50 :公務員(catv?):2008/02/06(水) 20:18:01.56 ID:R9qG4/790
飛行船墜落や原発事故、ビル倒壊など50あまりの事例を紹介。誰がどのように引き起こしたか、食い止めたか、人的要因とメカニズムをドキュメンタリータッチで描く。 もちろん、大惨事を引き起こした事故の「情報」だけなら、失敗知識データベース[参照]を見ればよい。本書とほぼ同じネタは得られる。しかし、著者が現場を見、生き残った関係者にインタビューしてたどり着いた「知見」や「生きた教訓」は、本書から掘り起こすべし。 「そんな大惨事を起こすような巨大システムに関わってないよ」という人には、もっと身近なやつをどうぞ → 「なぜAT車のアクセルとブレーキの踏み間違いが起きるのか?」あるいは「飛行機事故から生還するため、乗ったら最初に確認すること」は、立ち読みでもいいので押さえておこう(後者は目からウロコだった)。 システム開発屋であるわたしの場合とは、比較しようがない。わたしが携わるシステムが止まっても、新聞

無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法 スポンサード リンク ・無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法 著者のプロフィール。 「公認会計士二次試験(合格率6%)を史上最年少の19歳で合格 以後、フルタイムの仕事をしつつ、かつ3人の子どもを育てながら、中小企業診断士試験(合格率4%)、オンライン情報処理技術者試験(合格率4%)合格 TOEICは新卒時420点から3年間で900点へ 社会人大学院でファイナンスMBAを取得。その結果、年収を16年間で新卒時の10倍とした著者が初めて公開する、本当に効率的で合理的で楽ちんで、目から鱗の勉強法。 」 文系ビジネスマンに勉強法を語る人として、とても説得力のある経歴。16年間で年収10倍というのは、新卒時から現在まで毎年26%の収入増のペースでやってきたことになるそうだ。 この本を知ったのは書評ブログ仲間の二人のブログで絶賛されていたから。 下記
はてな「読後感サイアクの小説を教えてください」で教えていただいたものを、読んできた。質問[ここ]からピックアップしている。過去のエントリ「劇薬小説を探せ!」を元ネタにして、これまで読んできた劇薬小説をまとめてみる。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 劇薬小説とは 読了して後味の悪い思いをした小説を指す。読んだことを激しく後悔するような、いやあぁぁぁな気分にさせてくれる本。下らなくて情けなくなる「壁投げ本」ではない。また、マンガを含めると莫大になるので、対象外とする(ちなみに劇薬マンガNo.1は日野日出志「地獄の子守唄」)。 エロだったりグロかったり、救いがなかったり 大の大人なのに怖くて夜に読めなかったり 読了してヘコんだり、生きる気力が奪われたり 生理的にクるものに、おもわずマジ嘔吐したり その後、人生のトラウマと化したり小説はしょせん絵空事。リアルで
2007年07月25日05:30 カテゴリ書評/画評/品評書評 - チーム ハックス 献本御礼。 チーム ハックス 大橋悦夫 / 佐々木正悟 シゴタノ! - 『チームハックス』序章(1)「仕事の進捗」を共有できるか?前作同様、佐々木正悟さんとの共著作なのですが、今回は特に、文字通り2人の「チームハックス」を駆使して書き上げた一冊となりました。 前作「スピード ハックス」の三倍面白かった。本書「チーム ハックス」は、日本におけるGTD本の今や第一人者である感もある著者たちが、今度は「チームワーク」をハックした本。 目次 - シゴタノ! - 『チームハックス』序章(1)「仕事の進捗」を共有できるか?より はじめに 序章 チームはすべて「共有」から始まる 第1章 ビジョンを共有するチームを作る 第2章 「質問」でメンバーの力を巧みに引き出す 第3章 コミュニケションの「困難」を克服する 第4

買ったときは平積みなんてしてなかったのに、読まない間に話題の本になってしまって、いつの間にやら50万部を越えて読まれちゃった新書「下流社会」ですが、正直なところ衝動買いするんじゃなかったなぁ、と。 この本を読むべき前に読む本は、言うまでもなくこの本 「下流社会」全体に言えるのは「○○なんじゃなかろうか?」という自分の考えが先行しており、それを元にアンケート結果を見て、適当な…という言葉を使うと、うまくできてるみたいになっちゃうんで、お粗末な説明がつけくわえられてます。 この世の中に「上昇志向のない下流階層」ができつつあることは、誰しもが肌で感じていますが、その原因も実状も、この本からはまったく理解することができません。 「下流社会」の半分以上は、カルチャースタディー研究所+○○(イー・ファルコンor読売広告社)のアンケート結果から、いろいろと「下」の方々の傾向などを書きつらねてありますが、
2006年06月20日00:45 カテゴリ書評/画評/品評Money 農業とかけて売春ととく -書評 - 売春論 そのこころは、趣味と兼業が増えている。 少なくとも、本書によるとそのようである。 売春論 酒井あゆみ それにしてもなんたるsynchronicityだろうか。この本が到着したとたん、このページがはてブのホッテントリに登場するとは。 売春は、女性(いや、今や男性も)にとって、「最後の手段」だと考えられている。社会的な差別や蔑視がきつい分、収益も大きい、とされるからだ。 しかしその前提が根底から崩れていると著者は言う。 あまりに多くの女性が、マーケットに参加するようになったからだ。かつては「腹をくくらないと」入れなかったこの世界に、片や援助交際という名前で素人が参加し、片や「定職」を持ちながらパートタイムで春をひさぐものが増えているのだそうだ。「趣味」化と「兼業」化の結果、単価は

2007年11月25日23:30 カテゴリ書評/画評/品評 失敗学ドリル -書評 - 失敗は予測できる あたた。失敗してしまった。 失敗は予測できる 中尾政之 何がって、今年08月20日発行の本書を、今ごろになって書評する羽目になったことが。 これは、失敗する可能性がある人であれば誰もが目を通すべき一冊である。本書「失敗は予測できる」は、日本では畑村洋太郎によって一般に知られるようになった、失敗学の実践書。本書のすごいのはひたすら実践的なこと。エキスポランドの事故にはじまって、コンコルドの墜落、信楽高速鉄道とJR西日本の衝突事故と、失敗の実例が2,3ページおきに登場するのだ。これでも足りないという人は同著者の「失敗百選」をご覧頂くことになるが、3,780円の同書に対して、本書は735円。1/5の値段で同書のエッセンスを学ぶことができる。 目次 - 光文社発行の書籍より まえがき 失敗は

通勤電車で寝てはいけない!―通勤電車と成功の不思議な法則 スポンサード リンク ・通勤電車で寝てはいけない!―通勤電車と成功の不思議な法則 先日、朝の通勤電車の話。 老夫婦が満員の電車に乗っていた。私が乗り込んだ駅で、ちょうど席がひとつ空いて、おばあさんは座ることができたようだった。だから私はおじいさんの方と並んでつり革につかまった。 おじいさんの前には若いサラリーマンが足を投げ出して座っていた。席を譲る気はないらしいが、後ろめたいのか、自分の携帯をじっと見ている。次の駅を過ぎた頃から、おじいさんがサラリーマンに、「足をひっこめろ、ばかもん」と仕切りに怒り始めた。足を蹴飛ばしている。 おじいさんはかなり頑丈そうな体格で、サラリーマンの方がひ弱そうにも見えた。この場合、席を譲る、譲らないは、飽くまで好意であって、最初に私が違和感を覚えたのは、譲るのを当然とでも言っているような、おじいさんの態
インターネットをやめろ。スマホを床に置け。文章を書くんだ。 昨年末からスマートフォンを眺める時間が増えてしまっているのを感じる。 色々一悶着あり(詳しくは言及はしない)、過剰なストレスに対応するためにスマートフォンでSNSの情報をザッピングすることで怒りや不安、悲しみといった感情を感じないように「消して」きた。…

2007年06月26日13:45 カテゴリ書評/画評/品評Open Source書評 - The Art of UnixProgramming (邦訳版) このギーク度120%のタイトルにだまされてはいけない。 The Art of UNIXProgramming Eric S. Raymond / 長尾高弘訳 [原著:The Art of UNIXProgramming] なぜなら、本書はギークとつきあう必要のあるすべてのスーツ必携の一冊なのだから。本書「The Art of UNIX Program」は、「七夕の国」で言う所の「窓が開きかつ手の届く」者である Eric S. Raymond (ESR)が、「UNIXプログラミングとは何か」ではなく、「なぜUNIXなのか」を説いた本である。 序章本書は「how-to本」ではなく「why-to本」なのである。 目次 序章 第1部

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2006年10月26日11:20 カテゴリ書評/画評/品評書評 - 統計数字を疑う 門倉貴史は「404Blog Not Found:犯罪経済学が欲しい」で以前紹介とおり、地下経済とBRICs経済という、他の経済学者があまり手を出してこなかった分野のパイオニアだ。後者はとにかく、前者に関しては未だに彼以外の研究者が少なそうで残念である。 統計数字を疑う 門倉貴史 そんな門倉氏がなぜ孤軍奮闘できるのか?秘密は本書にある。 「統計を疑え」という言葉は耳にたこが出来るほど聞く。しかし具体的にどんな統計をどうやって疑い、どうやって有意の情報を引き出すのかをきちんと解説した本は、統計の参考書ですら少ない。本書はまさに砂漠の慈雨である。強いて類書を探すと反社会学講座ということになるが、こちらはすでに疑い方を知っている人向けで一段高度。反社会学講座をよんでイマイチピンと来なかった人は、本書からはじめる

2008年07月10日16:30 カテゴリ書評/画評/品評Art 画評 - 絶望に効くクスリ 医者行きをさぼって漁っていたのがこちら。 初出2007.08.03(10巻刊行時点); 以後新刊を手に入れ次第更新。本シリーズ「絶望に効くクスリ」は、慢性絶望症の漫画家山田玲司が、絶望に効くクスリを訪ねて歩く旅行記。作者の慢性ぶりはかなりのもので、しばしば作者の中の女神が本書に登場しては、作者にこんなことをささやく。 八巻 p.6 あんたみたいな偽善者は、とっとと死ぬべきよ本entry現在で全10巻、93種類の薬が処方されている。 しかし、その主成分は実は全てに共通している 絶望に効くクスリ、それは絶望そのもの。 例外は、ひとつもない。本シリーズに登場する「薬剤師」たちは、実にさまざまな絶望を味わっている。我が家の娘たちでもわかるほどわかりやすいものもあれば、作者自身わかってないな、というのも

まだこんなことを言っている人がいたので気になった。 →本当にサイト読者のことを考えるなら「つまらない」と書くべき - あの頃の僕らは胸を痛めてブギーポップなんて読んでた 「合理的」ということであれば、つまらない本は「つまらない」と書くべきだ。サイト読者がそのサイトで勧められた本しか買わないのないのならともかく、ほとんどの人はそうではないだろう。そのサイトのオススメ本プラス自分で探した本を買う。 世の中に流通しているたいていの本は、つまらない、以前にどうでもいい、なので、ある特定ジャンルの本に限定して面白い・つまらないを語るなら、そのジャンルに属する本を全部読んでから言うべきだと思う。ライトノベルなら、市場にライトノベルとして出版されている本を全部読んでみるとか。 そんなことはできないって? 本格推理ファンやSFファンはみんなやってるぞ。少なくとも、ぼくの知っている人たちは。 あるジャンル
「本書で提供するのは、1つのベストプラクティス集である。コードの作成方法に関する誰かの机上の理論ではなく、実際のコーディング方法に関する実体験に基づいており、首尾一貫し、用途が広く、バランスよくまとめられている。何よりも、これは実際にうまくいくプラクティス集であり、世界中の多くの開発者によってすでに使用されている。Perl自体と同様に、これらのガイドラインの目的は、開発者にわずらわしさを感じさせずに、作業を行うための手助けをすることである。」(本書「はじめに」より) はじめに 1章 ベストプラクティス 1.1 3つの目標 1.1.1 堅牢性 1.1.2 効率性 1.1.3 保守性 1.2 本書について 1.3 新しい習慣 2章 コードのレイアウト 2.1 かっこ 2.2 キーワード 2.3 サブルーチンと変数 2.4 組み込み関数 2.5 キーとインデックス 2.6 演算子 2.7 セミコ

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