英国に蔵書寄贈「待った」 考古学協会、16日再協議(1/2ページ)2010年10月11日11時21分 倉庫に棚積みされた、日本考古学協会の蔵書=2月、埼玉県所沢市、同協会提供 国内有数の考古学の専門書群5万6千冊余りの行き先が問題になっている。所蔵する日本考古学協会が受け入れ先を公募し、英国の研究所に寄贈が決まった。それに一部の会員が反発、16日に協会としての対応をあらためて協議することに。騒動には、蔵書を持て余し活用できなかったという長年の経緯もからんでいる。 ■預け先転々 長年活用できず 「学問の責務についての自覚を決定的に欠いている」「協会蔵書は、理事会の私物ではない」「信じがたい愚行」……。協会の有志が7月に発表した意見書には、強い表現が連なる。9月9日には、海外への蔵書寄贈に反対する会員489人の署名を提出。定款を満たすため、協会は10月16日に臨時総会を開き、寄贈先について再び
古来、鉄は文明の隆盛を左右し、国力の源泉ともなってきた。「製鉄は紀元前15世紀ごろ、現在のトルコ中部・アナトリア地方で栄えたヒッタイト王国で始まった」というのが定説だ。しかし、同地方で調査を続けてきた日本の研究チームが近年、この説を揺るがす成果を得ている。発掘の最前線を訪ねた。【栗原俊雄】 日本の中近東文化センター(東京都三鷹市)は1985年から、トルコの首都アンカラの南東約100キロのカマン・カレホユック遺跡で発掘調査を続けてきた。直径280メートル、高さ16メートルの丘状遺跡だ。オスマン帝国時代(1500~1700年)から前期青銅器時代(紀元前3000~同2000年)まで、長期にわたる変遷がすでに調べられている。記者は今年7月に現地を訪れ、同センターの付属機関・アナトリア考古学研究所(大村幸弘所長)の松村公仁研究員に案内してもらった。 ◇ 遺跡は深く掘り下げられ、場所によっては、はしご
ハノイ市人民委員会は10日、同市バーディン区のホアンホアタム通り・バンカオ通り交差点建設工事の一時停止を求めていた同市文化スポーツ観光局の要請を承認した。同局によると、この付近はかつてのタンロン・ハノイ城王宮の一部にあたるとされ、整地作業の過程でリー(李)朝・チャン(陳)朝・レー(黎)朝期(11~18世紀)の遺物が出土したという。 ベトナム歴史協会のファン・フイ・レー会長をはじめ多くの歴史家は、ホアンホアタム通りはタンロン城王宮の跡地の上に建設されたとの考えを示しており、歴史研究のために残された数少ない場所の一つだとしている。 このため同市人民委は、交通運輸局と都市交通プロジェクト管理委員会に対し、この交差点を含むバンカオ~タイ湖間道路の建設を一時停止するよう指示した。今後文化スポーツ観光局と考古学研究所が調査を実施する。 バンカオ~タイ湖間道路は3730億ドン(約18億2000万円)を投
![タンロン城王宮跡発掘のため道路工事一時停止[社会]](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2fa6b2a349a1dc50360f9d37a30ebf76db5a40bb43%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fwww.viet-jo.com%252Fhome%252Fimages%252Fvjlogo.jpg&f=jpg&w=240)
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