SREの菅原(id:ksugahara08)です。 最近、既存のシステムをAmazonAuroraへ移行させるという作業が頻繁に発生しました。 モテ期かな?と勘違いするくらいAuroraに関しての仕事に恵まれたため、その中でも役に立ったTerraformでAmazonAuroraのMySQLユーザーを管理する方法を今回紹介します。 興味あれば最後まで読んで頂けると幸いです。 目次Terraformでのパスワード管理の難しさ 鍵の暗号化・復号化Terraformでの設定AWS Key Management Service (KMS) のマスターキーを作成AWSのKMS権限を設定したIAMを作成 KMSを使ってパスワードを暗号化MySQLユーザーの設定 KMSを使ってパスワードを復号化 あとがきTerraformでのパスワード管理の難しさ どのように設定したかお話する前にTer
あいさつ こんにちは!技術本部技術戦略Div. リードエンジニアの関根です! 2024年9月にジョインして、コツコツSRE活動を進めておりますっエンジニア3年目ながらSREにゴリゴリ関われているのは、アドウェイズにオープンなコミュニケーションの文化があるおかげです。SREに少しでも興味がある人は、お待ちしておりますよ! 最近、Netflix、アマプラ、U-NEXTに加えてAppleTVも契約してしまいました笑映画やドラマの話しましょうね! あとお酒が大好きなので、社内外問わず飲みに行きましょうね!! この記事はなに? この記事は、MySQLメジャーバージョンアップグレード時にアップグレードチェッカーユーティリティ(以下、アップグレードチェッカー)を理解して活用することで、効率的にアップグレードを進めるための情報を記載しています。 SREとして、EOL対応屋さん的な動きをコツコツやっ

Developing a System to Investigate Lock Contention (Blocking) Causes inAuroraMySQL Hello. I am @p2sk from theDBRE team. In theDBRE (Database Reliability Engineering) team, our cross-functional efforts are dedicated to addressing challenges such as resolvingdatabase-related issues and developing platforms that effectively balancegovernance with agility within our organization.DBRE is a relat
GitHub、1200台以上のMySQL 5.7を8.0へアップグレード。サービス無停止のまま成功させるGitHubが提供するGitHub.comは、世界最大のソースコード管理システムを始めとするソフトウェア開発者向け支援サービスを提供しています。 そのGitHub.comはRuby onRailsで構築されており、同社はつねにRubyとRuby onRailsをアップデートし続けていることを今年(2023年)4月に明らかにしています。 参考:GitHubは200万行規模のRailsアプリケーションであり、毎週RailsとRubyを最新版にアップデートし続けている そして同社はこのGitHub.comを支える1200台以上のMySQL 5.7を、GitHub.comのサービスレベルを維持したまま1年以上かけてMySQL 8.0にアップグレードしたことをブログで明らかにしました。 Up

株式会社ラクーンホールディングスのエンジニア/デザイナーから技術情報をはじめ、世の中のためになることや社内のことなどを発信してます。 bashパフォーマンスMySQLInnoDBDB設計インデックス こんにちは、羽山です。 今回はMySQL のプライマリキーにUUID を採用する場合に起きるパフォーマンスの問題を仕組みから解説します。MySQL(InnoDB) &UUID のパフォーマンスについては各所でさんざん議論・検証されていますが、論理的に解説した記事が少なかったり一部には誤解を招くようなものもあるため、しっかりと理由から理解するための情報として役立つことができればと思っています。UUID と比較される古き良き昇順/降順のプライマリキーはというと、MySQL の InnoDB において良いパフォーマンスを出すために縁の下の力持ちのような働きをしてくれているケースが実は少な
![MySQLでプライマリキーをUUIDにする前に知っておいて欲しいこと | Raccoon Tech Blog [株式会社ラクーンホールディングス 技術戦略部ブログ]](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f5e9d48c3c6f38c2d5f71897d98efcb251289d1f9%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Ftechblog.raccoon.ne.jp%252Fwp-content%252Fuploads%252F2021%252F07%252Fboard-755792_800.jpg&f=jpg&w=240)
最近、MySQLのパラメータの調整をする機会があったのですが、特定のパラメータを変更した際に、メモリの消費量にどう影響するのか、というのを調査する際に、インターネッツを彷徨ったところ、サイトによって書いてあることにバラつきがあったので、自分でもまとめてみることにした。 結論から書くと、参考にしたのは以下のオライリーの書籍「MySQLトラブルシューティング」で、記述が一番わかりやすく書かれていた。 このエントリは、この書籍の 「3.9.3 オプションの安全値を計算する」 にて記載がある内容をまとめたものになる。MySQLトラブルシューティング 作者:Sveta SmirnovaオライリージャパンAmazon 著者について Sveta Smirnova(スヴェータ・スミルノヴァ):Oracle社MySQLサポートグループ・バグ検証グループの主席テクニカルサポートエンジニアとして毎日MySQ

技術本部 サービスリライアビリティグループ(SRG)の長谷川 @rarirureluis です。 #SRG(Service Reliability Group)は、主に弊社メディアサービスのインフラ周りを横断的にサポートしており、既存サービスの改善や新規立ち上げ、OSS貢献などを行っているグループです。 またAmazonAuroraMySQL(以下:AuroraMySQL)の話です。何でこんなにAuroraMySQL に関する記事ばっか書いてるのか僕も分かりません。 前回のAuroraMySQL のアップグレード方法のベストプラクティスはこちらです。 RDS Graviton2 に少ないリスクで切り替える方法を考えてみる【アップグレード編】 |CyberAgent DevelopersBlog 今回はバックアップについてです。 そのクラスター、間違ったクエリ流したときに

こんにちは。クラウド運用チームの飯塚です。 私たちは cybozu.com本番環境のMySQL を昨年末から順次 8.0 系へアップグレードしており、前回の定期メンテナンスにおいて全てのインスタンスのアップグレードを完了しました。この記事では、私たちがMySQL 8.0 への移行に取り組んだ理由と必要になった対応について紹介します。 なぜMySQL 8.0 へ移行したのか GTID-based レプリケーションにおける制限の緩和 再起動時に AUTO_INCREMENT のカウンタが巻き戻る問題の解消 実際に対応が必要だったMySQL 8.0 の変更点 utf8mb4 の照合順序のデフォルト値の変更SQL_CALC_FOUND_ROWS と FOUND_ROWS() が deprecated に Connector/J のメタデータ取得処理の性能低下 sys.innodb_lo
こんにちは。クラウド運用チームで SRE をしている飯塚です。 今回は、MySQL のレプリケーション機能を約10年もの間ずっと使ってこなかった私たちが、レプリケーションを使った高可用性構成に移行するための取り組みの中で学んだことについて紹介します。 背景 巨大なテーブルへの primary key の付与 トランザクションサイズが大きい場合には tmpdir に注意mysqldump で絵文字が消えていないか要チェックmysqldump がError 1412: Table definition has changed... で失敗するmysqldump したデータのリストアが Duplicate entry 'xxx-yyy-PRIMARY-n_diff_pfx01' for key 'PRIMARY' で失敗することがあるmysqldump したデータのリストア時のディスク
9月8日(日)に開催された ISUCON9 予選の2日目に1人チーム「 nil 」として参加し、全体1位となり本選出場が決まりました。 最終スコアは 52,440 イスコイン (ベストスコアは 53,460 イスコイン) でした。 このエントリーでは主に参加するまでにやってきたことと、当日やったことについて書こうと思います。 参加するまでにやってきたこと# 練習 (去年)# ISUCON には去年の ISUCON8 で初めて参加し、今年で2回目です。 去年は ISUCON8 に向けて毎週のように過去問の練習をしていました。 1年以上前の記憶ではありますが、今年はあまり練習することができなかったので、この経験や知恵が今回の優勝にも影響したと考えています。 練習 (直前)# 今年は他のことで忙しく ISUCON の練習をする時間が確保できませんでした。 そのため練習できたのは5日(木)から前日
MySQLのコネクションハンドリングの内部構造、スケール限界、そして最大コネクション数のチューニングなどについてご紹介します 免責事項 この記事はGeir Hoydalsvik氏によるMySQL ServerBlogの投稿「MySQL Connection Handling and Scaling」(2019/3/19)をユーザが翻訳したものであり、Oracle公式の文書ではありません。 この投稿では、MySQLのコネクション、ユーザースレッドおよびスケーリングについて取り扱います。MySQLがどのように動作するかをよりよく理解することで、アプリケーション開発者やシステム管理者が、トレードオフを踏まえた良い選択をできることでしょう。本記事ではコミュニティー版でコネクションがどのように動作するかについて述べますが、一方でスレッドプール、リソースグループ、あるいはコネクション多重化といった関
SNSやソーシャルゲーム、アドネットワークなどのシステムではいろいろなログ情報をDBに保存することもあると思います。 そのさい、日々増えつづけるデータやパフォーマンスをどの様にさばいていくかが重要になってきます。 今回はログ系のデータをMysqlでどのように運用していくか、をテーマにいくつかのノウハウをまとめました。 ログ系テーブルの特徴 ログ系のデータとは、つまり何かのアクションの履歴データのことです。 一般的にはこのような形になるかと思います。CREATE TABLE `t_logs` ( `id` bigint(20) unsigned NOT NULL, `user_id` int(10) unsigned NOT NULL DEFAULT '0', `event_id` int(10) unsigned NOT NULL DEFAULT '0', `created` datet

MySQL のストレージエンジン(SE)を自作してみたときのメモ。バージョンは 8.0.13。 アーキテクチャをざっくりと掴むことが目的なので、ストレージエンジンの自作といっても非常に単純な操作しかできないものです。RDB らしさとも言えるインデックスや行レベルロック、トランザクションなどの高度な処理は実装せず、簡単に入出力の流れを追っていきます。 ゴールは以下の基本的な機能を実現して、「あ、こんなもんなんだ〜」感を覚えることです。CREATE 文でテーブルの作成 INSERT 文で行の挿入 SELECT 文で行の取得 ちなみにMySQL のコードは C/C++ です。(といっても、テンプレート等のC++ らしい拡張的な機能は使われておらず、ほぼ C で書かれています。クラスは頻繁に使われているので、俗に「クラスのあるC」なんて言われている模様。そのため、C をある程度理解していれ

Photo via Visual hunt Backlog の一部のスペースにてAmazonAurora へと移行しました。ここでは、その経緯と実際に実施した作業を簡単にご紹介させていただきます。 移行の経緯 昨年末データベース障害が発生しユーザー様には多大なご迷惑をお掛けしてしまいました。 Backlog にはTerraform をどう使っているかを紹介したブログ にあるように複数の運用環境があります。 その各々の環境の構築時期によって EC2 上で自前運用していたMySQL もあれば、RDS forMySQL もある、といった統一されていない状況でした。また EC2 上ではまだMySQL 5.1 も稼働していました。 移行を検討するにあたり、優先したのは障害時の復旧が素早く出来ることと、少しでも運用の管理コストを下げることでした。Backlog のサーバは 100 台以上で

Bill Karwin's presentation at the Percona Live Open SourceDatabase Conference 2017 focuses on strategies for efficiently loading data intoMySQLdatabases. He discusses varioustechniques including schema modifications, query optimizations, and configurationtweaks to enhance performance, illustrating with performance metrics from different insertion methods. The talk concludes with insights on p
InnoDBを使うとき、MyISAMと比較して度々やり玉に挙げられるポイントとして「COUNT()が遅い」というものがある。確かにInnoDBにおいて行数を弾き出すのにはテーブルスキャンが必要なのだが、そもそもMyISAMのCOUNT()が速い(テーブルの行数を保持してる)のが特殊なのであって、InnoDBが遅いわけではないのである。とはいえ、高速なCOUNT()については需要が多く、この問題には多くの人取り組んでおられるようだ。しかしながら、COUNT()のチューニングについては未だ語られていない点があるように見受けられるので、今日はCOUNT()のチューニングについて解説しようと思う。 COUNT(*)、COUNT(col)、COUNT(1)の違い基本的なことではあるが、COUNT(*)とCOUNT(col)では意味が異なるため、異なる結果が返される場合がある。COUNT(*)はフェッ

MySQLのutf8 charsetは、やれ「罠」だの「絵文字が入らなくて使えない」だの「utf8という名前はutf8mb4の別名にすべき」だの、散々な言われようでディスられてかわいそうな charset なんだけど、というか主に私がそう言ってる気もするんだけど、そろそろ utf8mb3 のエイリアスとしての utf8 は消え去ろうとしてるみたいなので、ここでちょっと勝手にフォローしておく。UTF-8 エンコーディングの RFC は RFC3629で、ここでUTF-8 は最大4バイトと書かれている。 しかし、この RFC3629 の前のRFC2279では6バイトだった。 RFC3629 の日付は 2003/11 なので、つまり 2003/11 よりも前はUTF-8 の1文字のバイト数は最大6バイトだったのだ(少なくともRFC上では)。MySQL が Unicode に対応したのはバ
Collationとは 直訳すると「照合」。MySQL的には、「照合順序」と訳されます。 ただでさえ面倒くさい文字コードの問題ですが、データを保存する際の文字コードとは別に、データを照合するときの方法を指定することができます。 照合って何かっていうと、=等での評価や、ソート順序の評価時に使われるものです。 大事なところなので繰り返しますが、「保存時の文字コードとは別」です。 どんなものがある? 200超ありますが、多くは 「文字コードセット_照合種別」 で定義されています。 文字コードセットは、保存時の文字コードで使われる種類と同じで、40種類ほど。 日本語環境のシステム構築では、sjis,ujis(EUC-JP)やuft8、utf8mb4あたりの文字コードセットがよく見かけられると思います。 その後ろ、照合種別になると _bin _general_cs _general_ci _言語名

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