私事ですが、11月15日をもってアイティメディアを退職し、約10年関わってきたねとらぼの編集・運営業務から離れました。 いやー10年もいたのかと我ながら驚いていますが、いたらしいです(ちなみになんかモメたりしたわけではなくただの転職)。 そんなわけで、この記事はいわゆる退職エントリというやつになります。ねとらぼという得体の知れないサイトのわりと初期から関わらせていただき、10年かけてそれなりの規模にまで育ててこれたというのは、なんだかんだで自分にとってはかなり貴重な経験でした。せっかくなので、ねとらぼがどのようにしてあの形になったのか、中の人は日々どんなことを考えて更新していたのかなど、怒られない程度に書き残しておきたいなと思います。 (といいつつ結構いろいろ書き散らかしたので、怒られたら五体投地してすぐにごめんなさいする所存です) 自分がねとらぼでやったこと自分がアイティメディアに入社


ディズニー作品の日本ローカライズ版におけるフォント表現について、感動的なシーンが台無しになっているとTwitter上で批判が巻き起こっています。海外ゲームの日本語ローカライズで、フォントとしてやたら「MSゴシック」が採用されることへの批判から派生した話題。ディズニー作品の日本語ローカライズ版で、作中の文字表現が日本語に差し替えられる際に、しばしばオリジナルからかけ離れた「クソダサ」なフォントになっていることがあるとして、改善を求める声が相次いでいます。togetter – MSゴシックを使う外国人デベロッパーに「忌まわしきMSゴシックを使うな」というお仕事「あのディズニーでも無頓着」 今回特に拡散されたのは、映画「シュガー・ラッシュ」(2012)において重要なアイテムとして登場する、ヴァネロペがラルフに贈った「ヒーローのメダル」。 オリジナルでは筆記体で「You are my hero

漫画『100日後に死ぬワニ』の連載終了から、ちょうど100日が経過しました。ネット中がワニの運命の行方を見守ったあの一体感と、最終回直後に起こった急転直下の大炎上。 大手広告代理店により“仕組まれた”ヒットだったのではないか? との疑念はものすごい勢いで拡散。作者・きくちゆうきさんの「打ち合わせしてきた」という簡素なツイートさえも、「打ち合わせの最寄り駅付近にその広告代理店と似た社名の企業があった」といった強引な理由により、ステルスマーケティングの“証拠”としてバッシングの標的となりました。 もはや説明不要かもしれませんが、同作はそのタイトルの通り、100日後に死ぬワニを描いた4コマ作品。ワニの穏やかでときにドラマチックな日常と、「死まであと○○日」という不穏なカウントダウンのギャップが話題を呼び、SNSを中心にまたたく間に人気に火がつきました。ねとらぼでは『100日後に死ぬワニ』本編の

香川県が1月に実施した「ネット・ゲーム依存症対策条例(仮)」制定に関するパブリックコメント(パブコメ)について、香川県議会の共産党・自民党の議員団が全意見の開示を求めて申し入れを行っていた件で(関連記事)、共産党の秋山時貞県議は3月17日、委員会から公開の可否について回答があったことをTwitterで報告しました。パブコメ全意見の公開自体は認められたものの、その取り扱いにあたって設けられた諸条件について「愕然」「これでは公開と言えません」と、あらためて委員会を厳しく批判しました。 委員会からの回答書 秋山議員のTwitterによると、開示条件として「開示は“検討委員のみ”」「18日13時〜19日17時の期間限定(本会議はすでに終了済み)」「メモや口外はダメ」といった制約を設けられたとのこと。その他にも、閲覧には事務局職員が立ち会うことや、希望人数によっては時間調整をお願いする場合があること

「新型コロナは体調管理ができてない証拠」などの文章が物議を醸していた、ストレッチ専門店「Dr.ストレッチ」の求人広告(※)について、フランチャイズ運営元であるフュービックは3月11日、サイトの改ざんを行った人物について「フランチャイズ加盟企業(つながり)の元従業員」だったとの調査結果を公表しました(PDF)。つながり社は今後、元従業員に対し民事および刑事で責任追及を行っていくとしています。 ※広告を直接掲載していたのはフランチャイズに加盟していた「つながり」社で、フュービックは「Dr.ストレッチ」のフランチャイズ運営元 フランチャイズ加盟店が管理する求人サイトの一部内容において不適切な表現が掲載されてしまった件について(PDF) 問題となっていた求人広告は、Dr.ストレッチのフランチャイズ加盟店「つながり」が、転職サイト「engage」に掲載していたもの。一見普通の求人ページに見えましたが

−50〜80万円で“買える”のに、買い手が1年間つかなかった物件 列車に揺られて、やってきたのは静岡県東伊豆町の物件の内覧会。ここは相模湾が一望できる風光明媚な土地で、近くには稲取ゴルフクラブも。バブル期は憧れの別荘地として知られていました。なぜその物件がマイナス価格で販売されているのか、UR(旧・日本住宅公団)で40年間勤務するなど、長年不動産業界に携わってきたリライトの相山和夫さんにお話を伺いました。 ── かつて伊豆は別荘地の代名詞でしたよね。 相山:伊豆高原とかはもうすごかったですね、私もいっぺん買おうと思ったけれども、高くて手が出ませんでした。手ごろな物件は崖のところぐらいでね。 ── それが今では、ちょっと年季の入った物件ばかりが目立ちますね。 相山:もうここで新築を建てられた方って、たぶんここ10年いないんじゃないですかね。隣の物件なんて屋根が半分崩れかけていて、ちょっと悲し

運営会社「ステマという認識ないまま運用していた」 問題となっていたアカウントは、いずれも昨年(2019年)の春〜夏ごろから活動を開始。Twitterの「プロモツイート(有料の宣伝ツイート)」機能を使い、よくある「漫画投稿ツイート」のような形で、電子書籍サイト「Renta!」の作品を頻繁に紹介していたのが特徴でした(プロモツイートでない作品紹介ツイートもあった)。プロフィールにはある時期から「著作権の許諾は得ております。」といった記載が追加されましたが、特にRenta!との関係については説明されておらず、また宣伝以外に通常のツイート投稿も行っていたため、当初は「アフィリエイト目的の個人アカウントではないか」と思っていた人も多かったようです。 プロフィールを見ても、特にRenta!との関係については説明なし しかし、添付されているURLをクリックしても、ただRenta!のサイトにジャンプするだ

もしも二足歩行者がマイノリティーだったら――そんな車いすユーザーが多数になった社会を疑似体験できるレストランに行ってきました。自分の足で歩ける人は、このレストランに入店した途端に障害者として扱われます。筆者はあまりにも胸苦しくて、途中で泣きたくなりました。どんな体験だったのか、レポートしていきましょう。 バリアフルレストランへようこそ! まず、入店前に「車いすユーザーが暮らしやすい環境とは?」を考え、記入するよう促されます。あとで役に立つので、みなさんもここでいくつか考えてみてください。筆者は「段差がない」「商品棚が低い」……などなどを紙に記入しました。 「車いすユーザーが暮らしやすい環境とは?」をみんなも考えてみよう そして、レストランに入店します。レストランのオーナーを務めるのは車いすYouTuberの寺田ユースケさん。「いらっしゃいませー」と出迎えてくれます。ところが入口が低い。二足

アニメ「異種族レビュアーズ」の北米版が、配信サイト「Funimation(ファニメーション)」から、2月1日までに削除されていたことが分かりました。Funimationは海外ニュースサイト「AnimeNewsNetwork」に対し、「基準から外れたため」と削除理由を説明しています。 (C)天原・masha/株式会社KADOKAWA/異種族レビュアーズ製作委員会 AnimeNewsNetworkに掲載された、Funimationの回答は以下の通り。それによると、同社としてはクリエイターに対し最大限の敬意を払っており、そのため大幅に内容を変更するよりも、削除することが最良の選択であると判断したようです。 After careful consideration, the series was removed from the service asit falls outside of our

実は去年末あたり「シェンムーIII」のレビューに取り組んでおり、結局うまく書けずにわやになってしまったりなどしていた。なぜうまく書けなかったのか自分なりに分析すると、あまりメディア向けの言葉をつかって説明するのに適していない(とオレは感じる)ゲームだからなのではないかというような気がした。お行儀の良い、「レビュー」の言葉遣いでは、少なくともオレにとっての本作を正確に描写することはできない。「シェンムーIII」は、有り体にいえば中年ゲーマーの懐古主義であり、アジアへの(誤解に基づいた)憧憬であり、ここではないどこか、今ではないいつかに作られたゲームかのようだった。だから本作をたった今現在、この場所から語ることには多大な困難が伴う。昨日見た夢の話をするようなもんだからだ。 主にPCゲームや海外ゲームが好きな陽気で楽しいゲームライター。どこかで美少女ゲームの連載を行ったり「ゲーム占い師」として活

「ねとらぼ」は、元々アイティメディア株式会社による「ITmedia News」内のセクションのひとつとして誕生し、2011年4月に別個のWebメディアとして独立した(参考:-ネット上の旬な情報を幅広く紹介する「ねとらぼ」を開設 | プレスルーム | アイティメディア株式会社 https://corp.itmedia.co.jp/pr/releases/2011/04/07/20110407/ )。 ケツも拭けない何の役にも立たないイナゴメディアと目されていたねとらぼが「ジャーナリズムの良心」「ジャーナリズム魂がこもってきた」「ネットメディアの中でも一線を画す」とまで評されるようになった流れをはてなブックマークで振り返る。はてブで300users以上の記事を対象とし、ブックマークコメント中に「ねとらぼ」を含み、なおかつ評価を下しているコメントを対象に収集した。 2012年~2015年ごろは「

ハリジャンぴらのさんにお借りした謎コイン(裏) ハリジャンぴらのさんがこのコインについて「不意に思い出して探してきたんだけど、我が家にも謎硬貨があったわ。確か誰かの家から出てきたやつなんだけど『日本国 千円』って入ってるけど、こんな記念硬貨は存在しないし、『むつ小川原国家石油備蓄基地開発事業記念』で検索かけてもさっぱりひっかからない。正体不明なのだ」とツイートしたところ、9000件以上の“いいね”に加え、さまざまな説が投稿されるようになりました。 謎の記念硬貨はいつどこで発見されたのか そもそも謎の記念コインはいつ、どこから発見されたのか。ツイート主であるハリジャンぴらのさんに伺いました。 ――謎のコインとはいつごろ出会いましたか。 ハリジャンぴらの:10年ほど前、福祉関係の仕事に就いていたときです。同僚が利用者の引っ越しのお手伝いをしていた際に、他の記念コインや古銭にに混ざった状態で発見

ドワンゴが12月15日、ネットで最もはやった単語を決める「ネット流行語100」の発表式をニコニコ生放送で配信しました。年間大賞に「にじさんじ」、pixiv賞に「鬼滅の刃」と順当な単語が選ばれる中、niconico賞にとある単語が選出され会場はざわつきながらも笑顔に包まれます。その単語とは、「シャミ子が悪いんだよ」。 受賞の瞬間(画像はニコニコ生放送から) ああ、「まちカドまぞく」作者の伊藤いづもさんが……担当の土居航洋さんが困惑している……そしてシャミ子と桃も困惑している……当事者たちが一番困惑している……何だこの状況……“太陽神”扱いされたときの松岡修造さんを見ている気分だ……。 こんなにも関係者たちが困惑している理由は、「シャミ子が悪いんだよ」というせりふが原作に一切出てこないため。そう、これはキャラのせりふではなく、ネットミームなのです。 なぜネットミームがここまで広がり、ついには表

――なぜ「ゲーミングお嬢様」を描こうとおもったのですか? 大@nani:発言まとめがバズったのがまず理由の1つですわね。「こっから負けたら俺お嬢様になる…俺お嬢様…クソわよッッ!!」がものすごく反響を生んだようで、「格ゲーお嬢様」はイケると確信しましたわ。 もともと漫画はいつか書きたいと思っていたのですが、バズりたいがためにネタストックをほぼ消費した末に、「最初から漫画書けばいいのでは?」と天啓を得たのが10月24日ですわ。漫画を書くのは初めてで、何一つ分かりませんでしたが、気合でネームを2日間かけて仕上げ、見るにたえない画力ですがなんとか完成しましたわ。 余談ですが、最初は「格ゲーお嬢様」のタイトルで行こうと思いましたが、なんか語呂が悪いなと思いまして、「ゲーミングお嬢様」にした、という経緯がありますわ。今後格ゲー以外のeお嬢様も自然に出せるので、結果的に正解だったと思いますわ。 ――「

漫画家ルーツ(おっさん)がふらりとどこかへ行き、自分のことをツインテールのかわいい女の子だと思い込んで漫画にする連載「ルーツレポ」。今回は陸上自衛隊が毎年行っている大規模演習「富士総合火力演習」に行ってきました。 これまでの取材一覧:漫画「ルーツレポ」 ルーツ プロフィール北海道出身の漫画家・漫画原作者。代表作に『てーきゅう』(原作)、『ルーツビア』など。ヤングチャンピオン烈にて、『異世界のトイレで大をする。』連載中。ニコニコ静画で自分の日常を4コマ(実質3コマ)漫画にした『自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする。』更新中。中身はビール好きのおっさんです。

調査は、パーソル総合研究所が実施した「APAC(アジア太平洋地域)の就業実態・成長意識調査(2019年)」で、2月から3月にかけ、中国や韓国、インド、東南アジア、オーストラリアなどアジア太平洋地域の14カ国・地域の就業している人を対象に実施したものです。 調査結果によると、日本は管理職になりたい人の割合が21.4%と最下位。13位のニュージーランドが41.2%なのに比べてもかなり低い結果となりました。「会社で出世したい」という人も日本は2.9%で最下位でした。 勤務先以外での学習や自己啓発について、「特に何も行っていない」が日本は46.3%で、14カ国・地域中トップ。2位のオーストラリアと比べて24.8ポイントも差があり、「断トツで自己研鑽していない」という結果でした。

YouTubeが、ロボット同士のバトル動画を「動物虐待」として削除したとの報告が投稿者から寄せられています。YouTubeはメディアに対し、誤って削除したとコメントしています。 YouTubeにロボットバトルの動画を投稿しているJamisonGoさんは、YouTubeから動画を削除したという通知を受けたと自身のFacebookで報告。YouTubeからのメッセージでは、「動物を意図的に苦しめたり、強制的に戦わせる動画は認められない」として、闘犬や闘鶏が例に挙げられていたといいます。 他にも同様の通知を受けた人がいるとの報告が寄せられており、この問題を指摘した技術系YouTubeチャンネルMaker’s Museは「ロボットバトルの動画を投稿している多数の人に影響する広範な問題」とYouTubeに修正を求めています。 YouTubeからのメッセージ(Maker’s Museの動画より) Y

セブン-イレブン・ジャパンは8月10日〜9月30日の期間限定で、独自の電子マネー「nanaco」(ナナコ)支払い時のポイント還元率を2倍にするキャンペーンを実施します。 通常は「200円(税別)につき1nanacoポイント」を付与しますが、キャンペーン期間中は「100円(税別)につき1nanacoポイント」が付与されます。 実は6月末までは「100円(税別)につき1nanacoポイント」、つまりキャンペーンと同じ付与率だったのですが、スマートフォン決済サービス「7pay」の導入に合わせ、7月1日から付与率を半減していました(関連記事)。 ところが7payの不正利用が発覚し、7payは9月末で終了が決定してしまいました。8月1日の記者会見では、nanacoポイントの付与率については、7payの終了を決めたこともあり、「今後検討したい」(セブン&アイ・ホールディングスの清水健執行役員)と述べて

パーソルキャリアは8月1日、同社が運営するアルバイト求人情報サービス「an」を、11月25日をもって終了すると発表しました。 バイト探しは【an】(東京版) 「an」は1967年に「日刊アルバイトニュース」として創刊し、日本でもっとも歴史のあるアルバイト求人情報サービスとして市場を開拓してきました。しかし、紙からWebサービスへの転換が遅れ、ここ数年は競争力の低下が続く形に。今後このままのビジネスモデルで顧客からの期待に応えていくのは難しいと判断し、今回の決断に至ったとのこと。「日刊アルバイトニュース」創刊から数え、今年で52年目でした。 「an」の終了に伴い、「anreport」および「LINE バイト」への求人広告情報提供も終了へ。今後は転職サービス「doda」に経営資源を集中していくとしています。ただ、今後も「アルバイト・パート領域の採用ならびに就業の課題を解決する新たな事業創造は

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