古来、鉄は文明の隆盛を左右し、国力の源泉ともなってきた。「製鉄は紀元前15世紀ごろ、現在のトルコ中部・アナトリア地方で栄えたヒッタイト王国で始まった」というのが定説だ。しかし、同地方で調査を続けてきた日本の研究チームが近年、この説を揺るがす成果を得ている。発掘の最前線を訪ねた。【栗原俊雄】 日本の中近東文化センター(東京都三鷹市)は1985年から、トルコの首都アンカラの南東約100キロのカマン・カレホユック遺跡で発掘調査を続けてきた。直径280メートル、高さ16メートルの丘状遺跡だ。オスマン帝国時代(1500~1700年)から前期青銅器時代(紀元前3000~同2000年)まで、長期にわたる変遷がすでに調べられている。記者は今年7月に現地を訪れ、同センターの付属機関・アナトリア考古学研究所(大村幸弘所長)の松村公仁研究員に案内してもらった。 ◇ 遺跡は深く掘り下げられ、場所によっては、はしご
ハノイ市人民委員会は10日、同市バーディン区のホアンホアタム通り・バンカオ通り交差点建設工事の一時停止を求めていた同市文化スポーツ観光局の要請を承認した。同局によると、この付近はかつてのタンロン・ハノイ城王宮の一部にあたるとされ、整地作業の過程でリー(李)朝・チャン(陳)朝・レー(黎)朝期(11~18世紀)の遺物が出土したという。 ベトナム歴史協会のファン・フイ・レー会長をはじめ多くの歴史家は、ホアンホアタム通りはタンロン城王宮の跡地の上に建設されたとの考えを示しており、歴史研究のために残された数少ない場所の一つだとしている。 このため同市人民委は、交通運輸局と都市交通プロジェクト管理委員会に対し、この交差点を含むバンカオ~タイ湖間道路の建設を一時停止するよう指示した。今後文化スポーツ観光局と考古学研究所が調査を実施する。 バンカオ~タイ湖間道路は3730億ドン(約18億2000万円)を投
![タンロン城王宮跡発掘のため道路工事一時停止[社会]](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2fa6b2a349a1dc50360f9d37a30ebf76db5a40bb43%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fwww.viet-jo.com%252Fhome%252Fimages%252Fvjlogo.jpg&f=jpg&w=240)
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