今週のコラムニスト:安替(マイケル・アンティ) 東京大学の客員研究員として日本に滞在した約2カ月間、中国語と英語しかできない中国人ジャーナリストの私のために、招聘元の国際交流基金は常に通訳を付けてくれた。おかげで日本の友人たちとの交流や講演、取材はすべてうまくいった。だがまったく日本語の分からない私にも、日本を理解するある特別な方法があった。それは漢字だ。 日中両国は100年前は筆談で外交ができたし、現代中国語の専門的な単語の70%以上は日本語由来とされる。私も滞在中に読売新聞を購読し、日本の主なニュースを理解していた。新聞記事では日常会話より多くの漢字が使われる。政治記事になるとその割合は7、8割になる。 私はツイッター上でタレントの蒼井そらと蓮舫行政刷新担当相という2人の日本人女性をフォローしている。蒼井そらの日本語のツイートは分からないが、蓮舫が日本の行革について語るとき、漢字の比率
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