オフラインアプリケーションの課題 iNetOfficeのスナイダー氏によると、Webアプリケーションという観点からの最大の課題の1つは「ユーザーにとってできる限り単純で分かりやすくすること」だという。スナイダー氏によると、ブラウザ開発やWebアプリケーション開発に携わっている人たちにとってはオンライン/オフラインという考え方は直観的であるものの、「例えば花屋を経営している人にとっては……そんなユーザーにオンライン/オフラインについて説明しても、彼らの目はどんよりとしてくるんだ。理解したくもないし、どうでもいいし、といったことだから。ただただ、ちゃんと動いてさえくれればいいと思っているんだ」という。 スナイダー氏によると、表計算やワープロのようなWebベースアプリケーションをオフラインでちゃんと動かすのは比較的簡単な部類なのだという。というのもそのようなアプリケーションは「より中央集権的」で
Webサイトの開発は、世紀の変わり目となった7年前の頃ほど単純な作業ではない。新たなツール、テクノロジ、開発方法論の氾濫により、もはやWebページはかつての単純なHTMLコードの列ではなく、各種のスタイルシート、マークアップ言語、スクリプトが複雑に入り混じったものになっている。だが、こうした複雑なブレンドものをデバッグするのは容易ではない。そこで登場するのが、WebブラウザFirefox用のオープンソースのアドオンFirebugだ。このアドオンを使えば、CSSおよびJavaScriptの単純なテンプレートから複雑なAjaxアプリケーションに至るまでのすべての編集とデバッグを行うことができる。 各種Webプロジェクトの作成とデバッグに携わるWeb開発者を支援するアプリケーションは、いくつか存在する。SANIsoftの最高技術責任者で『ProfessionalPHP4Programming
JavaScript 2.0への移行JavaScriptが結局おもちゃの言語に過ぎなかった当時は、Webページの見栄えが多少派手になればよく、それ以外のことはどうでもよかったのではないか? そんな時代ははるか昔のことで、シュレーファー氏によれば、この言語は将来もっとずっと堅牢になるという。 Firefox 2.0にはJavaScript 1.7が組み込まれることになっている。JavaScriptとしては約6年ぶりのメジャーアップデートだという。JavaScript 2.0も開発中だ。シュレーファー氏によれば、「現在、標準化団体で検討されている」という。具体的には、Ecma InternationalがECMAScriptという名前で標準化を進めている(ECMAScriptではまるでニキビ薬のようなので、Mozillaプロジェクトがオリジナルの名前から離れられないのも無理はない)。 標準
今年のクリスマスには、Firefox 2.0の姿を目にすることができそうだ。ところで、Firefoxは今どんな変化が加えられようとしており、どこへ向かおうとしているのかご存じだろうか? 先週、オレゴン州ポートランドで開催されたO'Reilly Open Source ConventionでMozilla Corp.のマイク・シュレーファー氏と数分座談する機会を得た。内容はFirefoxを中心に開発、セキュリティ、JavaScriptのアップデート、そしてLinuxベンダーそのほかFirefoxの下流プロバイダとの連携にまで及んだ。 自動アップデート機能の追加でFirefoxはすこぶる進歩した。ブラウザの全ユーザーにセキュリティアップデートを短時間でプッシュする体制が確立したからだ。ただし、自動アップデート機能の恩恵を受けるのはブラウザをMozillaから直接入手したユーザーに限られ、Li
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