙行され、膨大な罵詈雑言と若干の学識が入ったブーケの投げ合いが伴うのが常である。「分かれたる家」と化した現在のアメリカ合衆国の大統領選挙ともなれば、尚更であろう。 「汝の隣人を愛せよ」という言葉を日曜礼拝で聞きながら、月曜日に隣人を銃撃するアメリカ人が誰を大統領に選ぼうが、我々日本人が知った事

「俺が,現実離れ?」 「いや,現実離れしてんのは,大学院も出てない連中の方だろ」トランプ勝利から得られる教訓その三先週の共和党大勝利選挙から民主党が学ぶべき教訓について書いてきた.一本目では,アイデンティティ政治ではヒスパニック系有権者に訴求できていない件をとりあげ〔日本語記事〕,二本目では,民主党が雇用ばかりを気にしすぎてインフレへの注意がおろそかだったことを語った〔日本語記事〕.そして三つ目は,アメリカの階級についての教訓だ.高学歴専門職階級は,他の同胞たちから遊離しつつある.価値観・信念・情報の取り方で,彼らは他の人たちから距離が開きつつある. ほんの数年前まで確実視されていた人口統計的な傾向の多くが,今回の選挙ではひっくり返った.トランプ派,ヒスパニック系有権者たちを共和党支持に大きく転換させたようだし,大都市圏は他の地域よりもいっそう強く共和党支持に傾いた.でも,今回の選挙でも

thread#showTweet" data-screenname="RawheaD" data-tweet="1854422536584417312" dir="auto"> ニューヨーカー誌の元経済担当者がサンダースの声明がいかに馬鹿げているか説明している。バイデンの政策は確実に労働者層に取ってベスト近いものだった。「それを理解できない労働者が悪い!」と責任を押し付けるのは間違いだが、民主党/バイデンが労働者を見捨てた、と言うのも圧倒的間違いだ。 https://twitter.com/JamesSurowiecki/status/1854323517405208820 thread#showTweet" data-screenname="RawheaD" data-tweet="1854423249989329233" dir="auto"> いちいち書き出すの面倒なので適当によく纏

がX(ツイッター)に投稿されている(H/T タイラー・コーエン)。前回エントリでクルーグマンとブランシャールの反応と併せて紹介しようかと思ったが、かなりの長文なのでこれで一つのエントリとしてみる。 This is a repost of my original thread about Trump's election, which has since disappeared. This time I am repostingit is a single message. I feel anxious and saddened by Trump’s election. Years of turmoil and uncertainty await us. I have also come to believe that this is not Trump’s win.It is the
米大統領選挙が終わり、女性へのハラスメントやヘイトがオンラインにあふれ出した。過激思想と闘う非営利団体、戦略的対話研究所(ISD)によると「おまえの体、俺の選択」や「キッチンに戻れ」といったフレーズがX(旧ツイッター)やTikTok(ティックトック)といったプラットフォームで爆発的に増えた。トランプ前大統領がハリス副大統領を破って当選したことを受けて、「マノスフィア」と呼ばれる女性嫌悪の各種プラットフォームが入り交じったオンラインコミュニティーでは、インフルエンサーらが勇み立っている。リプロダクティブライツ(性と生殖に関する権利)とジェンダーの平等が、トランプ氏の勝利によって打ち消されたと受け止めているという。 マノスフィアのコンテンツ制作者らは「女性の権利に対しもっと露骨で攻撃的な表現を用いる許可が出たと、選挙結果を受け止めているようだ」とISDは指摘した。トランプ氏とハリス氏の間で

ロバート・ケネディ・ジュニア氏=8月23日、米アリゾナ州フェニックス/ThomasMachowicz/Reuters (CNN) 米大統領選に無所属で出馬後に撤退したロバート・ケネディ・ジュニア氏は6日、ワクチンの安全性と有効性を巡る調査を「直ちに」始める方針だが、「誰からもワクチンを奪う」つもりはないと表明した。ケネディ氏はトランプ次期政権で公衆衛生を統括する役職に就くとみられている。 ケネディ氏はワクチンの安全性と有効性を巡る陰謀論の主要提唱者の一人。米公共ラジオNPRとの6日のインタビューで、トランプ次期政権での自身の優先課題の一つは、米国民にワクチンの安全性に関する「質の良い情報」を提供することだと表明した。ワクチンには「大きな欠陥がある」としている。 米国で現在使用が承認・認可されているワクチンは安全性と有効性が証明されており、リスクと副作用に関する観察が続けられている。 ワク
旧統一教会調査の「日米差」 ここにきてようやく大臣がひとり”更迭”されたが、自民党によれば、旧統一教会と何らかの接点を持っていた議員は党内379人中179人にものぼる。本来ならば、カルト教団が与党自民党にいかに影響力を行使し、国政に干渉することがあったのかどうか、そして公正な民主主義が脅かされることはなかったのかなどにつき、きちんとした調査が必要なはずだ。 だが、この期に及んで自民党は「点検」という小手先の調査でお茶を濁そうとしているように見える。車の車検じゃあるまいし、部品の交換で済む話ではないだろう。 同じ「点検」でもアメリカの行った「点検」はMRIを使ったような精密検査だった。じつは今から40年以上も前に、アメリカでも政治と旧統一教会の関係が問題となり、連邦議会によって民主主義の「精密検査」が実施されたのだ。 少々古い話なので、当時の時代背景を振り返っておこう。 ことの発端は韓国の

2018年に「WalkAway」という運動が注目されたことがある。 元リベラルと称するゲイの美容師ブランドン・ストラカが、既存のリベラルに失望して距離をとろうと提唱した運動だった。togetter.com それを紹介する2018年のTogetterは好意的な注目を集め、はてなブックマークも600以上ついていた。 WEBメディア「SYNODOS」の西山隆行記事でも、民主党が現状のままではトランプ支持者に勝てない一例のように分析された。synodos.jp 日本の著名人としては、 表現規制反対活動をしている高村武義氏*1が賛意を表明し、2021年になってもツイッターのハンドルネームに「#WalkAway」と記載している。 ”人が人として尊重される社会。これがリベラルの基本ですよ。”といってる当人が、批判意見に対してレッテル貼りで攻撃。図らずもブランドン・ストラカ氏が提唱する #Walkaw
今週のニューヨーク株式市場では業績不振の企業の株価が急上昇するなど、特定の銘柄で異例の値動きが起きました。SNSでつながった個人投資家たちによる大量の買い注文が背景にあり、当局が調査を始めるなど、波紋が広がっています。 ニューヨーク株式市場では、今週、業績が振るわないゲームソフトの小売店の株価が一時4倍以上に急上昇するなど、一部の銘柄で極端な値動きが起きました。 背景には、若者を中心に流行する株取引アプリ「ロビンフッド」などを利用する個人投資家たちが出した大量の買い注文があり、オンラインの掲示板には、ヘッジファンドに対抗するために特定の銘柄の購入を促すような書き込みが相次いでいました。 この結果、株価の値下がりを見込んで、空売りと呼ばれる手法で利益を得ようとしていたヘッジファンドが損失を被ったとみられ、損失を埋め合わせるためにほかの株を売るのではないかとの観測が広がるなど、市場が混乱しまし

米ワシントンで20日に行われたジョー・バイデン氏の大統領就任式で、カリフォルニア州ロサンゼルス出身の詩人アマンダ・ゴーマンさん(22)が詩を朗読した。大統領就任式に招かれた詩人としては史上最年少。

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