先月あたりから、オープンソースソフトウェア(以下、OSS)のライセンスのあり方について、Facebookを火種にして侃々諤々の議論が起こっているので解説してみる。 ASFがFacebookにNOをつきつけることの始まりは、Apache Software Foundation(以下、ASF)という著名OSSプロジェクトを多数保有する非営利団体が、Facebookが自社OSSに付加している独自ライセンス Facebook BSD+Patents license を「Category-X」リスト(禁忌リスト)に追加したことだ。 ASFプロジェクトは、Category-Xに含まれるOSSに依存してはいけない決まりがあるため、Facebook製のOSSに依存しているプロジェクトは、8月31日以降はそれらの依存を取り除いてからではないと新しいリリースが出来ない。影響を受けたプロジェクトは少なくとも C
米Facebookで約70万人のユーザーのニュースフィードを操作して実施した実験論文が物議を醸したことを受け、この論文の著者で同社のデータサイエンティスト、アダム・クレイマー氏が6月29日(現地時間)、自身のFacebookで“公式な説明”を行った。 クレイマー氏はまず、この実験を行ったのはFacebookがユーザーに与える感情的な影響について気に掛けているからだと強調した。「ポジティブなコンテンツ(いわゆるリア充なコンテンツを含む)を見ると人はネガティブに感じたり、仲間はずれにされた気がするという懸念について調査する必要があると考えた」という。 また、この実験は2012年初頭に行われたもので、ニュースフィードの操作の対象となったのは全ユーザーのわずか0.04%(2500人に1人)であり、実験実施期間はわずか1週間、投稿は完全に非表示になったわけではなく、友達のタイムラインには表示され
昨日の夜、えふしんさんがすごく興味深い記事を書いていた。 Facebookのタイムライン制御に対する不信感(えふしん) - 個人 -Yahoo!ニュース Facebookの仕様は常に変わるので、数カ月後にこの記事が通用するかはわからないが、最近Facebookのタイムラインは、僕の知らない誰かに制御されている感がすごく強い。 「最近、僕のタイムラインで見かけないけど、あの人、FBやめちゃったのかなぁ!?」 と思い、その人のタイムラインを見に行ったら、今日も普通に書き込みをしていた。 もしかしたら画面を頑張って追えば表示されているのかもしれないけど、他の人の書き込みのほうが優先度高く表示されている。 あぁ、このSNSダメだな、って思った。 ここに情報を書くのが無駄すぎる。 「数カ月後にこの記事が通用するかはわからないが」とえふしんさんは書かれているけど、数カ月後どころか数年後まで、この感覚
ソフトバンクが「Pepper」というロボットを出していた。 一応、かつてロボットで工学部の卒論を書いていたので、こういうのは気になる方なのだが、ロボットが「気持ち悪い」と言われてしまう要素にはいくつかある。 ・人間と似すぎていて、でも微妙に違う部分 ・上から目線になること。 かつて一緒に仕事をしていた、シーマンという音声認識でペットを買うゲームを作っていた斉藤由多加氏に、音声認識、人工知能をユーザーに受け入れさせるコツというのを聴いたことがある。 ・シーマンという親しみやすく憎たらしいキャラで、人間が、シーマンに合わせて話すようにうまく仕向ける という話だった。 つまり、ふてぶてしいキャラに合わせてしゃべるように持っていけば、システムに都合の良い用に人間の側が適応してくれる。 おお、確かにそうだ。僕もシーマンに理解してもらえるように話していたような気がする。少なくとも当時の認識技術、当時の
世界最大の交流サイトを運営するアメリカのフェイスブックは、アプリを利用する際の認証手続きに個人情報が自動的に提供されることを懸念する声が強いことから、匿名でアプリに登録できる仕組みを発表しました。 これはフェイスブックが30日、アメリカ西部のサンフランシスコで開いた開発者向けのイベントで発表したものです。 フェイスブックを通じてアプリの利用者登録を行う場合、「フェイスブックでログイン」というボタンをクリックするだけで簡単に認証手続きを済ますことができます。この方法については、新たに個人情報を入力する手間が省けるとしてアメリカのほか日本でも利用が広がっていますが、フェイスブック上の個人情報が自動的にアプリの開発会社に提供されていることから、プライバシーの問題を懸念する声が出ていました。 このためフェイスブックは、アプリを利用する際に、匿名でアプリの認証手続きができる仕組みを開発したもので、通
Facebook傘下のInstagramは、現在同社に位置情報を提供しているFoursquareから離れる動きをみせている。これは、5年前に設立されたFoursquareにとって困難な状況につながりかねない。 Instagramは、1億5000万人を超えるアクティブユーザーの一部を対象に、Foursquareの代わりに「Facebook Places」をテストしているという。同社は米CNETにこの件を認めた。Fast Companyが最初に発見したこのテストでは、選ばれたInstagramユーザーが、「name this location」を選択すると、Foursquareではなく、Instagramの親会社であるFacebookが提供する場所のリストが表示される。 Instagramの広報担当者は米CNETに対し次のように述べた。「Foursquareは素晴らしいパートナーであり、ユーザ
米Facebookは3月20日(現地時間)、社内で使っている新プログラミング言語「Hack」をオープンソースで公開した。 Hackは、Facebookがサービス構築のコーディングを高速化する目的で開発したPHPベースの新プログラミング言語。同社がオープンソースで公開してるPHP高速化JITコンパイラ「HipHop VirtualMachine(HHVM)」に対応する。PHPの開発サイクルの速さに静的型付け手法や他の言語の多様な機能を合わせたものという。ライセンスはHHVMと同じBSD。 動的言語と静的言語の長所を併せ持っているという。例えばHackでは、C言語などと同様に、コードに矛盾があるとエラーを表示してくれる。
PHPと連携して利用できるHHVM向けの新プログラミング言語「Hack」をフェイスブックが公開。開発速度と安全性を両立させつつ、段階的導入も可能な実装になっているという。 米フェイスブックは2014年3月20日、同社がオープンソースで開発しているJITコンパイラのHHVM(HipHop VirtualMachine)向けに、PHPとシームレスに連携できる新しいプログラミング言語の「Hack」を発表した。HHVMランタイムプラットフォームの一環としてHackのオープンソース版も公開している。 フェイスブックはHackについて、「PHPの開発スピードと、静的型付言語の統制性を調和させ、他の現代プログラミング言語に共通する多くの特徴を付加した」言語であると説明する。 動的型付言語は開発ペースこそ速いものの初期段階でエラーを検出するのが難しく、一方の静的型付言語は迅速さに欠けるという難点があった
三国大洋のスクラップブック 一杯食わされたのは誰?--Facebookが買収するWhatsAppの“三無主義” - (page 3) 「FacebookはWhatsAppユーザー1人に付き35ドあるいは42ドルの獲得コストを支払う計算になる」といった記事も目にしたが、「1人年間1ドル」でサービスを提供している(2013年の年間売り上げが推定2000万ドル程度の)会社について、Facebookが「どうやって投じた資金を回収するのか?」といったことを考えるのは現時点ではあまり甲斐のないことと思えてしまう(その点で“広告掲載はやらない”ことを創業以来の方針のひとつに据えているWhatsAppのCEOが、Facebookに取締役として迎えられるというのは、案外重要なことかもしれない。COOのSheryl SandbergでさえFacebookの取締役になったのはIPOの後だったことを考えると、これ
三国大洋のスクラップブック 一杯食わされたのは誰?--Facebookが買収するWhatsAppの“三無主義” 今回はFacebookが160億ドルという大金をはたいて買うことにしたWhatsAppにまつわる話……WhatsAppの創業者らが掲げた三無主義――「広告なし! ゲームなし! ギミックなし!」(“No Ads! No Games! No Gimmicks!”)というスローガン=創業の志をめぐるエピソードに飛びついた米メディアの報道ぶり、そして、それを請け売りする形で原稿を書き、思わず冷や汗をかいた筆者(一杯食わされかけた)の話について書く。 先週金曜日(2月21日)に半日ほどかけて、WhatsAppの三無主義を前向きに評価する内容をまとめた(後半に記載)。 ところが、翌土曜日(2月22日)に、このエピソードの信憑性が疑われるような話がいくつかのサイトで掲載されているのを目にした。
Facebook、Yahoo、Twitter、Googleなどの人気サービスから盗まれたアカウント情報を満載したオンラインデータベースが、研究チームにより発見された。セキュリティ企業TrustwaveのSpiderLabsチームが、盗まれたユーザー名とパスワード158万件が入ったこのデータベースの存在を、12月3日付のブログで明らかにした。これらのログイン認証情報は、31万8121件がFacebookのアカウント、2万1708件がTwitterのアカウント、5万4437件がGoogle関連のアカウント、5万9549件がYahooのアカウントに関連するものだった。加えて、このデータベースには盗まれた電子メールのアカウント認証情報が約32万件含まれていた。このサーバーに残されていた被害アカウントの残りは、FTPのアカウント、リモートデスクトップの詳細、Secure Shell(SSH)などだ
短時間で消えるメッセージ交換アプリ「Snapchat」が、Facebookにとって目の上にできた厄介なこぶになっているようだ。 SnapchatがFacebookによる30億ドルでの買収提案を拒否してからまだ3週間にも満たないが、同社はこのほど、Facebook幹部であり、「Instagram」の広告表示を担当するEmily White氏を引き抜き、同社の最高執行責任者(COO)のポストに任命したという。AllThingsDが米国時間12月3日に報じた。 White氏は、Snapchatで統括リーダーを引き受ける提案を辞退することはできなかったと述べた。Snapchatは11月、1日あたりの写真アップロード件数がFacebookを上回ったことを明らかにしており、数十億ドルもの評価額を目指しているところだ。「私は常に、プロダクトに投入されてきた創造性に魅了されてきた(中略)そして、同社のアプ
株式会社クレイジーワークスの代表。家電メーカー系エンジニアでプリンタやSDカード関連の開発に従事。ケータイのアプリやサイト、電子書籍のシステムなどに詳しい。最近、断食にはまる。 昔、旅行した写真が、発掘されたので、なくしそうなので、facebookに「自分のみ」モードで50枚ほどアップロードして寝たんですよ。それで、朝起きたら、いろんな写真に次々とコメントがついていてびっくりしました。ええええ!なんでー! どうも顔が似ている人が移りこんでいると、適当にタグ付けされるので、そのまんま承認すると、たとえ、自分のみモードでもタグ付けされた人には、公開されるようだ。たくさんアップロードすると、数が多すぎて、わけがわからんので、タグづけしても、どうせ「自分のみ」だからいいやーって、そのまんま確認ボタンを押してしまったら、全然、「自分のみ」じゃなかった!!! ですから、50枚程度アップしたら、その写真
ライブドアブログの PSGI 化の話 は良いはなしだと思う。一方で、私はあんまりPerl が好きじゃないので、10年にわたって生き続けたPerl アプリケーションが、次の10年にむけてアップをはじめているのは、ちょっとしたホラーでもある。Twitter とRuby と JVM ライブドアブログが、将来に向けて mod_perl から PSGI + Starlet にかえたように、将来に向けてプログラミング言語をかえる人達も存在する。最近の事例で有名なのは、Twitter のRuby から JVM 言語群への移行だろう。 OSCONJava 2011 のTwitter: FromRuby onRails to the JVM では、JVM への移行に至った理由として Ability to handle server workloads A real concurrency
Facebookに他人の写真を勝手に削除できてしまう脆弱性が見つかり、報告を受けて同社がこの問題を修正した。発見者のインドのエンジニアが自身のブログで明らかにした。 ブログによると、発見者のアルル・クマール氏は「倫理的ハッキングに情熱を持つエレクトロニクス&コミュニケーションエンジニア」。脆弱性は、ユーザーからの報告に対するFacebookの対応状況をチェックできる「Support Dashboard」のモバイル版に存在していたという。 Support Dashboardには、ユーザーが写真削除リクエストを送信するとFacebookのサーバが自動的に写真削除リンクを生成して持ち主に送信し、持ち主がこのリンクをクリックして削除できるようにする機能がある。この仕組みを悪用して、他人の写真の削除リンクを自分あてに送信させることが可能だったという。 しかし、クマール氏が最初にFacebookに問題
「Luxogram」「Instaframe」「Webstagram」といったアプリは気を付けた方がいい。Instagramは同社アプリに似た単語やロゴを使用する企業を特定し、その使用をやめるよう丁重に依頼している。 写真共有ソーシャルネットワークのInstagramは最近、同社のブランドガイドラインを更新し、一連の注意事項や禁止事項を改訂した。注意事項としては、「製品にその企業に独自かつオリジナルな名称を付けること」や「企業ブランドを象徴する独自のアプリアイコンをデザインすること」などが含まれる。 禁止事項は、さらに具体的だ。「アプリ名に『Instagram』『IG』『Insta』『Gram』を使用しないこと」「カメラのロゴ、Instagramの名称やロゴを使用しないこと」「製品内でInstagramスタイルのフォントを使用しないこと」などがある。 公平のために記しておくと、これらのアプリ
パレスチナのIT研究者が米FacebookのMark Zuckerberg最高経営責任者(CEO)のウオールにバグ報告を直接書き込んだことを、複数の米メディア(VentureBeat、PCMag.comなど)が現地時間2013年8月18日に報じた。同研究者は、Facebookのセキュリティチームに脆弱性を報告したが無視されたので、証明のためにやむなく実行したとしている。 Zuckerberg氏のウオールに投稿したKhalil Shreateh氏は、自身のブログでこの件について詳しく説明している。同氏は、たとえ友達承認されていなくても別のFacebookユーザーのウオールに投稿できてしまう深刻な脆弱性をFacebook上に発見し、Facebookのホワイトハットプログラムを通じて報告した。しかし電子メールで説明を繰り返したのち、8月14日にFacebookのセキュリティチームから「これはバグ
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