米マイクロソフトは、FPGAを用いてデータセンターでの処理を高速化する技術「Catapult」を開発した。 同社の検索エンジン「Bing」のページランク処理の高速化に向けてパイロットプロジェクトを実施。サーバー1台につき1個のFPGAを用意し(写真1)、これらを合計1632台束ねてクラスターを構成。FPGA上のハードワイヤード回路でパイプライン処理することで、ページランク処理のスループットを2倍に増加させることができた。2015年初頭にBingの本番システムに投入する。 データセンターでの処理にFPGAを導入してビッグデータなどの処理を高速化するというトレンドは、デジタル広告分野など国内のベンチャー企業でも起きている(関連記事:記者の眼「激速インフラ作るネット企業の秘密基地に潜入」)。 データセンターではノード数を増やすことで性能をスケールアウトさせる方向性が主体だが、CPU単体の動作周波
マイクロソフトが「Bing Code Search」発表、サンプルコード探しが簡単に:コードのコピペが捗る? マイクロソフトはVisual Studio 2013から直接、使えそうなコードを検索、記述中のコンテクストに則して自動変換も行えるアドオンを提供する。MSDNだけでなくStackOverflowなどの開発コミュニティの情報も対象だ。 米マイクロソフトは2月17日、デベロッパによるサンプルコード探しを支援する無料アドオン「Bing Code Search」を発表し、Visual Studio Galleryからダウンロード提供を開始した。対象はVisual Studio 2013だ。 ソフトウェア開発プロジェクトに使うコードは、インターネットでサンプルを見つけて再利用するケースが多く、デベロッパはMicrosoft DeveloperNetwork(MSDN)やStackOverf
Twitter.com(デスクトップのWebブラウザからアクセスする公式Twitterサイト)に、自動翻訳機能が追加された。 設定を日本語にしている場合、日本語以外のツイートの詳細を開くと、ツイート本文の下に「翻訳を表示」というリンクがあり、これをクリックすると「Bing翻訳による○○語からの自動翻訳」として翻訳が表示される。Bing翻訳は現在43カ国に対応している。Twitterからはまだ正式な発表はない。MicrosoftのBingチームは6月27日に、Windows Phone 8のTwitterアプリに同様の機能を追加したと発表している。 関連記事Twitter、広告大手のWPPと大規模戦略提携 この提携により、WPPはツイートデータを同社の主なメディア・分析プラットフォームに統合する他、日本を含む各国の顧客のTwitterへの広告出稿をサポートする。MicrosoftのBi
米国時間2月1日、Googleは公式の場(SearchEngineLand.com上にて)で、「Microsoftは検索エンジン『Bing』でGoogleの検索結果を模倣している」と主張した。 (Microsoftが模倣している事実を押さえるためにGoogleが行った「Bing Sting」調査の詳細レポートは、SearchEngineLandで読める)。Microsoftはこの主張にどう反応したのか?以下は、この件についての問い合わせに対して、Microsoftが最初に出した回答だ。 「われわれは検索結果ランキングで複数の情報とアプローチを用いている。最も重要な目標は検索の意図は何かの判断を改善し、与えられたクエリに対し最も関連性のある結果を提供することだ。ツールバーのようなオプトインプログラムは、クリックストリームデータを供給してくれる。クリックストリームデータはウェブサイトのランキ
サンフランシスコ発--MicrosoftがGoogleの検索結果を模倣しているとしてGoogleがMicrosoftを非難した数時間後、両社の関係者は、「模倣すること」と「ユーザーの声を聞くこと」の違いについて、巧みに攻撃の言葉を浴びせ合った。GoogleのMatt Cutts氏とMicrosoftのHarry Shum氏は、米国時間2月1日に開催のカンファレンスFarsight 2011において、カメラの前で微笑んで見せたが、互いに対する軽蔑をほとんど隠そうとしなかった。MicrosoftがGoogleページにおける「Internet Explorer」ユーザーからのブラウザクリックデータを使用して「Bing」の検索結果に情報を表示しているかどうかを、Googleが罠をしかけて試したと明かした後に、両社の関係者が公の場に姿を現したのはこれが初めてだった。MicrosoftはGoogl
米MicrosoftのCEO、スティーブ・バルマー氏は3月2日、米カリフォルニア州サンタクララで開催されたSearch Marketing Expoで講演し、同社がいずれマイクロブログサイトのTwitterを買収する可能性については明言を避ける一方で、自社の検索エンジンBingについては楽観的な考えを明らかにした。 壇上でのプレゼンテーションの際、「BingがGoogleを抑えて検索エンジンのトップになることを望んでいるか」と尋ねられ、バルマー氏は次のように答えた。「その質問には良い答えがない。イエスと答えれば尊大に聞こえるだろうし、ノーと答えれば、2位で満足しているように聞こえてしまう。2位を目指す人など誰もいない。だから答えはやはりイエスだ」 同氏が検索などのテーマについて語る動画がMicrosoftのサイトで公開されている。 バルマー氏はまた、Microsoftが独禁法当局に対し、G
Microsoftは、自社検索サービス「Bing」にビジュアル検索機能を追加した。Microsoftはこの新機能の提供を米国時間9月14日に開始したが、Microsoftの担当者によると、Bingの大規模な更新は秋になるという。 先週開かれた年次ミーティングの情報としてMicrosoftの数人の従業員がTwitterで、Microsoftは「Bing 2.0」の準備を進めており、今週にもロールアウトを開始するというつぶやきを掲示した。先週のミーティングでデモを見たというTwitterユーザーは、最新機能として、地図や「Silverlight」統合などを挙げている。Twitterのつぶやきにも関わらず、MicrosoftのBingチームのディレクター、Stefan Weitz氏は「Bing 2.0というわけではない」と述べる。Microsoftは今年5月後半、検索エンジンをリニューアルし
Microsoftの検索エンジン「Bing」は、非常に聡明な友人に少し助けてもらうことになりそうだ。 「Wolfram|Alpha」とBingは、Wolfram|Alphaが生成する科学と計算に特化したコンテンツの一部を、Bingが提示できるようにするライセンシング契約で合意に至ったという。この契約を良く知る関係筋が明らかにした。今回の契約に関しては、TechCrunchが先に報じている。MicrosoftとWolfram Researchの関係者は、同契約に関してコメントすることを避けた。 Wolfram|Alphaは、まだ世界に旋風を巻き起こしているわけではない。しかし、Wolfram|Alphaはインターネット検索の世界における興味深い試みとして、業界内では大きな注目を集めている。Wolfram|Alphaは通常の検索エンジンと異なり、検索キーワードに関連するページへのリンク一覧は
Googleは検索の基本構造をアップグレードしようとしているものの、この件を極秘に進めようとしてもいるようだ。GoogleのエンジニアであるSitaram Iyer氏およびMatt Cutts氏は、同社の公式ブログ「Webmaster Central」への投稿で、一般のユーザーはアップグレードによる違いにさえ気づかないだろうと記している。 「この数カ月の間、Google社内の大規模な開発チームが、Googleのウェブ検索の次世代アーキテクチャという極秘の開発プロジェクトに取り組んできた」と書き込まれているものの、全体的には何らかの謎に満ちたワークショップのような響きがある。「その規模、インデックス速度、正確さ、わかりやすさ、他の分野において、これまでの枠組みを打ち破っていくプロセスの第一歩となっている」とも記されている。だが、ユーザーインターフェースは変わっていない。 多くの開発者に対し
ワシントン州レドモンド発--Microsoftが米Yahooと検索分野で提携したことを受け、Microsoftにとって検索がそこまで重要なビジネスである理由と、検索ビジネスの今後の進め方について、同社オンライン部門のトップであるQi Lu氏が概要の説明を行った。 Lu氏はまず、大勢の金融アナリストに向けて、このビジネスが大きな利益を生み出し得るものであることを約束した。 「規模が大きくなれば、大きな利益が見込める事業だ」と、Lu氏は説明した。 やっかいなのは運営の規模が大きくなくてもコストの大部分は同様にかかるということで、Microsoftはこの問題に直面している。「仮にユーザーがたった1人だとしても、ウェブ中をクロールする必要がある」と、Lu氏は言う。 問題はそれだけではない、とLu氏は語った。規模が小さいと、当然ながら表示される広告も少なくなる。すると検索時に表示される広告の関連性が
MicrosoftのSteve Ballmer氏と米YahooのCarol Bartz氏は米国時間7月29日、巨大な紫色のペンの何筆かで、ついに提携を結んだ。これによって、Microsoftは世界第2位の検索サービス企業になり、Yahooはメディア主導の広告ブローカーになる。 以下は、各キープレーヤーの観点から見た、今回の提携の分析だ。Yahoo 得るもの:Yahooは、アウトソーシングした検索エンジンに、市場価格以下の金額を払うことになる。MicrosoftはYahooに対して、将来の検索事業収入の88%を支払うことになっており、IDCによれば、これは予想されていたよりも良い提携の提案だという。Yahooは、18カ月の間、検索からの継続的な売り上げを保証される。また、YahooとMicrosoft両方のサイト上にある検索広告をすべて販売できるようになる。さらに、Yahooはコストを削減
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