モバイルビジネスの始まりはiモードのサービスが始まった1999年からで、以後7年間、毎年成長を続けている。モバイルコンテンツフォーラムの発表によると、2005年度のモバイルコンテンツ関連市場は合計7224億円モバイルコマースの市場は4074億円となり、モバイル業界の牽引役だったモバイルコンテンツ市場の3150億円という規模を上回った。 拡大の一途をたどるモバイルコマース市場だが、PCを普段使いこなしている人にとってモバイルコマースという世界が縁遠いことを日々強く感じている。そこで、ここでは「そもそもモバイルコマースの市場ってどうなのか」「PCコマースと何が違うのか」「なんでそんなに売れているのか」「どうすれば、モバイルコマースを始められるのか」という疑問に対して答えてきたい。 成長し続けるモバイル業界市場 1999年2月のiモードサービス開始以来、モバイルビジネスをまず盛り上げたのは着メロ

モバゲータウン(モバゲー)が携帯で圧倒的なユーザーを集めている。 モバゲーは12月の段階で、会員数が225万人を超え、 月間約40億万ページビューある巨大サイトになっている。 モバゲーは一言で言うと「ケータイゲーム&SNS」のサイトである。 無料でゲームを遊ぶことが出来ると同時に、アバターを使ったユーザー間の コミュニケーション(SNS)が出来るようになっている。 ★モバゲーがアバターを流行らせたことのすごさアバター(仮想空間のキャラクター)を使ったサイトやコミュニティはたくさんあれど、 実は日本では海外ほど大成功を収めていない。韓国や中国などでは、アバター文化が定着しており、 ユーザーがアバターの服を買うためにリアルなマネーを使ったりもするほどだ。韓国で圧倒的な支持を持つSNSサイト、サイワールドではアバターが受け入れられており、 実際に、アバターの服を買うためにリアルマネーを払っ

2006年3月17日、ソフトバンクはボーダフォン買収を正式発表しました。 買取の金額は、1兆7,500億円。よくわからんですね、このデッカイ数字。 エベレストの2ばーい 100万円の厚さは約1cmです。1,000万円が10cm、1億円が1mと数えていくと…、1兆7,500億円は何と「17.5km」にもなります。エベレスト(チョモランマ)は8,844mですから、その約2倍です。 1万円を重ねていくと、エベレストの2倍の高さになっちゃうんです! ちょww それ宇宙に飛んでいくんじゃね?(慣れない2ちゃんVIP用語を無理矢理使ってみる) あなたは11万5千円で買われちゃいました 無理矢理な例えをもう一つ。ボーダフォンは現在1,514万契約。買収金額1兆7,500億円を契約数で割ると、1契約あたり11万5千円です。 そこのボーダフォンユーザーのあなた! あなたは今日11万5千円でソフトバンクに買わ

昨日ある研究会で、ITU関係者の話を聞いた。おもしろかったのは、ITUが最大のテーマとして掲げる「デジタル・デバイド」の解説だった。日本ではデジタル・デバイドといえば、僻地の商売にならない話というイメージがあり、私もITUの会合で途上国の話ばかり聞かされてうんざりしていたのだが、彼によれば今やデジタル・デバイドこそ最大のビジネス・チャンスなのだという。 特にすごいのはアフリカで、年率20%で携帯電話のユーザーが増え、ガボンでは固定電話が数%しか普及してないのに、携帯電話の普及率は50%を超えている。もちろんGSMで、端末は50ドル以下。ガボンにキャリアなんかないから、ノキアが端末から基地局からオペレーションまで全部やって、アフリカで大もうけしているという。そのライバルは、中国のファーウェイ(華為)。日本の通信ベンダーは影も形もない。 アジアでも同じような状況で、こっちでもノキア、モトロ
ビートレンドは8月23日、7月の携帯電話機種毎のインターネットアクセス状況について、調査結果を公表した。 同社の携帯電話向けASPサービス群「BeMss」を利用している約600社のモバイルサイトに対して、どのような機種からアクセスされているかを調査したものだ。調査期間は7月1日から31日までとなっている。 キャリア別のアクセス数を見ると、NTTドコモが過半数を占め、ソフトバンクモバイルの比率は7.7%と少なかった。ただしソフトバンクモバイルの比率は4月に比べて1ポイント伸びており、契約者数の増加に合わせてインターネット利用者が増えていることがうかがえる。 アクセス数の多い機種をキャリアごとに見ると、以下の通りの結果となった。NTTドコモ、ソフトバンクモバイルではシャープ端末が強く、特にソフトバンクモバイルでは、シャープ製端末が全体の47.8%を占めるという。auではソニー・エリクソン・モバ

昨日、開催された DeNAテクノロジーセミナーへ行ってきました。当初の予想を大きく上まわる応募があったようで、 会場にはたくさんの人たちがきていました。 DeNA へ行く途中ですこし迷ってしまって、15 分ほど遅れてしまい、一番興味のあったMySQL の話をあまり聞くことができませんでした。今回の資料が公開されるといいのですが・・・。 以下、メモとして書いておきます。まずは、MySQL まわりの話から。MySQL は、バージョン 5.0.45 を使った master-slave 構成(5 系には最近移行したらしい、あわせて OS も 32bit から 64 bit に変更した) OS は、CentOS4(CentOS 5 にしたいと言っていた) master が落ちたときの予備のサーバとして、別途バックアップするサーバがある Slave には、読み込み専用のユーザしか設定しない(なの
私は携帯電話のメール機能をほとんど使わない。PCメールを携帯電話からやりとりする(リモートメール、とかいうのだろうか)ことはあるのだが、それすらも自分から送るのは最小限にしている。理由は簡単で、打ちにくいからだ。あんな小さいキーボードで打てるわけないじゃん、と書いたあたりでもういまどきの人には「なんだこいつ」と思われているにちがいない。慣れた人が高橋名人ばりの速さで携帯メールを打つさまには、正直驚愕する。要するについていっていないのだ。 以上を前提として。 今回「発見」したのは、PCの電子メールを書くときの流儀が、私たちの世代と今の若い世代とではちがっている、という話だ。何いってるのあたりまえじゃん、となるのだろうが、とりあえず補足する。 私の世代だと、電子メールといえばPCで送受するものとして覚えた。メールを書くときに手本としたのは紙で書く手紙だ。電子メールができる前は、PC(とかワープ

師走の買い物客でにぎわう東京・有楽町。都内有数の大型量販店であるビックカメラ有楽町店の携帯電話売り場に、とりわけ大きな人だかりができていた。NTTドコモが年末商戦に投入した905iシリーズの売り場だ。縦横2通りに開けるパナソニックモバイルコミュニケーションズ製の2つ折り端末「VIERAケータイ」が特に人気で、二重三重の人垣ができている。 一方、店の目立たない場所にあるKDDIの売り場では、端末に目を向ける人は少なく、立ち止まる人はほとんどいない。2006年10月のナンバーポータビリティー(番号継続)制度の導入以降、「KDDIの独り勝ち、ドコモの独り負け」と言われた情勢が様変わりしている。 最新端末、Xマスに間に合わず 電気通信事業者協会によると、携帯電話契約者の11月の純増数はドコモが前月比23.3%増の4万8200件、KDDIは同51.1%減の6万5400件で急接近。905iシリーズの効

すごいもの読んでしまった。Google Mobile Proxyとか、日本で言うとはてなMobileGatewayのような、パソコン向けのウェブサイトを携帯電話ブラウザ用に変換するプロクシサービスMowserのサービス開発を終了することになったと、創業者のRussell Beattieさんのブログで発表があった。 資金調達もできず、ページビューも伸びず、ユーザに良かれとスキマ広告を外したら広告収入は一日数ドルまで落ち込み、もうやってられないということらしい。 I don’t actually believe in the “Mobile Web” anymore, and therefore am less inclined to spend time and effort in a market I think is limited at best, and dying at wors
ニッポンのインディよ!iPhoneの「予想外」にカワイイ系で打って出よ:ものになるモノ、ならないモノ(24) ついにiPhoneが日本にも登場する。国内キャリアの垂直統合型ビジネスモデルは揺らぐのだろうか。そのとき、インディ系開発者が世界に打って出る商機がある! 連載目次 アップルのスティーブ・ジョブズCEOの巧みな戦略には、本当に恐れ入る。これまでモバイル通信キャリア(以下キャリア)に対し、上納金を強要していたと思ったら、iPhone 3Gでは、一転上納金を廃止したという。代わりに2年のシバリをともなった販売奨励金モデルを導入して見せかけの、“予想外”安価としたiPhone 3Gを、世界中のキャリアの理解を得て一気に普及させようというもくろみなのだろう。 この手のひらを返したような振る舞いは、「各国のキャリアを手玉に取るジョブズ」といった感じで、チャップリンの映画「独裁者」の有名な地球儀

ミクシィが11月9日に発表した2007年9月中間期決算は大幅な増収増益だった。携帯電話向け「mixiモバイル」がPC向けmixiのページビュー(PV)を上回り、携帯向け広告が特に伸びた。同社の笠原健治社長は決算会見で、海外進出の準備に入ったことを明らかにした。 売上高は前年同期比2.4倍の46億2000万円、営業利益は2.1倍の18億1300万円、経常利益は2.1倍の18億2100万円、純利益は2.2倍の9億8200万円。「このまま巡航速度で行けば通期も見通しを上回る可能性が高いが、広告事業は景気の影響を受けやすい」(笠原社長)とし、通期の見通しは変えない。 mixiの9月末時点のユーザー数は7月末より160万多い1240万人。アクティブ率は60%と、同2ポイント低下した。 PVは、PCで減少傾向が続くが、モバイルは大きく伸びた。9月月間でPCは59億2000万(6月比8.6%減)、携帯は

黒船どころではない、津波だ――iPhone、驚異のビジネスモデル:神尾寿の時事日想・特別編(1/2 ページ) 6月9日(現地時間)、AppleがiPhone 3Gを発表した。日本も含めた世界70カ国に展開され、そのうちの22カ国では7月11日に発売される。日本での発売も7月11日。ローンチカスタマーとして、ソフトバンクモバイルが選ばれた(参照記事)。 今日の時事日想は特別編として、日本市場におけるiPhone 3Gの影響と可能性について考えていきたい。 →HSDPA対応の「iPhone 3G」、7月11日発売 →携帯電話からコンテンツプレーヤーへ脱皮した「iPhone」 →ソフトバンクモバイル、年内に「iPhone」を発売 予想以上に早い発売日はなぜ実現したか 「予想以上に発売が早い。早すぎる……」iPhone 3Gの発表以降、筆者は多くの通信キャリアやメーカー幹部に取材を行ったが、多く

携帯電話市場は早くも春商戦に向けた機運が高まってきた。1月16日、加入者争いでしのぎを削るNTTドコモ(9437)とKDDI(9433)は揃って新商品を発表。2006年、過去最多の機種を投入した両社は、今年もそれに並ぶペースで投入することを明らかにした。追うソフトバンクモバイルも孫正義社長が米アップルの「iPhone」発表会場に姿を見せ、話題を振りまいた。1年で最大の売り時である春商戦に向け、各社とも準備にぬかりないように見える。 新機種はあくまでも“見せ玉” ところが、一見華やかな舞台も一皮めくると全く違った景色が見えてくる。春商戦での顧客の目当ては、これらの新機種ではないのだ。 顧客の多くは、新機種の登場によって安くなった旧機種を手に取る。「カメラ付きか」「カラー液晶付きか」といった、新旧の機種の違いが一目瞭然だった数年前に比べ、最近の携帯電話は機能に大差はない。「それなら少し古くても

ディー・エヌ・エーは5月11日、同社が提供するモバイル向けソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「モバゲータウン」の会員数が5月10日に500万人を突破したことを発表した。1日のPVは5月6日に4億2000万を超え、最高値を記録している。 PVの増加には、3月に開始した新たな投稿コンテンツが大きく貢献。小説、詩などの投稿ができる「クリエイターノベル」は1日に3000万以上のPVを集め、すでに15万点以上の作品が公開されているという。また5月2日に開設した楽曲投稿コンテンツ「クリエイターミュージック」でも2500曲以上の作品が公開されているという。 モバゲータウン利用者の年齢構成比を見ると、10代の割合が減少し、代わって20代・30代が増加傾向にある。2007年2月の会員数300万人時点と比較すると、10代の割合は10ポイント近く減少した。

Joel Spolsky / 青木靖 訳 2007年2月19日 月曜 自力で立ち上げたソフトウェア会社であるFogCreekには、最初の2年くらいの間カスタマサービス専任のスタッフを雇う余裕はなかった。それでマイケルと私がカスタマサービスをやっていた。顧客を助けるために費やされる時間は、私たちが製品を改善するのに使うべき時間を奪うことになったが、私たちはその中で多くのことを学び、今ではカスタマサービスをずっとうまく運営できるようになった。 以下では記憶に残るようなカスタマサービスを提供するために私たちが学んできたことを述べようと思う。ここで「記憶に残る」と書いたのは文字通りでの意味だ。目指しているのは、あまりにすばらしくて人々の記憶に残るようなカスタマサービスを提供するということなのだ。 1. 問題はすべて2通りの方法で解決する テクニカルサポートの問題はほとんどすべて2通りの解決法があ
連載「再考・ワイヤレスネットワーク」では、本記事を含む以下の記事を掲載しています。 【第1回】わたしがモバイルをしたくない理由 【第2回】なぜ、我が社には無線LANがない? 【第3回】「FONはビジネスに使えない?」の本当とウソ(本記事) 【第4回】Skype専用携帯電話の「使える度」 【第5回】無線LANの高速化におカネはかからない? 【第6回】夢を先取り!? 移動体インターネットの使える度をチェック 日本のモバイル環境はいまだに黎明(れいめい)期から脱却していない。ひとたび社外でノートPCを使おうとすると、苦労してアクセスポイント(AP)を探し回るハメになる。なにしろ、大手事業者が運営するAPは、NTTコミュニケーションズの「ホットスポット」で約3500、NTTドコモの「MZone」でさえ4700程度しかないのだ(関連記事参照)。 この程度の数では、モバイルユーザーにとってはインターネ

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