大会組織委員会の国際関係部局の副責任者ヤン・シュウ氏は、「オリンピック精神に沿った表現は、いかなるものも間違いなく保護される。オリンピック精神に反した行動や発言、特に中国の法律や規制に違反するものは、いかなるものも特定の処罰の対象となる」と述べた。

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は8日のIOC総会で、五輪運動の発展に寄与したことをたたえる「五輪オーダー」(功労章)で最高の金章を、特例で菅義偉首相と東京都の小池百合子知事に授与すると明らかにした。

毎日新聞7月30日 やはりお祭りムードになった。菅政権の見立て通りでした。さすがです。こんな記事もあった。 「五輪で『楽観バイアス』緊急事態宣言意味なさなく」(専門家・NHKニュース7月28日) 「楽観バイアス」とはオリンピックの開催でコロナを軽くみてしまうこと。ここでもポイントとして「五輪のお祭りムード」が指摘されています。 「楽観バイアス」を次々に確認 実は五輪による「楽観バイアス」は政府・自民党でも次々に確認されています。時事ドットコム(7月27日)はメダルラッシュで国民の五輪祝福ムードが高まることを期待する声を報じた。 「雰囲気がいい」(自民党幹部) 「政権に追い風になればいい」(官邸幹部) 「内閣支持率が好転すれば衆院選も早くやってほしい」(自民党の閣僚経験者) 皆さんうかつすぎてドキドキします。

「東京五輪・体操女子個人総合・決勝」(29日、有明体操競技場) 女子個人総合決勝で、日本女子のエース、村上茉愛(24)=日体ク=は4種目合計56・032点で5位に入り、日本勢で1960年ローマ、64年東京両五輪で6位の池田敬子を上回る最高順位となった。床運動で全体トップの14・000点をマークしたが、女子の個人種目で日本勢初の表彰台に1・167点及ばなかった。 【写真】唇を噛みしめ目を潤ませる村上茉愛 女子個人総合を戦い終えた村上は、27日の団体戦後に自身のSNSに中傷のコメントがついたと告白した。「コロナになってアスリートが発言するのはすごく難しい。もう消去しましたけど、そういう嫌なコメントを見てしまって…。すごく残念でした」。そう話すと涙が止まらなかった。 コロナ禍で五輪を巡る空気は一変。開催に反対する世論が強まる中、夢舞台を目指す選手に対する風当たりが強くなった。今大会でも試合後にさ

東京オリンピックの開会式で入場行進後にマスクを外してくつろぐ選手や関係者ら=国立競技場で2021年7月23日午後9時33分、佐々木順一撮影 23日夜に国立競技場で行われた東京オリンピックの開会式で、一部の国の選手団が入場行進時に規則に従わずマスクを着用しなかったことについて、大会組織委員会は個別に注意しないことを明らかにした。大会を通じて新型コロナウイルスの感染対策の実効性を担保できるかという課題が露呈した。 開会式ではキルギスやタジキスタンの選手団のほとんどがマスクを着けずに行進し、SNS(ネット交流サービス)では「出るならマスクはしてくれ……見てるだけでも不安になる」など批判する投稿があった。 組織委などが新型コロナウイルスの感染対策を定めた選手向けのプレーブック(規則集)では、マスクの常時着用を求めている。例外は競技や食事、就寝中などだけで「故意のマスク不着用があった場合、懲戒措置の

東京オリンピックの開会式に出席を予定していた安倍前総理大臣は、東京都に緊急事態宣言が出され無観客となったことなどを考慮し出席を見送ることになり、関係者に伝えました。 23日行われる東京オリンピックの開会式は、東京都に緊急事態宣言が出され無観客となり、出席者も数百人規模に減らす方向で調整されていて、経済団体やスポンサー企業の間では出席を見送る動きが出ています。 こうした状況を考慮し、大会組織委員会の名誉最高顧問を務める自民党の安倍前総理大臣は、開会式への出席を見送ることになり、関係者に伝えました。 安倍氏は総理大臣だった8年前、IOC=国際オリンピック委員会の総会で演説するなど、大会の招致に当たり、去年3月には、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、大会の1年延期を提案しました。 総理大臣を辞任したあと去年11月には、オリンピックの普及や発展に貢献したとして、IOCの功労章「オリンピック・オ

東京オリンピックの開催をめぐって、菅総理大臣はアメリカの有力紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで「やめることは、いちばん簡単なこと、楽なことだ」としたうえで「挑戦するのが政府の役割だ」と強調しました。 この中で、菅総理大臣は、東京オリンピックの開催をめぐって「新型コロナウイルスの感染者数なども、海外と比べると、1桁以上といってもいいぐらい少ない」として「ワクチン接種も進んで、感染対策を厳しくやっているので、環境はそろっている、準備はできていると、そういう判断をした」としています。 そして、菅総理大臣は「やめることは、いちばん簡単なこと、楽なことだ」としたうえで「挑戦するのが政府の役割だ」と強調しました。

20日夕方の東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の記者会見で、問題視された小山田圭吾氏の過去のインタビュー内容について「武藤事務総長は“知らなかった”ということだが、これだけネットに拡散していた中で、組織委員会の誰もが知らなかったということは、逆に何も調べずに人選をしていたということではないか」との質問が出た。 【映像】橋本会長「もっと早く分かっていれば」 これに対し武藤事務総長は「佐々木宏さんが(3月に)辞任された後、その下で開会式の企画をしていた人たちのうち、かなりの人達に残っていただかなければ間に合わない、という状況で、そのグループが全体の計画を始めた。そして必要な人たちが次々と仲間として誘われ、発表をしたときには20名あまりのグループが形成されていた。やはり気心のわかった人たちでやらないと計画が進まないので、我々がひとりひとりを任命するのではなく、仲間で全体像を形成していただ

オリンピック開幕を直前に控えた東京都内の感染状況について、都の「専門家ボード」の座長を務める東北医科薬科大学の賀来満夫特任教授は、「これまでで最大の危機を迎えている」と述べ、しっかりとマスクをつけて人と人が出会う機会を少なくするなど、対策を取るよう訴えました。 賀来特任教授は、東京都がいま抱える大きなリスクとして、▼緊急事態宣言が出ているのに人出が十分に減少していないこと、▼マスクの着用など対策が十分ではないこと、▼感染力が強いインドで確認された変異ウイルス「デルタ株」が広がっていること、それに▼4連休、夏休み、東京オリンピックが始まり、人の動きが活発になることの4点を指摘しています。 また、賀来特任教授によりますと、年末から年始にかけての感染拡大の第3波で医療がひっ迫した時期の経験から東京都内での入院患者数は2600人を超えると医療のひっ迫が起きるとされるということですが、6月下旬から倍

国際オリンピック委員会(IOC)の第138次総会が20日、都内ホテルで始まり、トーマス・バッハ会長(67)が登壇した。 冒頭「ついにここまで来ました。東京で結束し、リアルでお目にかかれている」と述べ、オンラインではなくオンサイトで終結した委員らにあいさつ。3日後の東京オリンピック(五輪)開幕に向けて「開催できるのは、英雄的な努力が成されたからです。医療従事者やボランティアの皆さんが真の英雄だ。日本国民の皆さん、世界の皆さん、新型コロナウイルスに感染された皆さんもそうだ。(出席者へ)ご起立ください。亡くなられた方々に1分間の黙とうをお願いしたいと思います」とし、冥福を祈った。 続けて「菅義偉総理、その前の安倍晋三総理、小池百合子都知事、そして偉大なオリンピアンである(大会組織委員会の)橋本聖子会長、森喜朗前会長のリーダーシップで、ここまで来られた。五輪の創始者であるピエール・クーベルタン男爵

東京都内では14日、新たに1149人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、第4波のピークだったことし5月8日の1121人を上回りました。高齢者の感染は抑えられている一方、20代と30代で全体の半数近くを占めています。また、入院している患者は先月1日以来2000人を超えました。 東京都内の14日の新たな感染確認は再び1000人を超えて、男女合わせて1149人でした。 一日に1000人を超えるのはことし5月13日以来で、1100人を超えるのは5月8日以来です。5月8日は1121人で第4波で最も多く、14日はそれをさらに上回りました。 14日の1149人は1週間前の水曜日より229人多く、25日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。 14日までの7日間平均はことし5月16日以来、800人を超えて823.3人となりました。前の週の130.3%で感染の拡大に歯止めがかかりません。 都の担

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東京オリンピックが、首都圏の1都3県では無観客で開催されることが決まったことを受け、出場予定だったオーストラリアのテニス選手が「観客のいないスタジアムでプレーすることは受け入れられない」などとして、出場を断念することを明らかにしました。 東京オリンピック出場を断念することを明らかにしたのは、テニス男子のニック・キリオス選手です。オーストラリア代表として初のオリンピック出場が決まっていましたが、SNSに「オリンピックに出場しないことを決めた」と投稿しました。 さらに「簡単な決断ではなかった。国を代表してオリンピックに出ることは私の夢だったし、この機会が二度と来ないかもしれないということも分かっている。ただ、観客のいないスタジアムでプレーすることは受け入れられない。また、体を整えるために必要な時間を使いたい」として、無観客での大会開催と体調面の問題を理由に、出場しないことを決めたと説明しました

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