※本レビューには『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』終盤の展開に触れる記述が含まれます。 『機動戦士ガンダム』でメインの脚本家として数々の名エピソードを書いた脚本家の星山博之は、「アニメは日本人がつくれる『洋画』」だと述べた。実写映画で日本人が海外(多くはアメリカやヨーロッパ)の様式を真似てカッコよく洋画風の作劇をしてもそこにはどうしてもウソくささが漂い、どんなに欧米風にカッコつけても「どうせこいつはシャケ弁でも食ってるんだろう」(『星山博之のアニメシナリオ教室』雷鳥社、2007年、50p)と思ってしまう、というのだ。一例として、彼は脚本を担当した『無敵鋼人ダイターン3』に登場する、バットマンの執事・アルフレッドのような執事・ギャリソン時田のキャラクター造形を挙げた。この理屈はもちろん、後に続く『機動戦士ガンダム』でも適用されているだろう。「スター・ウォーズ」を作れなくて

◇壊れているハサウェイ --約5年ぶりの新作です。ファンにとっても待望の第2章となりました。 小野さん この5年、「第2章はいつなんですか?」と聞かれることが多く、僕自身も楽しみにしていました。だから、すごくうれしかったですね。 上田さん 私も同じ気持ちです。5年ぶりにお届けできるっていううれしさがあり、ようやくお届けできることで、ホッとするような気持ちもありました。ただ、ギギをまた演じていくことに関しては、5年間のブランクをどう埋めていけるのかという不安が大きかったです。第1章でギギを演じた時よりも、苦悩が大きかったと思います。 --収録は一緒だった? 収録で村瀬監督からどんな説明があった? 小野さん 収録は一人ずつでした。監督からは改めて「閃光のハサウェイ」の世界観、ハサウェイの状況を説明していただきました。「閃光のハサウェイ キルケーの魔女」は、ハサウェイが“マフティー”に合流してか
お年寄りから子供まで、とは言わない。昨日30日に公開された『閃光のハサウェイ キルケーの魔女』の話である。前作『閃光のハサウェイ』の時から「こんなバリバリの政治ドラマをアニメ映画でやるなんてすごいな」と思っていたのだが、今作はそれをはるかに超える出来であった。政治的に激しく分断された世界、えげつないまでの貧富の差、テロと弾圧の中で揺れ動くまだ未熟な自我を抱えた若者たち。 誰が見ても思う通り、原作小説の核には富野由悠季の青春時代の追憶があるのだろう。学生運動が激しかった時代に傷つきやすい自我を抱えて成長した彼の作品には、いつも社会変革とそれに対する疑いの間で揺れ動く青年を描いてきた。小説三部作として書かれた『閃光のハサウェイ』原作小説は、映像化などまったく念頭にない、政治と青春と恋愛の物語として書かれている。 これは本来的には映像にまったく向かないはずの物語なのだ。ハリウッドだろうが邦画だろ

1月26日、株式会社SO-ZOが運営するホテルコラボのECサイト「イタテリ屋」は、『カードキャプターさくら クリアカード編』のモフフサシリーズ商品の予約を開始した。 今回予約が開始されたのは、木之本桜、大道寺知世、李小狼3名の「モフマロホルダー」と「カバー付きホロ缶バッジ」、ケロちゃん、スッピーの「モフバッグ」、そして、「杖型肩たたき棒」。 予約はイタテリ屋、アニメイトオンライン、一部店舗を除く全国のアニメイトにて受付中だ。 イタテリ屋のポストの引用欄をはじめ、X上では「杖型肩たたき棒」に対して、「ファンの高齢化に合わせたすばらしい商品展開」「封印解除(レリーズ)できる!」と注目が集まっているようだ。 【予約開始】 『カードキャプターさくら クリアカード編』のモフフサシリーズ商品本日10時より予約受付スタート! お取り扱いは #イタテリ屋、アニメイトオンライン、全国のアニメイト(一部店舗

『夢みる少女たちの光と影。』 志村貴子が送る文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞歌劇学校青春グラフィティ TVアニメ「淡島百景」2026年4月よりフジテレビほかにて、放送開始。 ・イントロダクション 淡島(あわじま)歌劇学校には、 舞台に立つことを夢みる少女たちが全国から集まってくる。 ミュージカルスターに憧れて入学した、新入生の若菜。 親友の思いを背負って学び続ける、寮長の絹枝。 圧倒的な存在感を放つ、美しき特待生の絵美。 彼女に憧れ、妬み、視線を求め続けた桂子とその家族――。 彼女たちのかけがえのない日々が、 人物の視点を変え、交錯しながらゆるやかに繋がっていく。 今を生きる少女たちの、 瑞々しく鮮烈な青春グラフィティ。 ・スタッフ 原作:志村貴子(『淡島百景』太田出版) 監督:浅香守生 キャラクターデザイン:濱田邦彦 シリーズ構成:中⻄やすひろ 美術監督:中村豪希 色彩設計:大野春恵

中国では『ぼっち・ざ・ろっく!』『MyGO!!!!!』『ガールズバンドクライ』といった日本のガールズバンド作品が爆発的な人気を誇っています。 これら3作品が社会現象とも言えるブームを巻き起こしている一方、中国国産のガールズバンド作品は「ほぼ皆無」と言ってもいい状態です。 なぜ、中国の若者はこれほど日本のガールズバンド作品を支持するのか。そしてなぜ中国はブームに追従できないのか。 この記事では背景にある中国社会と産業構造から、その理由を考察しました。 「中専少女バンド」とネズミ文学『ガールズバンドクライ』は一部で「中専少女バンド(中专少女乐队)」と語られています。 「中専」とは中等専門学校のことで、いわゆる技術や技能を学ぶ職業学校です。そして学歴至上主義の中国で、この言葉は受験競争の負け組、もしくは社会の底辺という差別用語として機能しています。 「中専」という言葉が中国の過酷な学歴社会を表す

一般的なファンタジー漫画・アニメの世界観は、「中世ヨーロッパ風」といいつつ近代水準のことが多いです。しかし『葬送のフリーレン』の世界観は、エンタメ性も大切にしつつ、かなり頑張って本物の中世に寄せられています。今回は、西洋中世史愛好家である筆者が、『フリーレン』の世界観にて、どの点が中世で、どの点が中世でないかを検証します。 なお筆者は、漫画原作からの『葬送のフリーレン』ファンでもあります。本記事では、アニメ版の25話(一行がオイサーストを出発する1期)までに該当するストーリーを取り上げます。アニメ勢の方も安心してお読みください。 『葬送のフリーレン』の概要 2024.9.28 アニメ2期の製作も決定しました!! お祝いイラスト。 『葬送のフリーレン』は、2021年にマンガ大賞を受賞、2023年秋~2024年春にアニメ1期が放送されるなど、いまファンを飛躍的に増やしているコンテンツです。 こ

尻P(野尻抱介) @nojiri_h 葬送のフリーレンという作品は好きだけど、要素は嫌いなものだらけだ。ゲーム風の異世界、ゲーム風の魔法バトル、魔法アイテム、勇者とか戦士とかのステロタイプな職種。ゲームの知識だけで構築されている。 2026-01-10 20:38:52 尻P(野尻抱介) @nojiri_h この界隈はふたつの種族からなっている。SFとファンタジーを、共に現実から離れたものとして好む人。 もうひとつの種族は、SFとファンタジーを対義語とみなす種族。私はこちらに属するので、たいていのファンタジーを嫌っている。ごく少数の例外があるだけ。 2026-01-10 20:44:57 尻P(野尻抱介) @nojiri_h サイエンスは自然に学ぶ営みで、人間と関係なく存在する。これは人間にしては謙虚な態度である。 いっぽう魔法は人間が宇宙の中心にある、天動説的な思想で構築された空想体系で

「全8作をすべて一つのスタジオ、監督でアニメ化するか、一作品毎に違うチームで作るかという二択でしたが、企画のコアなところを考えると、藤本タツキの高い作家性とアニメのクリエーターの個性を掛け算していくのが一番だと考えていました。それぞれ違う座組でやると大変ではあるのですが、その方が面白くなる。全体の統一感を持たせるより、それぞれの個性をハックし、アニメ化で幅広さを増幅した方が面白くなるはずです。一方で、幅広い表現の中に、通底するものが見えてくるとも考えていました」 8作品は、SF、ラブコメ、アクション、ヒューマンドラマ……とバラバラではあるが、“一貫した何か”も感じる。 「言語化するのが難しいのですが……。一つは、無邪気さの中の邪悪さです。子供のような無邪気さがあって、それ故の残酷さもある。作品の中で、その二面性が絶妙なバランスで描かれていることが魅力だと思っています。もう一つは、姉妹や恋人
ポケモン新作のカイリキーによるNTR風イラストが海外で炎上してるようだ。イラスト自体はカイリキーが少女を抱え、NTR文脈を付与してるだけなので直球のエロではない。 https://x.com/perrone_405/status/1979124657870754285?t=Gw5sYAHrqak5c7AyGr_ugQ https://x.com/mxing4214/status/1980936732507091437 頭の悪いバカ外人は濃い有色人種=黒人の文脈を付与しだすようで、青以外の何色でもないカイリキーを黒人とみなすらしい。 理屈でいうとドラゴンボールのピッコロを黒人とみなす、海外バカポリコレによる日本の文化盗用による加害が原因だ。 https://note.com/skasuga/n/n9b5f9bd9caf7 身内のローカルルールでやってるだけなら百歩譲っていいとしても、それを

rag.hatenablog.com 前回からの続きです。 kai-you.net ■「暴力性」なんてワードを用いているのも、やはりダメ これは、ぼざろ、またはアニメの話からは離れますが。 「恋愛を扱うドラマが描かれるときって、『恋愛しないと成長しない』とか、『恋で人生の全てが変わる』みたいな、恋愛が人生において最も重要なものとして描きがちというか、その考え方を押し付ける暴力性があるのではないかと、以前から気になっていたんです」 いや、個人的にはアンチ恋愛至上主義ですし、正直に言えば恋愛至上主義的なドラマ(なんてほぼ視聴したことないけど)の事は薄っすら馬鹿にしてる。また、恋愛至上主義を否定する恋愛ドラマを描いたって、もちろんよい。 …もちろんよいのだけれど、それと『恋愛ドラマは「暴力性」がある』みたいな言説とはまた別問題なんですよ。 「キャンセル・カルチャー」はなぜ問題なのか…? ネット時

媒体を変更すれば原作から何らかの変化が必然的であるし、そこで変更する意見を出して反映されたことは全ての変更を決めたことを意味しない。 そのような一般論を、先日から話題の中心になっている作品『ぼっち・ざ・ろっく』の具体的な描写やインタビューを根拠に、簡単に下記エントリでまとめた。 一般論として、『セクシー田中さん』のようにメディアを変えるなら物語も変える必要があるし、『ぼっち・ざ・ろっく』もふくめて脚本家に映像に意見する権利はあっても物語を決定できる権限はない - 法華狼の日記 一般的に考えられ批判の理由にされているよりも脚本家は他のスタッフの意見をまとめる側面は大きいが、それは脚本家が映像面のアイデアを出さないということにはならない*7。今回は吉田氏が水着を着るように改変したと説明した話題がひろまっているのに、否定する関係者は今のところひとりもいない。 レポート記事でも吉田氏は脚本家として

https://anond.hatelabo.jp/20250923191830 例えば何だろ、俺の詳しいところで言えば「とある魔術の〜とある科学の〜」とかかな アニメから入った人は絶賛して、原作厨は「なぜそこを変えた??」と怒り狂う こだわりが強いとかじゃなくて、必然性がない改変ばっかりする 思い出した、あの頃のJCSTAFFは大体そうだったな、ゼロの使い魔とか、灼眼のシャナとか 原作スレは常にお通夜か文句で溢れてるかだった こういうのは原作が90点だとすると、アニメが80点の出来で、世間的には80点評価なんだけど原作厨としては-10点みたいな評価なんだよね だからアニメ組は褒めて、原作組は口をつぐむ とあるシリーズだと、佐天さんでめちゃくちゃ荒れたのを覚えてるわw まあこういうのは寛容さとかこだわりとか色々混ざった結果なんだけど スタッフが物語の構造や意味を理解してないとか、意味を変質

おにじと申します。 いや~、何を書いても多分批判されそうな内容を記事にするべきなのか。これは結構難しいなとも思ったんだけど、うちのようなブログがこの内容を全く触れないのは、一種の逃げに値するなとも思ったので、やっていきましょう。 なお、情勢が変わりすぎる気がするのでさっさと出したため、今週の通常記事は金曜日の一回のみにするかもです。あと、ひっさびさにブログ記事に太字を使った。 kai-you.net 9月14日に掲載された『『ぼざろ』『虎に翼』の脚本家 吉田恵里香が語る、アニメと表現の“加害性”』という記事が、簡単に言うと炎上しているし、複雑に言うと様々な方面での議論を巻き起こしまくっている。 『ぼっち・ざ・ろっく!』は、近年のアニメ史においても随一の人気作であることは疑いようはなく、先日も二期の制作が発表されただけであり、何の進捗もほぼないのにも関わらず『ROCK IN JAPAN FE

(※9/20 一部ご指摘がありましたので原作者への謝罪要項を削除、及び署名タイトルと一部の本文を変更・追記いたしました) 吉田恵里香氏は、自らが参加したアニメ「ぼっち・ざ・ろっく」において、原作に描かれている主人公の氷風呂入浴シーンを「作品に不要なノイズである」と判断し、原作者であるはまじあき氏の表現を軽視して検閲・変更し、それをアニメ制作側の立場から圧力をかけることによりはまじあき氏へなし崩し的な実質的変更の強要を行いました。これにより、原作の精神や意図が損なわれ、原作ファンの期待を裏切る結果となりました。さらに、吉田氏はこの表現、及び原作の表現複数やはまじあき氏のイラスト群を「加害性」「性的搾取」と実質的に公然と批判し、原作者および作品そしてぼっち・ざ・ろっくファンに対する中傷行為を行ったのです。 アニメーション制作において、作品の魂を尊重し、クリエイターの意図を忠実に反映することは、

取得日時: 2025年9月17日 19:03 取得元URL: https://b.hatena.ne.jp:443/entry/4776214675614965217/comment/hate_flag ビュー数: 13546 魚拓のみの表示 SHA-256 : 91a71ec3f33c2892ee907e182a96a2346d447ada72c23dfa72e440a99b2254c9
KAI-YOU(カイユウ) @KAI_YOU_ed 『ぼっち・ざ・ろっく!』『虎に翼』の脚本家 吉田恵里香が語る、アニメと表現の“加害性” kai-you.net/article/93374 覇権を狙うため『ぼざろ』から排除したノイズとは?──最新作『前橋ウィッチーズ』まで、吉田さんが独自の哲学を明かしたトークショーの模様をレポート🗣️ pic.x.com/k4LQUqapay 2025-09-14 17:36:35 向日葵☘宮城行って来た @ChamSunCro ぼざろアニメはそりゃ成功だったよ。原作者も吉田氏を絶賛してたよ。 でも、原作版の描写見て笑ってただけで、ある日突然知らぬ間に「性的搾取犯」にされていた読者はどうなるんだ。 2025-09-16 12:53:35 フモト @SFumoto 【案の定】ぼっちざろっくの目覚めたアニメ脚本家に海外ニキがブチギレる 当ポストでもお馴染み

放送・配信中のアニメの最終回が近づき、入れ替わりに新たな作品が始まる時期がやってきました。2025年秋(2025年9月~2025年11月頃)に始まるアニメの数は60本ほどです。 週刊少年ジャンプ連載漫画を原作として2016年から放送されている『僕のヒーローアカデミア』が、シリーズ8作目となる『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』でついに最終章を迎えることになります。また、少年ジャンプ+連載の『SPY×FAMILY』もシリーズ3作目の『SPY×FAMILY Season 3』で新展開を迎えます。実写映画も大きな人気を博している『キングダム 第6シリーズ』は、秦による中華統一に向けた戦いが描かれます。また、30年以上の時を越えたリメイク作の続編『らんま1/2 第2期』ではシャンプーに続いてムース、八宝斉、久遠寺右京、五寸釘光らの人気キャラクターが続々と登場します。 以下、作品リス

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