プロジェクトマネジメントを考える上で、Apple、はてな、Googleという3つの企業の事例を紹介しましたが特殊事例だったかもしれません。今回は、もっと身近な事例を考えてみましょう。 前回、失敗しないプロジェクトマネジメントを考える上で、Apple、はてな、Googleという3つの企業の事例を考えてみました。はてなブックマークでも、多くの方からコメントを頂きましたが、やはり「そうは言ってもね」というのが正直な反応だと思います。 そこで今回は、プロジェクト管理の「負のスパイラル」を脱出するために、もう少し身近な事例を参考にしてみたいと思います。 ちょっとだけ、失敗しないプロジェクトに近づくための3つのヒント 短期ではなく、長期で考える 遅い人ではなく、早い人に注目する 大きく始めず、小さく始める 短期ではなく、長期で考える 通常のプロジェクトでは、前回紹介したAppleのように「締め切りを事

毎回同じような作業になるルーティンワーク。そこに自分の時間がどれだけ取られているのか――。“慣れの罠”を回避する「ToDoリストタイマー術」をご紹介します。 これまで2回にわたり、ルーティンワークを処理する上で、ToDoリストをリマインダーとして、またはマニュアルとして活用する方法をご紹介しました(関連記事その1/その2)。今回は「慣れの罠」についてお話しましょう。 ルーティンワークを毎回処理し続ける上で陥りがちなのが「慣れの罠」です。もちろん、ルーティンワークを繰り返して回数こなし、慣れることは非常に重要ですが、ある程度慣れてしまうと、ついそれ以上の効率化をすることに怠けがちになります。 とはいえ、毎回毎回同じことを処理する必要があるのがルーティンワーク。そこに自分の時間がどれだけ取られているか――ということは、もっと意識してもいいのではないかと思います。 そこで今回は、筆者がルーティン

「計画」「やる気」「変化」のプロジェクト失敗“3大要素”は完璧に管理できるのか――。“完璧な”プロジェクト管理を想定してみよう。 ほとんどのプロジェクトの失敗要因は、「計画」「やる気」「変化」という3つの要素です(2月14日の記事参照)。では皆さんは、これらの3つの失敗要因を発生させないようにできるでしょうか。 ここで単純にプロジェクト「管理」の立場で考えると、答えは一見簡単です。 事前の「計画」を完璧にプランニングするプロジェクトの「変化」を完璧に排除する メンバーの「やる気」を完璧に把握する でも、本当にそうでしょうか? 私たちが直面しているのは、前回も書いたように、毎回“初体験”のようなプロジェクトで、正確な「計画」を立てるのが不可能に近く、「メンバー」の作業効率も把握しにくい上に、プロジェクトに変更や変化が頻繁に発生する――そんなプロジェクトなのです。 逆説的ではありますが、3つ

どんなシステムも定期的な管理なしには長くは持ちません。GTD では Weekly Review を用いる事で仕事の遠近感や、一週間のうちにたまった雑事をもう一度 inbox に掃き出します。 どんなに完璧なシステムにも、多少の遊びの部分が必要です。完璧な整理術や、仕事管理術を実践しようとすると、手段が目的にとってかわってしまいます。GTD では「仕事を片付ける」ことを最優先にして、一週間のうちに頭のなかにたまってくる雑念は、毎日朝一番か、一週間に一度かき集めることをします。こうすることで、管理術をゆるやかに状況に適応させたり、仕事の遠近感が付けられるようになります。 毎週、できれば金曜日の仕事を終える1〜2時間前を、この Weekly Review のための時間にとっておくことは、GTD の維持のためには必要不可欠です。できればこうした時間をあらかじめ「自分とのアポイント」としてスケジュー
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