――普通であれば、当然監督の安彦さんか、原作と脚本の高千穂遙さんですよね、そこは。 出渕 普通はね。でも安彦さんいないんですよ。で、その最中安彦さんが何をやってたかと言うと、近くの喫茶店で『巨神ゴーグ』のシナリオの打ち合わせを脚本の辻真先さんとやっていたらしいんですね。初監督作の試写会場に当人はいなくて、その頃、富野さんは試写会に来た人たちをスタッフでもないのにお客さんをお迎えしてるわけです。それまでは、安彦さんと富野さんの関係は良好だったんですよ。だから初期のロマンアルバムとか見ると、すごいツーカーでインタビューで彼(富野監督)をちゃんと理解できるのは僕くらいしかいない、的な話をしてたりするわけですよ。 全く、あれよあれよといううちにあれ(引用者註・ガンダムのキャラクターデザイン)は出来てしまったのだった。持ち寄られた個々の自由なイメージが、富野氏を中心にまるでモザイクパズルのようにくっ
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