

プロを目指した音楽活動を20代で諦め、働いていた会社が30代で倒産した。それでも「やりたいこと」を続けられたのには理由があった。 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を20年以上追いかけるジャーナリス…



東京地裁が3月に解散を命じた統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の周辺が慌ただしい。地裁の決定によると、教団には宗教法人の清算後も1000億円に上る財産が残ることが判明した。教団が実質吸収した宗教法人「天地正教」に帰属させる決議を16年前に行っていたためだ。一連の報道に教団は抗議文を出し、火消しに躍起になっている。 統一教会の田中富広会長は地裁決定後の会見で「全ての財産が没収され、10万人の信徒が通う教会もなくなる」と主張していた。だが、2009年に統一教会系の霊感商法会社が摘発され、教団本部への家宅捜索が秒読みとなっていた時期に役員会を開き、解散命令による清算後の残余財産を天地正教へ移す手はずを整えていた…





被害補償の実態は「ブラックボックス」 「これが、SMILE-UP.と交わした補償合意書です」 端整な顔立ちの男性は鞄から封書を取り出すと、テーブルに書面を置いた。 「SMILE-UP.との補償合意はあくまで、被害者側が“守秘義務”を守ることを前提に交わされます。なぜ、被害者である私たちが義務を負わせられるのか? 口外すれば法的責任を取らされるのか? 提示された補償金額も、妥当かどうか、個人では判断することも困難です。被害者を不安に陥れるこうしたやり方は、精神的ダメージを受けている被害者にさらなる追い討ちをかけるものではないでしょうか……」 ◇◇ 昨年、英・BBC報道を契機に大騒動へと発展した故・ジャニー喜多川氏による性加害事件。 “史上最悪の性加害事件”ともいえる問題であるにもかかわらず、今年に入ってまるで一段落したかのような空気さえ漂わせている。TVをつければ旧ジャニーズ事務所所属タレン


世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体が、盛山正仁文部科学相の地元事務所(神戸市)宛てに、教団系の機関誌を毎月無料で発送していることが、関係者への取材でわかった。安倍晋三元首相銃撃事件で教団の…


世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対する政府の解散命令請求方針を受け、教団の問題を長年追及してきたジャーナリストの鈴木エイト氏に今後の懸念などについて聞いた。【聞き手・青木英一】 宗教法人法に財産保全の条項なく 解散命令が裁判で確定するまでに数年はかかるだろう。東京地裁による解散命令が出た段階で、おそらく教団側は東京高裁に即時抗告し、執行停止の効力を有することになる。その後、最終的には特別抗告という形で(最高裁まで)抵抗すると思うが、東京高裁の解散命令が出た時点で清算人が選任されて教団側の資産を差し押さえ、名乗り出た債権者に分配されることになる。 ここで最も懸念されるのは、宗教法人法に財産保全の条項がないことだ。法令により財産を保全できれば多くの被害者への賠償などに充てられるが、解散命令の妥当性を司法で争っている間に関連団体や個人、韓国など海外に資産が移される恐れがある。これでは被害者に


世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体「UPF」が2021年9月に開いたイベントにビデオ出演するトランプ前米大統領(左)と安倍晋三元首相。いずれも教団トップの韓鶴子(Hak Ja Han Moon)総裁に敬意を示した=UPFのウェブサイトより 米国のトランプ前大統領が2021~22年、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体「UPF」からビデオ出演3回の講演料として計250万ドル(当時の為替レートで約3億円)を受け取り、ペンス前副大統領も講演1回で55万ドル(約6000万円)の報酬を得ていたことが判明した。毎日新聞は受領を示す米公文書を入手し、日本国内の訴訟資料などと照合して裏付けた。【田中裕之、大野友嘉子】 【写真】講演料受領が記されたトランプ氏の財務報告書 【関連記事】旧統一教会、米国でも政界工作 絆固めたウォーターゲート事件 UPFビデオ出演、安倍氏銃撃事件の一因 一方、U


世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体「天宙平和連合」(UPF)の日本支部は4日、ジャーナリストの鈴木エイト氏による安倍晋三元首相に関する発言で名誉を傷つけられたとして、鈴木氏を相手取り110…


昨年7月、銃撃を受けて死去した安倍晋三元首相。自身とタイプの異なる「たたき上げ」の政治家とも親しい関係にあった。荒井広幸氏(65)と、亀井静香氏(86)だ。2人は安倍氏とどんな関係だったのか。いま、…





この原稿を書いている12月上旬、国会ではやっと被害者救済法が成立したが、その実効性について被害者の弁護団や二世信者たちから疑問の声がやまない。そもそも国会議員のみなさんは、この鈴木エイトさんの本『自民党の統一教会汚染──追跡3000日』(小学館)を読んだだろうか。それでもなお、この法でいいと言えるのだろうか。話題になった本だが、改めて紹介したい。 心待ちにしていた9月の発売日。地元の本屋さん2軒で売り切れていて、ターミナル駅の大きな書店に行って手に入れることができた。 著者は2002年から、世界平和統一家庭連合(旧統一教会、ここでは本書にならって「統一教会」と記す)と自民党の問題を追いかけてきたフリーのジャーナリストだ。 読み始めたところ、期待をはるかに超える圧倒的なファクトが押し寄せてきた。惜しげもなく次々に明かされる事実にページをめくる手が止まらない。一気読みだった。 議員でいることが


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