本来なら西太后は生まれていなかった 中央集権と統一と政権存続を至上とする中華帝国。それを支えた後宮は清朝に完成形を迎えるが……。 巨大な密室から歴代王朝の興亡を描く画期的中国史。 清朝になり、妃選びは容色でなく内面重視が徹底された。 個々の皇帝は死ぬ。歴代の王朝は滅びる。だが、絶対的な権威と権力をあわせもつ一人の支配者が君臨する中央集権的な統一国家、という中華帝国のシステムは続き、それを後宮が支えた。 宋、元、明、そして清となり、士大夫、外戚、宦官のトリレンマも解消され、後宮制度も完成を迎えたかに思えたが、偶然の産物で西太后が現れる……。 ■軍服を着た異色の皇后。南宋・高宗の呉皇后 ■夫がいる宮女まで意図的に襲った、金の海陵王の異常な荒淫 ■明の後宮の組織は肥大化し、宦官十万人で餓死者もでた ■皇帝と皇后に礼を尽くさせた乳母 ■宮女たちの皇帝暗殺計画。中国史上、屈指の怪事件「壬寅宮変」 ■

株式会社河出書房新社(本社:東京都渋谷区 代表取締役:小野寺優)では、井上靖、梅棹忠夫、森本哲郎、前嶋信次ら稀代の知性が監修した『世界探検全集』(全16巻・初版1976年〜・河出書房新社刊)の復刊を2022年9月から進めておりましたが、ついに今月、最終回配本『中央アジア自動車横断』(11月22日発売)をもって全集の刊行が完結することとなりました。 感染症の拡大が落ち着きを見せた後も、戦争や対立などで混迷を極める現代。引き続き、かつてのような世界を跨いだ旅や移動が困難になっています。世界の広さを感じ、移動する喜び、異なる人々や異なる文化と触れ合う素晴らしさは、本来私たちの生きる喜びの一つでしたが、いまは忘れ失われつつあります。 このような閉塞感が続く時代だからこそ、あらためて人類史に燦然と輝く探検記録の数々に触れていただき、世界を訪ね、未知のものに立ち向かう勇気を知ることができる書物として、

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初版年月日 2025年4月10日 書店発売日 2025年4月10日 登録日 2025年2月15日 最終更新日 2025年5月15日 紹介 彼ら(逃亡実習生)は自らをボドイ(兵士)といった―――。 国からは「高度」と見なされない、圧倒的多数(外国人労働者)の世界。 絶対的な弱者でも敵でもない彼らの「現実」に追ったディープルポ。 ポストコロナのボドイを追った新章も収録。 日本政府をはじめ、公的機関が使用している言葉、「高度外国人材」。 ならば、国の定義とは真逆の人材も存在する。そして、日本社会はそのような「『低度』外国人材」にこそ強く依存し、彼らを必要としているのが実態だ。 既に稼げない日本に見切りをつける中国人は多く、外国人労働者の主役はベトナム人に移行している。 生身の彼らは紋切り型の報道で語られるような絶対的な弱者や被害者でもなく、陰謀をたくらむ存在でもない。中国、ベトナム、日本各地を

日本人にも馴染みの深い「四大奇書」の『三国志演義』『水滸伝』『西遊記』『金瓶梅』。出版バブルを迎えた明代後期は、人々が規範や常識を超えて、自分らしい人生を求めた、熱狂の時代だった。いかにして話し言葉による「白話小説」は生まれたのか。なぜアウトローが主人公で、反体制的なのか。作品を刊行した真の狙いとは何だったのか。元代から清代まで辿り、政治史・世界史からのアプローチも用いて、中国文学史の謎を解き明かす。 日本人にも馴染みの深い「四大奇書」の『三国志演義』『水滸伝』『西遊記』『金瓶梅』。出版バブルを迎えた明代後期は、人々が規範や常識を超えて、自分らしい人生を求めた、熱狂の時代だった。いかにして話し言葉による「白話小説」は生まれたのか。なぜアウトローが主人公で、反体制的なのか。作品を刊行した真の狙いとは何だったのか。元代から清代まで辿り、政治史・世界史からのアプローチも用いて、中国文学史の謎を解

帝国で読み解く近現代史 岡本隆司/君塚直隆 著 果たして「帝国」は悪なのか? そもそも「帝国」とはいかなる存在なのか? それぞれ中国史と英国史を専門に、東西の歴史に通ずる2人の研究者が、「帝国」をキーワードに世界の近現代史を捉え直す。今までになかった新しい視点による、近現代から現代までの歴史の流れを読み解く目を養える。全編対談のため、充実した内容ながらわかりやすく読み進められる一冊。 書誌データ 初版刊行日2024/12/6 判型新書判 ページ数256ページ 定価1155円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-150827-0 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑有隣堂 ❑TSUTAYA ❑くまざわ書店

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